私が大好きな小説のひとつ
「風が強く吹いている」。
三浦しをんさんの小説です。
箱根駅伝を目指す10人の若者を描いた小説。
私は小学校のころから長距離をやっています。
そんで、何年か前にこの小説を薦められたのです。
中学生のころから同じく陸上をやってるやつです。
最初は借りても読まずにいたのですが
大会が近付いてきたときにモチベーションを上げるために
読んだらかなりはまりました!
何回読んでも感動するし、おもしろいし。
そして心に残る言葉とシーンが山ほどあります。
私のメモとして、ブログに書き留めようと思います!
「いいか、過去や評判が走るんじゃない。いまのきみ自身が走るんだ。
惑わされるな。振り向くな。もっと強くなれ」
これは私も走る決心がつきました。
「きみの価値基準はスピードだけなのか。だったら走る意味はない。
新幹線に乗れ!飛行機に乗れ!そのほうが速いぞ!」
「なんのために僕が、苦手な運動につきあってきたと思う。
アホみたいに、走る練習ばっかりしたと思う。
箱根駅伝に出るためだ。
脳みそ筋肉なあんたたちの夢を、
一度ぐらいは一緒に見てもいいかと思ったからだ……!」
「王子、今日まで無理につきあわせてすまなかった」
と清瀬は言った。
「ハイジさん。僕はそんな言葉を聞きたいんじゃないよ」
王子は笑った。
「鶴見で待ってて」
そして王子が走り終わった後、
「さっき、大手町できみに言ったことは取り消す」
清瀬の声が、すぐそばでした。
「俺はきみに、こう言いたかったんだ。
ここまで一緒に来てくれて、ありがとう」
「合格」
と王子はつぶやいた。
ここはとても好きなシーンです。
この本を貸してくれた、中学校からふくしま駅伝のチームメイトとして
陸上をやってきた男友達と
このやりとりをやろうとしたくらいです(笑)
故障し、もとのようには走れないと知ったとき、裏切られたと思った。
すべてを捧げたのに、走りは俺を裏切った、と。
でも、そうじゃなかった。もっとうつくしい形でよみがえり、
走りは俺のもとに還ってきてくれた。
あとは神童に向かって大家が言う碁の話、
ムサが嫌がる偏見、
ジョータのジョージに対する思い、
ニコチャンの陸上選手として選ばれなかった空しさ、
キングの孤立感と駅伝での必要とされる喜び、
なんとなくわかるんです。
だから、やっぱりこの小説はすごい。
プラスに考えさせてくれるものがあります。
過去に長距離でもてはやされ、
高校の陸上部を途中で退部してブランク、
ヘルニア直前までいってもなお、
過去のタイムに戻りたくて走り続けてしまう私には
勇気づけられる小説です。
私も走り続けてしまうのは
ハイジや走と同じような気持ちだからかもしれません。
なんか読書感想文みたいになってしまった!
学生時代、読書感想文が嫌いで提出しなかったくらいなのにw
ほかにこれ!っていう小説ないかなー。
とにかくアオタケの人たち好きです。