与えられるばかりが

学びではない

最近はフリースクールに通う子達も沢山います。

 

先日もラジオを聴いていたら、引きこもりの子が自宅学習をしていて、空いている時間で内職もやり、たとえそんなに立派な事でなくても、自分で考え、自分で働き、自分の足で立とうと思えることに喜びを感じている様でした。

自分以外の何かに求めるのではなく、どんなに些細ではあっても自分の内に大切なものを見出そうとしているのでしょう。

 

 

或いは息子さん二人とも引きこもりだと言うお母さんは、息子さんを追い詰めないよう、親も子も少しでも安心して居られる様な環境を意識し、ずっと見守っていたそうです。

 

そんな中、長男さんは中学一年から昼夜逆転の引きこもりだったけれど、いつの間にか自分で勉強し、高校認定資格を取り進学もされ、二男さんは小学二年から引きこもりでゲームをやったりお母さんと一緒に外へ出かけると言う生活で勉強には縁が無く、中学生になっても九九も割り算も出来ず、ひらがなも書けない様な状況だったのが、自分の好きな教科が出来ると、そこから興味を持ち始めドンドン出来る事が広がり、中学二年から登校する様になり、今は自宅でも毎日一生懸命楽しそうに勉強するようになったと言うことでした。

このお母さんも子供を責めるのではなく、子供の事を信じてあげたいと思ったからこそ、静かに見守ってあげる事が出来たのでしょう。

 

 

 

私の友達の息子さんも、今で言う所の発達障害的な部分があり、学校の先生は是非とも障害者認定を受ける様にと熱心に勧められたそうです。

確かに認定を受けておけばこの子が将来的に守られて行くという事なのでしょうけれど、母親として彼女はどうしてもそう言う選択はしたくなかったそうです。

たとえ障害があっても、母親として息子の可能性を信じてあげたいと思ったのでしょう。

 

その結果息子さんはストレートでは合格出来なかったけれど、諦めず何度もチャレンジし、三度目に晴れて国家試験が受かり理容師の免許を取る事が出来、車の免許も取り、今は遠方の地で立派に理容師として働き、結婚もされました。

 

障害者認定を受ける事が良いとか悪いとかと言う事ではなく、もし彼女が学校の先生に熱心に勧められるがままに認定を受けて、あくまでもこの子は障害者なのだと言う道を選ばせていたら、息子さんの可能性も引き出してあげることも出来なかったかもしれません。

 

 

でもこれは、母親だからこそできることの様な気もします。学校の先生としては決して悪い意味ではなく、どうしても安全で無難な道をすすめようとされるのも仕方のないことであると思います。しかしそんな中でも、彼女は母親として強い意志で息子さんの可能性を信じてあげようとしたのでしょう。その母親の強く深い想いが息子さんを守ったのだと。

 

 

これは、引きこもりとか、子供とかと言う事だけに限らず、大人でもどんな人にも当てはまることの様な気がします。

 

人から与えられるがままに、自分の足で歩もうとせず、与えてもらう事だけに頼ってしまう。だから、うまくいくのは当り前で、うまくいけばやれやれと安心し、何かあれば誰かのせい、何かのせいで自分が不幸になったと思ってしまう。

 

自分で考えようとしない、自分で創造しようとしない。

だから自分に責任も持てない。

 

 

自分以外の何かに求めるのではなく、自分の内に可能性や大切なものを見出そうと自分の足で立ち、自分で創造することはとても大切な事なのでしょう。

 

 

息子さんが立派な理容師さんになられたと言う友達にしても、母親として口うるさく直接手や口を出すのではなく、一回りも二回りも大きな想いで息子さんを包み、常に遠くから見守り、息子さんの事を信じてあげたいと言う想いが、息子さんにとっても励みになっていったのでしょう。だから息子さんも安心し、頑張れたのだろうと。何て素晴らしいんだろうと、いつも頭が下がります。

自分だったら彼女と同じ事が出来るだろうかと・・・

 

 

母親としての深い愛情と想い、そして息子さんも理容師になりたいと言う強い想いと夢があったから頑張れたんだねと、私がいつも褒めると、彼女は必ず言います。私は何も立派な事などしてないし、息子もこれと言って何にも取柄もない子だから、たまたま理容師になっただけなんだと思うよと。

その息子さんに限らず、他の息子さんや娘さん達に対しても同じである彼女。

 

 

いつもそういう事をさりげなく言う彼女なので、私はそんな彼女を益々余計褒めたくなって、更に褒めると、更に彼女は逆の事を言います。その繰り返し・・・

勿論彼女にとって我が子が立派に独り立ち出来た事を心の中ではどんなにか安心し喜んでいると思いますが、彼女は謙遜していると言うよりは、これが彼女の正直な気持ちなのだろうといつも思います。だから私は余計彼女を褒めたくなるのでしょう。

(#^.^#)❤

 

 

彼女のそう言う部分が私はとても好きです。

多分彼女は、私には無いものを持っている人なのでしょう❤

 

 

 

 

 

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