奪った物、奪ったお金ほど

手放せない人間の心理

人が普通に働いて得たお金や財産は、自分の身の丈に合っており、正規のものだからなのか、不自然さがなく、自然体でいられ、執着や囚われと言うよりもむしろ、自分が一生懸命に働いて得た尊いものだから、大切に使わせて頂こうと言う意識が生まれて来るように思います。

 

 

しかし、何らかの形で誰かから奪ったお金や財産と言うものは、何故か異常な執着や囚われが発生してしまう。

一円たりとも減らしたくない、手放したくない、それどころかもっと増やしたいと言う思いまで出て来るかもしれません。身の丈以上に得てしまったものは、本来はそれだけのものを自分が得ることは出来ないものであるだけに、余計執着が発生してしまうのかもしれません。これさえあれば自分が楽して生きていけると言う事だろうと思います。

 

 

 

自分が自分の器で得たものであれば、また入って来ると自然に思えるのでしょうけれど、奪った物は減る事はあってもそれ以上増えることは無い訳ですから、減る事に対する強い恐怖感が常につきまとい、不安で不安でたまらなくなり、なんとか少しでも減らしたくないと言う心理に益々襲われてしまう。

 

 

しかし、人間の心理というものはおかしなもので、誰かから奪って得たお金や物は、自分が苦労して得たものではないだけに、何故か簡単に無駄な事に使ってしまう。或いは逆に絶対に減らさない様にがんじがらめにして持っていても、何故か無駄な所に流れて行ってしまう。

 

 

奪ったものというのは、永い目で見れば、最終的にはなくなってしまうのでしょうけれど、そのなくなり方にも色々あるのだろうと思います。

 

 

普通に使って無くなってしまう場合もあるでしょうし、或いはそのお金で何かの保険を掛けたものの、逆に命が亡くなってしまったり、事故をやって働く事が出来なくなったり、火事になって何もかもなくなってしまったり、奪った分だけ家族の誰かがギャンブルやニートになって使い果たしてしまったり、仲睦まじい夫婦だったのに別れてしまったり、出来の良い優秀な子だったのに犯罪を犯してしまったり、順調に行っていた筈の会社が突然倒産してしまったり・・・

 

 

本来は勿論、奪う事はしてはいけないのですが、仮に何らかの形で奪った財産やお金がある場合でも、それで名義のあるものを購入してはいけないと言います。

名前が残ると言う事は『奪った』と言う事実も消えずに残るからでしょう。

家、土地、車、保険、などなど・・・

 

なるべくそう言うお金は生活費として使って無しにしてしまった方がまだ大難は小難と言うことなのでしょう。

 

でも執着があるとなかなかそれすら出来ません。

 

 

 

法律では皆平等ですが、本来、全ての財産は長男が相続するというのがこの『命の絆の法則』です。

じゃあ、他の分家や姉妹はどうなるのかと・・・

 

 

他の兄弟姉妹は、何も貰えませんが、貰えない事によってむしろ守られて行く。長男以外の他の兄弟姉妹が貰うと言う事は奪ったことになってしまいます。

 

でも、今の世の中では殆どが皆平等というのが一般的であるため、なかなかそんな風には思えません。

 

 

勿論貰わないのが一番良いのですが、そこには、どうしても恨みが残ってしまう。

 

 

たとえ貰ってしまったとしても、恨みや憎しみによって奪い取ると言う想いではなく、せめて『想い』として、兄長男から頂いたと言う『想い』や意識を持つ事によって、まだ大難が小難になっていくのでしょう。

 

 

 

しかし相続争いと言うものは、そもそもが恨みや憎しみから始まっている為、そう言う意識になると言う事はなかなか難しいことなのかもしれません。

 

 

もしこの人間が作った法律で定められた「皆が平等」と言うものが、『大自然の法則』においても当てはまるものであったとしたなら、きっと揉める事もなければ、恨みや憎しみが湧く事もなく、相続争いと言うものも起きないでしょうし、ごく自然に皆が平等に分かち合える筈でしょう。

 

 

しかし、「皆が平等」という事の、どこかに無理があるから、揉めたり争ったりしてしまう。

 

その無理というのは、

大自然の法則における『立場と順序』から逸脱してしまっているということなのでしょう。

 

 

しかし、そもそもこの世の物もお金も自分自身ですらも、全ては誰のものでもないのかもしれない。

全てのものは神から一時預かり受けているだけに過ぎないのかもしれない。と言うのか、自分自身も神。全てのものはこの大自然のもの。

そう思ったら、全てのものは誰の物でもなく、相続争いする事自体が愚かであり、おかしいのかもしれない。

 

しかし、人間界に存在している以上、「大自然の法則」として最低限守らなければならない掟、「立場と順序」と言うものがあるのだろう。

 

 

私自身、本当に愚か者なのだとつくづく思います。

 

 

 

 

 

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