考えてみれば、
ごく自然な人間の心理
『命の絆の法則』と言うと、長男夫婦が中心で、長男を無視して姉妹同士が仲良くしてはいけないとか、長男夫婦以外が親孝行をしてはいけない・・・等々、面倒臭く、ガチガチに堅苦しく、今時の平等で自由な世の中にそんな事を言っている事の方がおかしい？と世間一般では思われる事が多いかもしれません。
法則と聞くと、堅苦しい感じがしますが、でも考えてみれば、ごく自然な事の様な気がします。そしてそれは誰でもが理解出来る人間の心理でもあるように思います。
親が他の姉弟を寄せ付けず、一心に長男夫婦だけに心を向けていたとしたなら、その親の想いは長男夫婦にとって決して悪い気はしないだろうと思います。
そうすると長男夫婦も親にその想いを返そうとして、一生懸命親孝行しようとするでしょう。と同時にお嫁さんの実家の親も娘を引き寄せたりせずに自分達の息子長男だけに心を向けていれば、娘も実家に囚われる事無く、嫁ぎ先の親に孝行しようとするでしょう。
親が長男以外の他の弟や姉妹を引き寄せるような事をしなければ、長男以外の兄弟姉妹達も親に近づくことは出来ず、親に依存せず、それぞれが自立しようとしていくでしょうし、他の兄弟姉妹達は両親ではなく、長男夫婦に対して「お兄さん、お姉さん」と言う風に心を向けて、常に長男夫婦を立てる様にしていったなら、長男夫婦は決して悪い気はしないでしょうし、むしろ、長男夫婦としての責任も感じ、みんなの事を長男夫婦として見守ろうとするでしょう。私も過去長男の嫁としてそう思いました。そして私自身の兄長男夫婦に対しても小姑としてそう思いました。
そう言う人間の心理から言っても、『命の絆の法則』は、
決して特別なことではなく、ごく自然な人間の心理に沿った、当たり前と言えば当たり前のものの様な気がします。
ただ、人間はどうしても目先の事に囚われ惑わされてしまう為に、自分で大切なものを見えなくしてしまっているだけなのでしょう。
本当は皆誰もが、こういう尊い気持ちを心の何処かに必ず持っているのだろうと思います。
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