満月

 

 
 
昔も今もいつの時代も、人間の月に対する想いと言うのは特別なものがあるのでしょうか。今日8月31日はスーパームーンでした。
 
 
さんのお話の中にこんなお話があります。
 
神様は、みずからが光なのか、闇なのか分からないので、確かめる体験道場として地球を創られた。
 
神様自身一つだけでは、陰なのか陽なのか、善なのか悪なのか分からないので、みずからが何者かを知るために、分身を地球に送り込み、自力で悟りを開くために、何も忠告も、意見も、手出しもしないと約束し、悟るに必要な全てのものを創られた。
 
 
そして地球に舞い降りた分身もまた、みずからが明なのか暗なのか、善なのか悪なのか、美が美であるには、醜さを側に置くことで確認する事が出来、一つだけではみずからが何者なのか分からないので、二つの『魂』に分けて確認することにした。こうして自分を知る為に結魂したのでした。
 
 
 
ひょっとして、かぐや姫もそうなのかもしれません。
 
ストーリーでは、かぐや姫は、月で犯した罪のためにこの地上界に送り込まれたが、その期限が来たので、8月15日の満月の夜に、月からお迎えが来て、育ててくれたおじいさんとおばあさんや、そして愛した帝にも別れを告げて月へと戻っていった。
 
 
真夜中(子の刻)というのにまるで昼間よりも明るく光り輝いていたというのも、現代ではネオンや色んな明かりがあふれ、月がなくても夜中でも真っ暗と言う事はなく、満月の様に特別な夜にしか月明りを意識しないかもしれませんが、それほど昔の人にとっては月の明かりと言うものが貴重で、そして神聖なものでもあったのでしょう。
 
 
天から使者が雲に乗って降りてきて、地面から五尺(1.5メートル)位上がった所に立ち並んでいるというのも、まるで現代のユーホーの様です。かぐや姫を連れていかれない様に戦いを挑み弓矢を構えようとしても、その不思議な力に圧倒され手の力も萎え、矢もあらぬ方向へ飛んで行ってしまい、戦おうと言う気持さえ起こさせない程だった。戦争と言う人間の醜さや愚かさを思わされます。
 
 
かぐや姫の美しさの虜になる男性は多く、求婚してきた5人の男性にかぐや姫はあえて無理難題を言いつけたが、皆どの男性もその無理難題を何とも出来ず、嘘をついたり、お金や権力でかぐや姫を得ようとしたことがばれてしまい、どの男性もかぐや姫を射止める事は出来なかった。地球の人間の罪深さや、醜さが垣間見られるのでしょう。
 
 
しかし、そんなかぐや姫も、月に帰る身、自分は地上界の人間との関係を持ってはいけないと理解しつつも、異性への関心が芽生え、帝との和歌のやり取りを三年続ける。愛する帝と別れる際に、手紙と不老不死の薬を形見として渡したということですが、かぐや姫に会う事が出来ないのであればもう持っていても意味がないと言って、帝は部下に命じて富士山(不死山)で燃やしてしまった。その煙は今も雲の中に立ち昇っていると言い伝えられており、つまり書かれた当時の富士山の火山活動が活発であった様です。
 
 
かぐや姫との別れに打ちひしがれ、どうか行かないでと嘆願する、育ててくれたおじいさんとおばあさんに後ろ髪引かれる思いで手紙を渡したかぐや姫だったけれど、天人に天の羽衣を着せられると、これまでおじいさんとおばあさんのことを痛ましい、愛おしいと思っていた思いも消えてしまった。
 
 
天の羽衣を着ると、下界の記憶が消えてしまう。
そしてかぐや姫は全てを忘れて、月に帰っていったのでした。
 
 
ちょっともの悲しいお話でもありますが、
かぐや姫の物語は、さんの『魂』のお話にも通ずるものがあるのかもしれません。
 
 
それにしても、かぐや姫が月で犯した罪というのは、どんな罪だったのでしょう?
 
 
 
 
 

 

朝つゆの花アキコ

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