介護離職を防ぐことを推進する情報が、

厚労省のHP等に載っています。

 

成功事例等…さらっと見ました。

 
職場と、
家族と、
双方の環境が整って初めて
「介護離職」を防ぐことができるのだと思いました。
 

対応できる職場、とそうでない職場、

可能な家庭状況、とそうでない家庭があるだろうな~と思います。

 
介護と仕事の両立ができている成功事例として、

 

職場について

残業を免除してもらった

フレックスタイムで出勤時間を調整した

残業の少ない業務に変更してもらった

 

家庭について

〇遠方でも、時々兄弟が手伝ってくれる

〇(元気な)親が手伝ってくれる

〇娘、息子が手伝ってくれる

 

等々。

 

どの家庭でもそうあってほしい、そうあればいい、と思います。
残念ながら、そんな風になれない、職場、家庭もあります。
 
私の家庭には
手伝ってくれる親戚はいなかったし、子供もいない。
兄弟は、遠方にいる上に孫の世話が必要だったり、
本人が体調不良だったりして、手伝いを依頼できませんでした。
 
職場にも、
結果的には「冷たく見放された」と思っています。
職場に、
「何としてでも仕事を続けたい」と言い続けることに
私の方が、疲れてしまいました。
 
部署が異なる別の仕事への配置転換も
提案はしてくれました。
給与も、勤続年数に応じたものになっているので、
業務が変わっても大きくは下がりません。
 
が、
今までのキャリアは活かせない、ゆる~い業務でした。
「敗北感」を感じました。
今まで頑張ってきたのに、
そんな提案しかしてくれない職場に幻滅し、
私に対する評価もその程度だったのかと、あきらめました。
 
また、
部署が変わって業務が軽くなっても、
勤務時間がフルタイムのままなのは厳しかったです。
フレックスタイム制のように、
拘束時間が短くできないと、状況はそんなに変わりません。
 
部署を変更することで
「責任感」は軽減できるものでしたが、拘束時間は変わりませんでした。
基礎的な部分での、拘束時間の軽減と
突発的に必要になる時に休暇が取得できる、業務の余裕が私には必要でした。
 
厚労省の成功事例でもありましたが、
1時間単位の有休取得は、「あればいいな」と思いました。
わが社にはまだありませんでしたが、
これから、私のような人も増えるでしょうから、新しく検討してほしいですね。
 
厚労省がHPで案内することで
離職は「よくない」こと。両立するのがすごい」。
と評価されているように感じます。
 
無理な場合もあると、思います。
少なくとも私には無理でした。
私のキャパの中では、ずいぶん無理して頑張ってきたけど、限界でした。
このままでは、私が倒れそうでした。
 
将棋のように…詰んでしまった、感じです。
離職を選ぶしかない人も、まだまだいると思います。
 
いったん離職すると、
再就職が困難なのはよくわかっています。
再就職できたとしても、同じ程度の給与は得られないのも、承知です。
 
夫が定年退職後、新たな職を得られたことで
最低限の生活ができるだろうと思った事と、
いずれ、夫のもらえる年金も計算して、なんとかなるレベルと考えられました。
 
要介護者である姑と母がともに、
各自の年金や蓄えで自立できるように組み立てられたので、
金銭面でのリスクが少なかったことも、離職の後押しです。
 
夫が体調崩し仕事ができなくなったら?
その時はまた、無理して頑張って…仕事を探すことになるのは覚悟の上です。
 
年金も、
将来あてになるのかならないか、その時また考えますが、
我が家で生活できないなら、日本全国が路頭に迷うと思います。
 
贅沢しなければ、生きていけると思います。
自給自足でも、やっていけるタイプです。