放置プレーよ、サヨオナラ。

放置プレーよ、サヨオナラ。

ふざけた名前だけど、真面目です。

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実家に帰ることは、
まるで小さな玉手箱を開けるみたいだ。

父親の白髪が増えている。
母親のシワが増えている。
親からすると、きっと僕もふけてるんだろな。

浦島太郎ってかわいそう。
そう思ってたけど。

ひとごとじゃないな。
うん。ひとごとじゃない。


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たまに思い出すことがある。

中学二年の梅雨の季節。

授業中、ぼくはぼーっと外の雨を見ていた。

かなり長時間見ていたらしく、

「何しとんじゃ!」

と先生に怒鳴られた。

ぼくは雨を見ていた。ただ単に。

でも、何かもっともらしいことを答えねばと、

ぼくは考えはじめ、だまりこんでしまった。

「やってたことをゆえ」

そう言われて、やっとぼくは

「雨を見ていました」

と言うことができた。

基本的にぼくの精神構造は変わっていない。

自分の感覚に正直に、言動しよう。

梅雨入りしてしばらくすると、
いつも思い出す。




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歳をとることが、すこし怖くなくなった。

なぜなら、まだまだ青春を味わえると、
今さらながら気づいたから。

過去に、心が満ちたりて涙が出そうになった仕事が数回ある。

そんな涙とか青春とかは、
おまけのおまけのおまけ、ぐらいのもの。

だけど、なんだかほっとした。


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ほんと久々に、夕方6時に会社を出た。

いつもの風景となんかちがう、

と思ったら、ひとの顔がちがってた。

ほほがいい感じでゆるんでる。

もちろん、すべてのひとではないけど。

仕事がおわって、まだゆっくりする時間がある。

そんな余裕からか、
ぼくはほほを揺らしながら帰宅した。


にもかかわらず、
日課を終えられなかった。

なぜだろう。


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ひとは何かを失ったときに強くなる。

それも、苦渋の決断で手放すときが一番。

じゃあ、
何かを手にいれたときはどうなのだろう。


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