10月20日かぁちゃんの誕生日。
お祝いの温泉旅行です。

目は見えないし、身体半身に麻痺もありますが、愚痴でけは人より多めです(笑)
まだ、自力で歩けてご飯もトイレも自分でできるので、旅行へ行けます。

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厳しいようですが、自分との旅行はリハビリも兼ねています。
はたから見ていていたら、何て冷たいって思われるかも知れませんが、これみよがしにアシストせず静観していることが多いです。
家ではヘルパーさんや介助の方に散々、身の回りの事をやってもらっています。
大感謝で、一時的にはそれでいいのですが、まだまだ人生はあります。
自力で動けるうちに、楽しい事を味わってほしいでの鍛えてもらいます。

手伝いたくなりますが、時間がかかっても自分でできることは待ちます。
急かしたり、文句もいいません。とにかく、待ちます。

階段は手すりまで、手引きして
「あと何段やで~」って声かけはします。
勿論、下側では、いつ転がってきてもいいように、触れてはいませんが、一歩ずつ踏ん張って構えていますけど。
背中や手をしっかり支えちゃうと、甘えたり油断したりします。
常に緊張感のある旅です(笑)


今回は、大好きな淡路島。
温泉の露天風呂がついているお部屋にしました。
これなら時間関係なしに気兼ねなく、アシストしてお風呂に入れます。

ひと風呂入って、お休みしてもらっている間に、自分も少しゆっくりさせてもらいました♪
ビールも美味しい。

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お食事は豪華な海鮮。
普段当たり前になっていますが、料理って目でも楽しているんですね。
色々食器も広がるから、一口飲んだ食前酒の器を置けなくて、残りの梅酒をこかして凹んでました。

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新鮮なお造りも大きすぎるので、小皿に集めて、お醤油をかけちゃいます。

母「なんや。硬いのん。」
自分「アワビ入ってってん」
母「うわ~~、そんなええもん。先に言うてーやー味わったのに」
自分「口に運ぶの見てへんかった。すまん」

母「エビはどこにおったん?」
自分「入れたよ、甘い柔らかいのんなかった?」
母「伊勢海老かいな。お寿司の蒸したエビみたいなやつやと思った。」

お造りだけでも、見えないとこんな感じです。
さすがにワサビで悪戯とかはしません(笑)

ぐっちゃぐちゃになりながらも、「今までで一番おいしい」って言ってもらえて良かったです。

恒例行事の爪切りも。
なんかボロボロの爪をみてると、ちょっと泣けてきます。
いくら年を重ねても女性はやっぱりおしゃれもしたいだろうに。

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次に備えて、ネイルの勉強もしよっと。

寝静まってから、読書や事務作業をしようと思っていましたが、気持ちよくて自分もあっさり寝てしまいました。

夜中に、トイレへ向かう母がいましたが、助けを求められるまでは声だけ掛けて静観です。
チェックインしてお部屋に入った際に、壁伝いに案内と説明をしたので、できるはず。
後は頑張ってもらいます。
布団の中で静観って、普通に寝ちゃいますね(笑)

朝もいいお天気で気持ちよく迎えることができました。
母もベッドで寝ていたので、トイレから無事にちゃんと帰れたようです。

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朝ごはんも楽しいかぁちゃんです(笑)

席について
「朝はパン一つとコーヒーがあればいい」
とのことで配膳しましたが。

自分が食べようと思って、運んできたカレーを横取りして、たいらげ
「きゅうり食べにくい」って文句言いながら山盛りサラダを完食していました

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朝令暮改というか朝食即改
早過ぎです(笑)

これだけ食べて、わがまま言ってる感じだと、まだまだ一緒に旅行に行けそうです。

帰りに、

自分
「お菓子ばっか食べんで、少しは体絞っておいてや。歩けんくなったら旅行も行かれへんからなぁ~!」


「気使うからもう行かへんわ」

って言い返されました
あれだけ満喫して気を使っていたのね(笑)

心配不要のようです。
かぁちゃん安心しました。
ありがとうございます。

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