主人も全力で生きてます。 | ほのボ~ノといきましょ 

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3人の息子も社会人になり子育てひと段落。
これからは、二人生活を楽しみましょ。…と思っていたら《主人の膵臓癌発症》
笑って泣いて…それでも上を向いて前を向いて『今あるこの時』を大切に過ごそうと思います。

今日は主人の父親の命日です。


日に日に変わる主人の様子。

昨夜はよく眠っていた。…でもPM10:30に起きたので『寝る前のお薬』と『睡眠導入剤』を飲ませました。辛い痛みや気持ち悪さから解放されてゆっくり眠れるかしら?と思い…主人は介護ベッドで、私は隣りのベッドで眠った。

AM3:15;気配を感じて起きると主人は私の枕元に腰掛けていた。自力では動けない主人。必死に移動したはず。どんな思いでここまで来たのかしら?疲れてクタクタで、ベッドの背もたれクッションに項垂れていた。

「👴痛い」は分かった。直ぐにオキノーム散1包飲ませる。今までに無いくらい薬を持つ手も力が無い。やっと飲み、ベッドに倒れ込む。介護ベッドに戻ると言うのでやっとの思いで移動。血圧を測ると《上が60〜70台》AM5:00訪問看護救急連絡に電話。現状を話す。「お別れはそろそろかも知れません。お隣で休んであげて下さい。必要でしたら伺います」と言われた。『その日』が近いのは承知で『在宅医療』を選んだ。主人は寝ているので訪問はお願いせず狭いシングルの介護ベッドの端に身を置いた。数分後私が目を覚ますと主人はベッドに座っていた。いつものベッドに行きたいと指を指す。鼻には酸素吸入。私の枕で眠る。間も無くして(👴起こして🙌)と手を出した。ベッドに腰掛けると私は主人の背中から抱き寄せた。主人は安心したように私に身を任せて少し眠った。私は主人を抱き抱えながら間も無く来るだろうお別れを感じて昔の事が思い出された。涙が止まらない。今は泣いてる場合では無いのに止まらない。

AM8:00;薬を飲むアラーム音楽が鳴る。ボゴム君が歌う『星を見に行こう』が大音量で流れた。「👩薬の時間だけど飲める?」と耳元で大きな声で聞いてみたけど主人は弱々しく首を横に振る。

歌声だけ聴いて暫く過ごす。

錠剤が飲めなくなったので粉薬以外は服用無し。

『貼る薬2種類(24時間毎に貼り替える)』になった。

在宅医療の担当医が急遽訪問して下さり『間も無く来る《その日》に悔いを残さないよう過ごしてください』と優しく声を掛けて頂いた。

『貼り薬』に変わったの良いけれど薬局に取りに行かなくてはならない。在宅勤務中の三男お嫁ちゃまが快く協力をしてくれる。本当に有り難い。感謝しかありません。訪問看護師の方も午前と午後2回にわたって来てくれた。本当に安心を感じます。

今、主人は『その日』に向かって精一杯生きてます。自分で歩けると思い全力で立ち…力尽きて私に身を委ねます。夜には「👴手を洗う」と言う仕草をするので洗面器にお湯を入れベッドで洗いました。主人は洗面所に行きたかったのです。力尽きて三男に抱えられた後の主人の顔は泣いているように見えました。

長男のお嫁さんが用意した『ホワイトボード』が主人とのコミュニケーションアイテムとなりました。書く時もなんて書いてあるのかよくわかりません。達筆だった主人の字とは思えません。

三男夫婦の好意で入浴済ませると、主人を見ていてくれた三男から言われました。

「お父さんがホワイトボードに書いてくれたんだけど読めなくて…でも『オレもうダメかも』という字は分かったんだよ」

私にはそんな事言いません。

三男が居てくれて良かったです。

弱音、本音漏らせる人が居てくれて主人は幸せ者です。

肩で息をする主人。三男家族は私と主人を心配してくれて、今日は隣の部屋で寝てくれます。

長い夜が始まります。

主人の備忘録
『体の痒み』から《2022/5/10皮膚科:加齢による乾燥と診断》『尿の色』も気になると言い《2022/5/12内科:検査の結果『肝臓の数値が悪い》と言われ『総合病院』への紹介状が出た。
2022/5/13 膵臓癌(膵頭部癌)発見】(532日目
2022/6/6 治療開始】(507日目)
【2022/7/27亜全胃温存膵臓十二指腸切除手術】(458日目)
【2022/8/7手術後退院】(447日目)
【2022/10/24 アブラキサン+ゲムシタビン点滴併用療法開始】
《1クール》
①  2022/10/24(368日目)
② 2022/11/7 (355日目)
(先週点滴出来なかったけど今回は『3週目』としてカウントされる。)
《2クール》
① 2022/11/21(341日目)
② 2022/11/28(334日目)
③ 2022/12/5(327日目)
④  2022/12/12〜12/18休薬期間7日間)
《3クール》
① 2022/12/19(313日目)
② 2022/12/26(306日目)
③ ④ 2023/1/2〜1/15休薬期間14日間)
3クール目の③は年末年始休患日になる為行わない。
年明けも休患日が続き
2023/1/16から『抗がん剤治療』再開予定
《4クール》
① 2023/1/16(285
日目)
② 2023/1/23〜1/29(休薬期間:7
日間)
血液検査の結果『白血球の値が低い』と言う事で『アブゲム点滴』は中止
③ 2023/1/30(271日目)
何とか白血球の数も上がり今日は点滴治療が出来たが、体に対して100%の薬量を90%に下げての点滴治療になった。
④ 2023/2/26〜2/12休薬期間7日間)
《5クール》
① 2023/2/13(257
日目)
② 2023/2/20〜2/26
(休薬7
日間)
血液検査の結果、白血球が少なくて抗がん剤点滴治療は出来なかった。
③ 2023/2/27(243日目)
何とか白血球の数も上がり今日は点滴治療が出来たが、体に対して90%に下げた薬量を更に80%に下げての点滴治療になった。
④ 2023/3/6〜3/12(休薬期間 7
日間)
《6クール》
① 2023/3/13(229
日目)
② 2023/3/20〜3/26(休薬7
日間)

血液検査の結果、白血球が少なくて抗がん剤点滴治療は出来なかった。
③ 2023/3/27(215
日目)
④  2023/4/3〜4/9(休薬7日間)
《7クール》
① 2023/4/10(201日
目)
②  2023/4/17〜4/23(休薬7日間)
③  2023/4/24〜4/30(186日目)
④  2023/5/1〜5/7(休薬期間7日間)
《8クール》
① 2023/5/8(172
目)
②  2023/5/15〜5/21(休薬期間7日間)
③ 2023/5/22(159日目)
④  2023/5/29〜6/4(休薬期間7日間)
【6/5CT検査結果で肝臓の癌が大きくなり抗がん剤が効いていないという事でアブゲム点滴治療は終了】
6/12の診察で抗がん剤治療は辞める決断をした主人
【抗がん剤治療(アブゲム)終了:145日目】
病院2023/7/31通院日(血液検査と処方のみ)
病院2023/8/28通院日(血液検査と薬処方+痛み止め)
病院2023/9/14予約無し通院(耳鼻科医紹介状持参)【反回神経麻痺による右声帯炎症の疑い⬅︎治療不可能】
病院2023/9/20血液検査とCT検査
病院2023/9/21通院日『血液検査、CT検査結果』癌転移多数(肺数箇所、右側の喉、肝臓癌拡大、リンパ多数)変な咳や声は治療不可能。今後の治療は『抗がん剤治療』のみ。
病院2023/9/25通院日 主人『抗がん剤治療完全終了』宣言
病院2023/10/2通院(吐き気止まらないので急遽)
2023/10/7通院(痛みの為入院も検討したが治ったので帰宅)
2023/10/16通院日『オキノーム散1日3包飲むようになった為オキシコトン徐放錠1日2回(12時間開ける)』痛み止め薬が追加処方された。主人の病状を見て来週も通院日になった。
2023/10/23通院日(今後在宅医療のお世話になる事にした)
【コロナ陽性 357日目】
【ホテル療養 7日間】【ホテル退所 350日目】
《今日の主人》
血圧 (朝81/55)(昼80/40)
体重  不明kg
体温 (昼36.7°)
お散歩  不明歩
お通じ 0回
尿 4回
(血中酸素 89〜93%)
酸素量 午後3時1ℓから2ℓに変更
今日もたくさん握手🤝