仮定法が苦手です。

 

「仮定法」をマスターするには
基準となっている時間を
きちんと把握し、
時間軸をひとつ過去側へ
ずらさないといけないからです。

「基準となっている時間はいつか?」
「現在か?過去か?」

現在に関する仮定であれば、
ひとつ時間軸をずらし「過去形」を使い、
過去に関する仮定であれば 、
ひとつ時間軸をずらし「過去完了形」を
使う必要があります。

仮定法をマスターするポイント

1.いつの時点の話か?

2.時間軸をひとつ過去側へずらす

いずれにしても
「英語の時制表現に慣れること」が
大事なステップになります。

先ほど、僕が解いた仮定法の問題を
一緒に解いてみましょう!

「知っていたら、そんなことやらなかったよ」


「知っていたら、そんなことやらなかったよ」

英訳しましょう!

ステップ・バイ・ステップの
2択問題で解いてみましょう!

「(そのことを)知っていたら」
A: If I knew it
B: If I had known it
A でしょうか? B でしょうか?

(過去の時点で)
「そのことを知っていたら」という
過去の事実に関する仮定の話なので
過去形からひとつ過去側へずらして
「過去完了形」を使います

A: If I knew it は、
「(現在)もし知っているなら」
という意味ですね。

B: If I had known it が、
「(過去)もし知っていたなら」ということで
正解は「B」ですね

「そんなことやらなかったよ」は、
A: I would not do it.
B: I would not have done it.
A でしょうか? B でしょうか?

過去の時点で
「そんなことしないよ」と言ったのだから
「will」を「would」にして
「I would not do it」で
大丈夫でしょうか?

仮定法の原則を思い出しましょう!

仮定の話
「時制をひとつ過去側ずらす」

現在形 will の過去形 would を使った
I would not do it. 

これは「現在における仮定の話」を
表現しています。

I would not do it. は、
「私はそんなことしないと想う」との
意味になります。

問題文は「そんなことをしないと思った」と
過去の時点での仮定の話なので、
I would not do it. を
ひとつ過去側へずらさないといけません。

would が使われている文を
ひとつ過去側へずらすためには
完了形「have + 過去分詞」の
形式を使います。

I would not do it. を
完了形「have + 過去分詞」を使って
時間軸をひとつ過去側へずらしてみましょう!

I would not do it.
I would not have done it. となります。

「知っていたら、そんなことやらなかったよ」の
英訳は、このようになります。

If I had known it, I would not have done it.

過去の仮定の話を英語で表現するとき

「If 主語 + had + 過去分詞,
主語 would have + 過去分詞」

この文型がスラスラ言えるのか?
ここがポイントになりますね。

英語の時制を瞬間的に自由自在に
操ることができないと、
英語の仮定法は、
なかなか難しいと思います。

僕自身いまだに自信がありません。

でも、英語の時間に関する全ての文が
スラスラ言えるようになると
仮定法も克服できるだろうと
思っています。

時間の形式に関する一覧表です。
https://drive.google.com/file/d/188JvaCN2CwGnVNM25VZ4UcnD_c2F5lz7/view?usp=drive_link


仮定法をマスターするためにも
全ての時間に関する形式に
慣れる必要があると思います。

英語の時制に関する知識は、
一生使える知識です。
ぜひ手に入れてくださいね。

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