あるいは港区という街を僕は色々と誤解していたのかもしれない


人はその人がみたいものをみる、みたいなことを

すでに2000年前に生きていた、カエサルという文筆家が看破していたようであるが


僕も子供ができてはじめてみえる港区の風景があったのだ


そこには幼児教育校があり、名門私立小学校があり、そして中学受験塾が文字通り乱立している


教育という名の下に課金する対象は数多くあり、当然のように港区のパパママは子供への教育コストを惜しまない


それはある種のステータスも帯びている


例えば小学校受験の紺色ユニフォームに代表されるように、僕からすると加熱気味の小学校受験も、ファッショナブルの港区の一面であり、ステータスなのだと思う


早慶パパの時代に流行った、大学ネームが載ったバックのようなもので、それ自体が熱を帯びた、一種のひけらかしなのだ


ある意味、原宿でコムデギャルソンとセリーヌとかをドヤ顔で着こなす若者とベクトルは同じだと思う


中学受験の熱気もすごいものがある、郷に入っては郷に従えで、受験アディクトになっていくのである