今年知り合ったバイク好きの友人から聞いた話です。よかったらお付き合いください。

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その友人の休日の過ごし方というのが、よくバイク乗り仲間とツーリングをする事なんですね。

雨の日が続いて嫌になっていたのですが、
この日は朝からものすごい快晴でした。

日差しも強く、朝から道路もカラッカラに乾いている。

ということで、ウキウキでお昼過ぎには仕事を終わらせ、1人ですが走りに行く事にしたんですね。

少し遠出をしようと高速道路にも乗り、普段のように、いや、普段以上に法定速度も守らず、快適にドライブをしていたんです。

入ってすぐ右カーブになっているトンネルがあるのですが、そのスピードのままトンネルに入り右にカーブさせようとしながら、
気づいた時にはもう遅かった。

急な天気の良さに道路は乾いていても、トンネルの中には水溜まりがしっかり残っていたんですね。

車体はキレイにスリップし、外側の壁の方にザザザザ-!っと滑り、ドーン!とぶつかる。

投げ出された自分も道路の外側の壁の方にザザザザ-!

あ、 おれ、 やっちゃったな

これ死ぬな


そう思った時、

クシャッッ!!

なにかがクッションになって、その直後にやはり壁にドーン!

身体じゅう激痛。
結構な重傷なんだろうなというのが自分でわかった。

しかし、何かがクッションになったおかげなのか、なんとか生きてはいる。

そう思い視線をやると、


壁際に、花束がいくつか

置いてあったんですね。


 
‥誰かがここで亡くなったんだろうか。

そう考えた後、

この花束‥、これがクッションになってくれたので、壁に激突の勢いを軽くしてくれた。
その亡くなった誰かが、もしかして助けてくれたんじゃないだろうか。

そう思いました。

すごく感謝し、
すぐ後ろを車がビュンビュン行き交う中、壁際の花束の方に向いて正座をし、しばらく手を合わせたんですね。

感謝の気持ちで涙が出た。


ありがとうございました

本当にありがとうございました

ここで亡くなられた方なのでしょうか

本当に、本当にありがとうございました!

助かりました!

命、助かりました!

ありがとうございました!

助かりました!!

 
なんとか立ち上がり、最後に会釈をして振り返ると、

耳元で

「 ま だ だ よ 。 」

という声と同時に背中を何かが

トンッ

車のビュンビュン行き交う車道に押し出され、

うわぁああああ!!!


 
目の前まで勢いよくトラックが迫ってくるも、なんとか当たらずに済みました。


全く状況を理解できないまま、涙を流し、その場を後にし、その後、救助してもらったようです。


あの時の、

助かった!

と思った直後に聞こえた

ま だ だ よ 。

が、今も耳に残っているそうです。


 
皆さんも運転時にはくれぐれもご注意ください。

法定速度は大事ですね。


ありがとうございました。



 
コメント楽しく読ませてもらってます
ありがとうございます
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