手相と性の園

手相と性の園

福岡県古賀市のアナスタシア好きな手相講師が手相、吉方位、性について書いています。



先週の日曜日の夕方5時45分

 

リビングのソファーにいたわたしに

2階から降りてきた長男が

 

「散歩行ってくるわ」

 

と声を掛けながら

隣に座ってきました。

 

 

わたしはチラッと長男を見て

すぐスマホに視線を戻し

 

「行ってらっしゃい」

 

と言いました。

 

 

長男はしばらくソファーに座って

 

「眠い」「めっちゃ眠い」

 

と言いながら、

しばらくすると立ち上がって

玄関を出ていきました。

 

 

 

 

 

その後、2階にいた夫から

「何時頃、焼肉行く?」と

ラインが来ました。

 

 

この日、家族全員で夜ご飯は

家から歩いて3分程度の焼肉屋に

行くことになっていました。

 

 

 

「今、○○(長男)が散歩に行ったから

18時半くらいには帰ってくると思うから

その後じゃない?」と返信しました。

 

 

 

 

長男は高校を中退した5年前から

散歩を日課にしていて

 

散歩と言っても日によっては

途中から走ったりするらしく

約3kmコースをだいたい

30~45分くらいで帰ってくるんですよ。

 

 

 

 

 

 

18時半になりました。

 

 

 

まだ長男は帰ってきません。

 

 

 

今日は遅いな・・・

普段は長男が散歩に出発した時間や

帰ってくる時間の予測などしていないので

気にならないことが、

 

今日は夜出かける予定があり

夫とやりとりしたこともあって

気になるわけです。

 

 

 

18時45分

出発から1時間たったな

 

 

19時

まだ帰ってこない??

遅すぎる

 

どんなコースを歩いて

途中どんな突発的事項があったら

こんなに時間がたつのか想像がつかない

 

なぜならこの5年間で

散歩からこんなに帰ってこなかったことは

一度たりともなかったから!!!

(わたしの記憶には)

 

 

 

 

 

 

 

 

こどもが小さい頃、

「遊びに行ってくる!」と

玄関を出ていってから

それこそ真っ暗になっても

帰ってこなかったときでさえ

わたしはほとんど心配しませんでした。

 

 

 

こどもには時間の概念がなく

友達と夢中で公園で遊んでいる時

だんだん周りが暗くなることにも

気付かない、と知っていたからです。

 

 

 

 

世の中がどんなに不審者情報で

騒ごうとも、わたしは心配しませんでした。

 

 

心配してこどもの夢中さを中断するほうが

嫌だったし、だからと言って、

こどもについていくのはもっと嫌でした。

 

 

 

そういう頭のおかしな親だったのに

20歳を超えた長男が散歩から

普段の倍の時間がたっても

帰ってこないのはものすごく心配で

 

とりあえずスマホを持って家を出ました。

 

 

そうそう、長男は散歩にかたくなに

スマホを持って行かないので

連絡はもちろん取れないんですよ。

 

 

 

家にいる夫、娘、次男に

「○○が帰ってこないから

ちょっと海まで行ってみるね」

とラインして出かけました。

 

 

 

我が家から徒歩7分程度で

玄界灘に出ます。

 

ここ数年は聞かなくなりましたが

引越してきてから数年は

頻繁に海難事故が起きていた海岸です。

 

 

まずはそこを見てこようと思いました。

 

 

不安はマックスです。

 

 

 

家を出て、集合住宅の駐車場を通り抜け

海へ向かう道を歩き始めた直後

 

どこかの家の玄関先で

「ただいま」

という声が、はっきり聞こえました。

 

 

 

 

 

 

我が家かな?と一瞬思いました。

 

が、ここまでこんなにはっきり

聞こえるはずがありません。

 

 

 

 

 

 

これが「外応か!」と思いました。

 

 

 

 

外応(がいおう)というのは、

 

自分の中の問いに対して

自分の外の環境から答えが来る

という占いの一種です。

 

 

 

 

悩みがある時に

外からこどもの笑い声が聞こえる

窓の外に虹が見える

救急車やパトカーの音が聞こえる

 

不安がある時に

雨が上がる、雨が降り始める

外から怒鳴り声が聞こえる

 

ヒントが欲しい時に

有線でドンピシャな曲がかかる

隣の席の人がその話題を始める

 

 

 

このような外の環境を見て

「じゃあ、大丈夫そう」とか

「やっぱりやめておこう」

というのが外応の利用方法です。

 

 

 

 

 

わたしは「外応」という言葉を

何年も前に読んだ

森田健さんの本で知りましたが


実際にこれほど分かり易く

キャッチできたのは

この時が初めてでした。

 

 

 

 

 

 

 

それでも、まだ、

「長男が帰ってきたら

家族がラインをくれるはずだから

とりあえず海までは行ってみよう。

家にいても落ち着かないのだし」

 

と思ってそのまま歩き続けました。

 

 

 

 

この時、時刻は19時過ぎで

まだ空は明るく、

水平線の夕焼けがきれいで

釣りを楽しむ人や歩く人たちが

ポツポツ見えました。

 

 

 

その穏やかな風景を見ながら

わたしは何度も

「変な胸騒ぎが、まったくしない」

ということを感じていました。

 

 

 

頭では不安をめいっぱい思い描いて

何かの拍子に足がすべって

堤防から海に落ちたのかもしれない

それを見ていた人がいても

どこの誰なのか分からないから

連絡がくるはずもない

 

あるいは誰も見ていなかった

可能性もあるから

そうなると行方不明で警察に届けて

捜索してもらわないといけない

 

出かける時の服装、どうだったかな

一瞬しか見てないけどたしか

グレーのシャツと

黒っぽいズボンだった気がするな

 

見つかるまでは大騒ぎになるな

たくさんの人に

心配と迷惑をかけるな

などと思考が騒がしいのですが

 

 

その一方で

わたしにだって多少なりとも

備わっているはずの

母親としての本能、察する能力、

キャッチする力はまったく、

一ミリたりとも、発動していない、

 

 

そして、さっき、

「ただいま」という声が

あんなにはっきりと耳に届いた

 

 

じゃあ、間違いなく

長男は帰って来るだろう

とも思い始めていました。

 

 

 

 

ただ今まで一度も起きたことのない

何か特別なことが散歩の途中で起きて

それでこんなに時間がかかっているのだろう

 

と、家でそわそわ待っていた時よりは

明らかに落ち着いた気持ちになりつつ

のんびり海を歩いていると

 

次男から

「帰ってきたよ」とラインが来ました。

 

 

続けて夫からも娘からも

同じ内容でラインが届きました。

 

 

 

 

長男が家を出てから

1時間30分ほどたっていました。

 

 

 

家に帰った長男は

お母さんが心配して探しに行ったと

みんなから言われて

ものすごく恐縮していたようです。

 

 

わたしは逆に、一体どんな

想像もつかない出来事が

長男の散歩を長引かせていたのか

 

それを本人からまもなく

聞けるであろうことが

楽しみで仕方ありませんでした。

 

 

 

 

 

わたしが家のほうへ向かって歩いていると

わたしの帰りを待ちわびていたらしい家族が

全員玄関から飛び出してきて

 

そのまま焼き肉屋へ出発となりました。

 

 

 

向かいながら聞いた話はこうです。

 

 

 

 

散歩に出て海までいったけど

あまりに眠かったので

海の堤防の端っこにある

石のベンチみたいなところに座って

目をつむっていた。

 

時々目を開けたけど

まだ眠かったからまた寝た。

 

 

30分くらいたってようやく

目を開けても眠くなくなったので

そこから歩きだした。

 

 

散歩コースの終盤で

小学校中学校の同級生の

○○くんの家の前に

○○くんがたまたまいて

立ち止まって話をしていた。

 

そこに偶然同じく同級生の

△△くんも来て

3人でそれぞれの近況などを

話していた。

 

△△くんが立ち去ったあとも

○○くんが色々聞いてくれたり

話してくれたりしていて

最終的には今度一緒に

遊びに行く約束をした。

 

 

 

 

だそうで。

 

 

 

こんな想像は一度だってしたことが

ありませんでした。

 

 

 

なぜなら過去5年に

似たようなことさえ

一度もなかったからです。

 

 

 

いやー、面白かった!!!

 

 

面白いうえに、

ハッピーな突発的事項だったので

 

「海で30分寝た!?」とゲラゲラ笑って

 

「お友達と遊びに行く約束したの!?」

と喜んで、みんなで焼肉を食べて帰りました。