有難き哉、僧侶とならせて頂き、2度目の盂蘭盆を無事、迎えさせて頂き、日々重ねるこど、唯々、有り難くて、御名号がごぼれるばかり。

お陰様。そればかり。有難き。

感謝を込めて続きを投稿させて頂こうと思います🙏。

 

 

お得度のお話しその3

⭐︎班の絆⭐︎ご縁⭐︎

 

今回のお得度にあたり、経験者の先輩方々に、『どうでしたか?』と、前もって感想などを伺うと、お得度経験者の殆どの皆様の感想に『班のみんなが良い人ばかりで助けてもらったの』と、おっしゃいます。

 

そのようなご感想を伺うと、自分の時はどうなんだろう?どのようなご縁頂くのだろうと、期待と不安の両方の気持ちでした。

 

入所の最初、集合場所で貼り出された班の割り振りを観て、諸注意を受け、お部屋に移動し、早速法衣に着替え本堂にて入所式。と、言う流れなのですが、私は他の皆様と違う事で悩まねばならない事があります。

 

少し前、私が患っております病名などを申し上げさせて頂きましたが(膠原病SLE)見た目ではご判断頂き難いことで悩む事があります。(勿論見た目からお辛い症状も大変し、とてもお辛いです。)

 

例えば、重いと感じる物が持てない。とか…

見る人が見ると、とっても甘えてんのんか⁉️な、感じです。

.°(ಗдಗ。)°.💦💦💦

 

日常の食材や、日用品のお買い物も、無理をすると関節を直ぐ痛めてしまい、向こう1週間くらいは痛みと療養で余計な負担となるので、まとめ買いするおりは、必ず主人と一緒にお買い物に行くのです。

なので、お買い物は『旦那さんといつも一緒で、仲良いねぇ〜。』って、良く言われます。

(⌒-⌒; )仲良きことは良き哉。

こんな私に、いつも付き合って重い物当番を担ってくれる主人には本当に感謝です。

 

で、話しを戻して、早速集合場所からお部屋の移動は重い荷物を持って階段を…

って、絶対無理なのです。

.°(ಗдಗ。)°.💦💦💦

そう。この10泊11日間、私を甘やかしてくれる主人がいないのであります。😢

思わず近くにおられた指導員の先生に『診断書を提出しておりますが、関節が悪く、重い荷物を運べないので、階を上がることが出来ないのですが…』と、勇気を出してお伝えしたら、

『大丈夫ですよ。無理せずエレベーターを使ってください。』と、言ってくださいました。

なんか、すっごくすっごく、肩の荷がおりた感じでした。

.°(ಗдಗ。)°.💦嬉し涙💦

 

他の方々も荷物だけエレベーターに乗せたりできたので結果良かったのでした。

╰(*´︶`*)╯

 

って、考えてみたら、今回のお得度の枠は【大学生〜50歳まで】の枠組みですが、50歳以上の枠組みもあるのです。

お年を召された方におかれたら、お荷物や自身の身すら階段とか結構大変なんだから、今時バリアフリー的な考慮もなければ。な、話しですが、とにかく荷物を運べない事がとても心配の一つでした。

 

その時のことを、後で伺ったのですが、同じ班になった姉御肌でとても気の利く優しい素敵な同年代の方がエレベーターで一緒だったようで、こんな私を観て(どのあたりかわからんが)『あの人と同じ班だと嬉しいな〜って、思ってたの〜。同じ班で良かった。』って、仰ってくださって…

もう嬉しいやら有り難いやら、どんな私を観て思ってくださったんだか、涙腺崩壊しかけました。

.°(ಗдಗ。)°.💦嬉し涙💦

 

で、部屋の前に貼り出された名前を頼りにお部屋に入ったら、速攻、布袍(ふほう)に着替え輪袈裟(わげさ)をつけて単念珠(たんねんじゅ)を持って本堂へ向かい、入所式。

 

その後は、その足で研修所に移動し、入所時理解度テストが行われました。

 

身体や体力的に不具合あるぶん、私はこんなテスト等でガンバリを発揮せねばなりません。

٩( 'ω' )وファイト!

 

どんな問題が出るのかなとドキドキワクワクして挑んだら…

入所前に案内一式にあったテスト問題そのままでした。

なんて親切なんや〜〜。

!(◎_◎;)

ホッとしたり、がっかりしたり(笑)。

 

テストは、はっきり言って得度考査試験の方が、万倍大変でした。(得度考査試験は今回のテストの10倍くらい問題数がありましたから。)

 

とにかくホッとしたのも束の間、ここで班長、次長任命があり、予め決められており、呼ばれるままに班長になっておりました。

(この時の気持ち…同じ班の皆様に『こんな私が班長やなんて、申し訳無さ過ぎる〜、人選ミス過ぎやん😢』でした。〜)

.°(ಗдಗ。)°.💦💦💦

班長やなんて凄い?いやいや、年の功なだけですから…

( ̄ー ̄)チーン。

 

班は男性が9名、女性が7名の16名の班でした。

ずっしり気負う私に、次長さんの男性が『大丈夫ですよ。みんなが助けてくれますから。』と、笑顔で言ってくださり、頼り甲斐ある感じでとても嬉しかったです。

次長さんが言ってくださった通り、『班長ってだけで大変なんですから、何でも言って使ってください。』って、皆様が個々に言ってくださって…

ええ子たちや〜〜。

.°(ಗдಗ。)°.💦嬉し涙💦

 

年も未成年の方もいるし、自分の娘より若い子たちも多くて、なんとも頼りないオカンと支える子どもたち。な、感じでした(笑)。

 

しかし、男性の皆様は入所時、髪を丸めておられまして、顔と名前を覚えるのに3日はかかりましたがな…💦

2日目くらいに『何せ皆様、同じ髪型でまだお名前とお顔が一致してなくて…すんません💦』と、言ったら、『すんません💦好きでこの髪型選んでないんです〜。』って、言われて…あいすみませぬ😢

 

ですよね。きっと、きっと、色々な髪型だったんだろうな。私も、入所にあたり、髪をばっさり切ったんだし…。

 

(後日談。退所時に預けていた携帯を返却頂き、班のライングループを作ってくれまして、男性の皆様、本当にそれぞれが今時の素敵なヘアスタイルプロフでした。😃)

 

でもね、みんな、とってもとってもええお顔でした。

( ๑˃̶ ॣꇴ ॣ˂̶)♪⁺·✧

班の女性の皆様も、みんな可愛いくて優しくて、気が利いて💕ええ子ばっかり〜〜。

当初の不安はどこえやら(笑)

 

ところで…初日〜2日目。

班の男性の方が、講義中ずっと寝ていて、もしかしてヤル気がないのかなぁ?と思ってみたり、それとも、体調悪いのかなぁ?と思って、心配になって『大丈夫?しんどい?』って伺っても『いえ、大丈夫です。』って、何度か尋ねました。

 

2日目の夜、次長さんが『彼の寝方が半端ないんで、もしかしてって思って、聞いてみたらやっぱ病気でした。』と…

この病名はテレビ等でしか聞いたことがなかったのですが、それでかと腑に落ちました。

『彼、治療中で薬も飲んで、ヤル気があるけど、寝てしまうそうです。』

 

そう。この病は緊張すればするほど、自分の意思とは関係なく寝てしまって、大変な誤解をうけやすくて辛い病なのです。

 

講義中終始寝てしまって、御講師の先生にも指摘されたりしていました。😢

 

これはいかん。誤解を解かねば。見た目では計り知れない病の辛さ、私は身を以て辛い思いを味わっているので、どうか同じ辛さが少しでも拭われて欲しい。

 

そんな思いで次長さんと相談して、指導員の上の先生に事情説明させて頂きました。

一応入所前の健康診断で病名は記載されていましたが、『お医者さんの耐えうる見込みという欄の○印が判断材料にしかならないからなぁ…

寝てしまうとは…困るなぁ…』と…

 

『この病がどのような症状か、どれほど誤解されやすくて辛いか、先生はどれくらい御理解されてますか?どれくらいご存知ですか?』と、思わず食いついて言ってしまいました💦。

 

多分ご存知でなかった先生は、ただ、ただ、『ん〜〜ん。』と、思案されておりました。

 

そして、本人を含めてのご相談となりました。

暫しいくつかの質問後、

『君は、ヤル気はあるんだね?』

『はい。あります!』この時、彼の懸命の意思表示された力強い言葉を耳にして、もう全面的に彼を支えさせて頂きたい。そう感じました。

 

そして次長さんは素晴らしかった。

『班員みんなでフォローして、しっかり起きるよう心がけますので、どうか、先生方も御理解お願いします。』と、言ってくださいました。

『よろしくお願い致します。』🙇‍♀️🙇

で、いったん先生とのお話は終わりました。

 

そして、その後、彼と2人で話していて…『人に見た目で解ってもらえない辛さ、如何程か…私も病を抱えてて、辛いことがあって…でも、でも、がんばろうね。』と、言った私がなんでか泣いてしまいました💦。

 

一瞬、彼は泣いた私にギョッとしてから、『本当にありがとうございます。がんばります。』って、言ってくれました。

 

それから、彼の了承を得て、班員の皆様に事の次第をお伝えし、『よっしゃあ!ガンガン起こすで〜〜!』と、みんなが明るく、みんなで乗り切ろう!って、なって…。

 

この際だから、皆様に私の出来ないことを伝えておこうと思って、病気のこと。そのせいで長時間の正座が無理なので診断書を提出し、お勤めは椅子を認められていて、正座の苦しみが共に出来なくて、心苦しいこと。全部、正直にお伝えしました。

 

その時、同じ班のもう1人、膝をスポーツで痛め、正座が出来ない彼も『そこは自分も同じで、正座、出来なくてすみません。』と、同じ心苦しさを持っていたようで、申されました。

 

続いて『それが原因で諸関節に負荷かけられなくて重たいものが持てなくて、御飯の片付けたみんなの食器なんかを運ぶのも出来なくて…本当にごめんなさい。』と…

 

すると班員の方々は口々に『そんなこと気にしないで。辛さは一緒だから。』とか、『重たいもんは、俺たちを使って、俺たちにドンと任せてください。』

『私たちも、手伝いますから。』って。

思わず『いい子たち〜〜。ありがとうございます🙏ありがとうございます🙏。この班のメンバーで、本当に良かった。本当にありがとうございます🙏。』って…何度もお礼を言いました。

 

班の結束というか、みんなが打ち解けたというか、絶対みんな揃ってお得度しようね。って、お互いがお互いをフォローしあって、がんばろうねって、そんな思いを一つにできた瞬間だったように思います。

 

彼はその後、皆様のご協力と本人のガンバリで、ほとんど寝ずに過ごす事が出来ました。

╰(*´︶`*)╯🎉╰(*´︶`*)╯

 

私は本当に幸せものです。

有り難くて、有り難くて、このご縁、絆に心から感謝です。

 

⭐︎🙏感謝🙏⭐︎合掌⭐︎🙏感謝🙏⭐︎

 

PS長文お読み頂き、まことにありがとうございます🙏。