古代ギリシャでは薬草として使われていたハーブでヨーロッパで愛される“幸福の象徴”
シソ科の多年草で、スイートマジョラムとも呼ばれます。古代エジプトで防腐剤として使用されるなど、古くから地中海沿岸地域で栽培されてきました。
ギリシャ・ローマ時代には、幸福のシンボルとして結婚するカップルに贈られる習慣があったそうです。
中世以降になってヨーロッパ中に広がり、イギリスではビールの苦みづけに用いられたり、ドイツではガチョウのローストに欠かせないハーブになるなど、食卓に欠かせないハーブの一つとして、各地で愛されてきました。
マジョラムの名前はラテン語で「マヨル」(大きい)が語源ですが、これには「人の生命を大きく延ばす」という意味があります。その名の通りマジョラムには、不眠や不安から解き放ち、心に安らぎを与えてくれます。
ストレスの緩和の他、抗痙攣作用や血圧降下作用、強壮作用もあり、心身のさまざまな症状に対応しています。
■お料理にもシチューなどの煮込み料理によく使用されるハーブです。オレガノとタイムを合わせたような、ややスパイシーで温かな香りが食欲をそそり、心に活力を与えて幸せな気分に導きます。常備しておけば、いつでも料理に新鮮な香りを添えることができます。
トマト煮込みなどの仕上げに加えて、軽く煮込めば、本格的な味わいに。鶏肉や豚肉とも相性抜群。
■レシピ
- 収縮した筋肉に対して鎮静作用とリラックス作用があるので、よく運動した日の夜にはゆっくりと身体を休ませてくれるオイルです。
- 心地よい睡眠を誘うのにスプレー容器に精製水とマジョラムを入れて、ベッドの枕カバーに散布し香りを楽しみながら、眠りに付くのも良いでしょう。
- 就寝前のアロマバス。浴槽に1~3滴程度落として、ゆっくりとお湯に浸かって下さい。マジョラムの温かい香りが、心身の緊張を和らげて、気持ちよく眠りに入る準備をしてくれるでしょう。
- 生理痛の時に使いましょう。マジョラムは痛みを和らげる働きがるので、生理痛にも効果的です。キャリアオイルで薄めておなかをマッサージするもの良いでしょう。クラリセージをブレンドすると、より効果がアップします。
- 体が冷えている時は手と足にマッサージ。マジョラムは加温オイルのひとつですので、身体が冷える時にマジョラムのオイルで手や足を念入りにマッサージすると良いです。
§こんなお悩みにオススメ
* 痛み
* 関節炎
* 喘息
* 気管支炎
* 便秘
* 片頭痛
* 筋肉痛
* 神経痛
* リュウマチ
* 捻挫
* おでき
* 吹き出物
* 火傷
* 日焼け
* 不眠
* 不安
* ヒステリー
* 緊張
■使用方法(ドテラ社のオイルに限る)
* 体の一部分に塗る場合は、薄めずにそのまま使えます。反射ツボに塗るか、気になる部分に直接塗って下さい。
* 空気中に散布しても良いでしょう。
* 栄養補助食品として飲み物や食べ物に入れることもできます。
*希釈の割合:約120mlの飲み物に対してオイル1滴
*6歳未満の子どもには使用しないで下さい。6歳以上の子どもには薄めて、慎重に使いましょう。
<注意>
妊娠中は特に慎重にお使いください。