これから「家」を持ちたいと思う、または大人になりたい人に、読んで欲しいと思うブログです…
あなたの「マイホーム計画」のお役に立つために…今日は「子供部屋」のお話です…!
正面の柱は、土地の丸石を積み上げたようです…
ティンバーフレームのようなパーゴラとブレースが外観のデザインを強調しています…
これもバンガロー・スタイルです…
どこの家庭も子どもには夢中になります…これから「家」を建てる人には、子供部屋をいかに作るかも大きな要因の一つです…
きっとこれからの彼らの未来に自らの体験…たいていは見れなかった…あるいは果たせなかった自分の夢…その多くの悔恨と少しばかりの良かった記憶を刻みたい…それになんといっても自分の子は可愛いからと…あれこれと子ども部屋には気を使います…
まるでこれさえ造れば子供はいつだって笑ってくれると、思い込みます…
その大きな形が一人部屋で…もしも複数の子がいればなるべく子どもだけの部屋をあてがって…早くからプライバシー…自分一人だとわからせること…のようです…実際設計士もここをアピールします…
残念ながら、経済的にも地勢的にも制約がある日本では、一人っ子でない限り独立した部屋は持てず…たいていは二段ベッドの助けを借ります…
・・●▽ □△・○
しかもこの子ども部屋、子どもの全てが見えるように親、特に母親から可視化されることが要求されます…子どもの睡眠時間は親=大人よりははるかに長いから…まだ若く情熱的なご夫婦の目隠しにもなります…
子供の世話を焼く(する)ということと、子供部屋はどうやら同義語のようです…
でも子供はあっという間に大きくなり…駄々をこねたり、すねたり…やがては文句を言って反抗期にもなります…しかも母親だけではなく、実家や義理の親、祖母までがあれこれ指図して、子供の将来を振り回し(…ているように実の親には見えることもあるそうです)ます…どうやら自分の気に入った育ち方を求めます!
こんな可視化された丸見えな環境では、子供はなるべく見えないように=隠れることをだんだんと選びます…とかく子供はズルいから、やがてこんな環境も利用することを覚えます…というよりそれが子供の成長の術(すべ)なのですが…親たちはともすれば、自分の感覚だけで推し量って子供をコントロールしようとします…子供は親が気にいる「良い子」を演じることを覚えます…
子供心に自分に有利な大人を選び、嘘も覚えます…実は嘘は何かを隠し、かばう自衛本能の一つなのですが、親たちにはその隠したり、かばってるホントがわかりません…!
かくて親の前では良い子でも、知らない他人には悪い子という違う顔を使い分けながら、塾に行ったり、スポーツジムに行ったり、ゲーセンにも通います…いよいよの時には誰が自分のいちばんの味方なのかを知っています…親はいつの間にか加害者になりかねません…イジメにも加担する子もいます!
一方で親には可視化する事で監視しているからという安心感があります…うちの子に限って!と言う思いが生まれます…!
日々急速に大人になってゆく子供の成長と、大人の成長が少しずつズレ出します…
いい子に育ちなさい!勉強をしなさい!あの子は悪い子だから、遊んではいけません!…
という親は買い物やジャンクフード、TVのお笑いやなんとかランドに夢中でちっとも勉強しないし、成長もしません…その分子供にも厳しく当たるようです…
はじめは目に映る世界の全てだった親が、突然輝きを失います…大人のダブルスタンダードに気がつきます…勉強もしないし、ママ友には引っ張られるし…そういえば、パパに対する言葉もぞんざいになってきて…でも相変わらず子供への監視=関心は強くなるばかりだし…
つまり親にとって、子供部屋は、親の可視化=監視下だから「うちの子に限って!」という安心を生み…一方でややもすればこどもは親の思惑を超えたスピードで成長してゆくのを見逃します…
設計士も親の要望や、自分たちの考えで子供部屋を提案します…どうやっても「大人目線」です…!
×・× ▼■● ・
でもここに現れない視点があります…
それは「性=Sex」です…昔に比べて個人の「性」の進化のスピードは圧倒的です…
はじめは、同一視され=男女の隔てなく子供だった「性」はやがてその差=性差がハッキリと分かるようになってきます…
女子には初潮が訪れ、男子は声変わりが始まります…ヒゲも陰毛もうっすらと生えてきます…脱ぎ捨てた下着は、たとえ家族でも見えないように隠します…まして男の子なら「夢精」で汚れた下着など決して見せたくありません…こうやって家族の中にも自他の目が意識されはじめます…
実はこの隠れ蓑になるのが子供部屋です…可視化が子供の秘密=ウソを生みます…
母親なら、成長期の男の子のベッドの下から隠したポルノを見つけた経験があるはずです…今までは当然のように入浴していたのに突然娘に悲鳴を挙げられて困惑をしたお父さんもいるはずです…
この秘密を隠すことは大事です…親は何でもかんでも秘密=隠し事だと考えて、その全てを白日のもとに晒そうとします…怒り、パパに言いつけると言います…
パパも含めて親のお説教です…子供の抗弁なんて通りません…2対1、しかも正論だから勝ち目なんてありません…
でもこれが最も子供を傷つけ、しかも親を他人だと認識する大きな出来事になることを親は知りません…
自然の摂理はこの瞬間に「恥」となって子供の心に沈殿します…これからはたとえ親だって「恥」を知らせまいと心は沈黙します…子供によっては心に憎しみさえ芽生えます…!
例えば一杯の水はこぼれるだけです…パパとママから責められた子供の心は外にこぼれるだけなのに…両親のお説教は終りません…
誰も助け船を出さないから子供の心は頑なになる一方です…心を閉ざします!
言ってみれば、子供たちの「性」が親から独立を始めたしるしなのですが…わからない、あるいはわかろうとしない=見ようとしない親が多くいます…たとえ親には不本意でもそれが自然の摂理であり、正しい親ならその事実のこれからに向き合う必要に気がつくはずです…
子供だけではない、親にとっても大事な「性教育」なのですが…
残念ながら、ここでも親の側に想像力が欠如しているようです…!
当然ですが、こうした事態に男親と女親では対応が違います…
女親は娘に起きた出来事は、かつて自分にも起きたことだからきちんと説明も対応も教えられます…
男親も息子には説明ができます…
でもこの反対の親子ならそれぞれオロオロします…自分のどこを探しても見つからない出来事だからです…
それでも賢い親は事実を受け止めて「これから」に対応をします…
実際子供部屋にはあなたの大事な子供たちの性の志向=癖の違う面が隠されているかもしれないのです…同性や両性、衣装への関心だって親とは違うかもしれません…こんなこともあなたは理解していますか…?
子供部屋を考えるなら、子供の「性=成長」も考えてください…
可視化は光も作りますが闇も作ります…光が強いほど闇も深くなります…その闇の中のことに多くの親は無関心です…子供部屋があるから…うちの子に限って!という思い込みが隠します…
そう、子供部屋を与えることで、親はいつだって支配的で暴君で、子供には加害者になります…
△○□・◎□
だから片親になった子が不幸だとは言えません…よく言うように子供は親の背中を見て学び育ちます…片親の足りないところを補うように成長します…まるで人間の体のように、失われた部分を補充します…子供達の成長が「生命」を受け継ぎます…
たとえ子供部屋がなくても親の言葉や本の背表紙からも、大変な家事からも、どうあるべきなのかと彼らは学びます…自然に「勉強」をします…!
その一方でたとえ両親がいても…親の背中から学べない不幸な子がいます…
親に何かが足りないからです…十年一日のように「勉強しろ!」と言っていませんか?…あなたは子供たち以上に今を勉強していますか?…子供たちは子供部屋からじっと見ています…!
私事ですが、現役時代に依頼された案件の中でも、一番難しかったのがこの子供部屋の問題でした…
子供の性別、人数とその構成、年齢など考えるべき要素は沢山あります…でも大事なのは子供に対する親の接し方、特に不都合なことへの親の感情の出方など「親」対「子供」…突き詰めれば「性」への考え方=捉え方の違いが問題を複雑にします…大抵は親の目線で決まりましたが…
条件を整理すれば建築的な解決方法を提案できます…でもそれ以上に子供の成長と「性」への関心…何よりも自分の「性」と向き合える空間を考えることが重要だったようです…
子どもなんて案外素直に楽に生きています…自分の体に起きた変化に驚きながら、どんどん変化してゆきます…どうやら親だけが必死に関わろうとして、変化することをやめています…
子供部屋だって親の発想…そんなものがなくたって子供は本を読み、勉強してゆきます…子供部屋は大人の隔離方法の「安心」の一つかもしれないのです…
子への「愛情」も過ぎれば「毒」になります…!
当たり前ですが、誰もが「いい親」でありたいと願っています…子供部屋をよ〜く考えてください!
そして親も「勉強」しているのか「成長」をしているのか?…そのことのほうがより重要に思えます…
あなたはジェンダーやDVについてどれほど理解していますか…案外可愛かったあなたの子どもの問題なのかもしれないのです…子どもの成長に親の果たす役割は大きく、これがなければ子供はすくすくと育たないのも事実です…それだけに「親の子離れ」「子の親離れ」を受け入れる度量も必要です…
繰り返しますが、子供部屋とは大人と子供を分ける境界線です…
「性」も成長します…ウソもヒミツもホントもいっしょに子供も成長します…
成長しないのは親だけかもしれないのです…
くどい文章をここまで読んでくれて、ありがとうございました!
次回は、大事な「寝室・ベッドルーム」のお話です…!
「ゆうべ私はイエス!と言いました・でも今朝、私はあなたにノー!といいます…
ローソクの明かりで見るそれと、朝の光で見るそれとは違って見えますもの…」
…女性の感性は正直です…
「家」にまつわる事柄はどうしても多くなります…でもこれは「あなた」と「家」へのラブレター…
どうかご勘弁ください! 文章力がないとはいえ…毎回反省してマス……!
毎回こんなブログにお付き合いくださる少数の方…ありがとうございます…お礼を言います!
「家」の基本はその本質を知ることです…情報を得て共有することです…
高い買い物です…当たり前といえば、当たり前なんですが…どうにも他人任せのようです…
あなたの「マイホーム計画」が成功することを願います…!
Renovationには修理や修繕の他に刷新や元気回復という意味もあります…
「家」を新しい力で元気にさせる…「リノベーター」に応しい言葉ではありませんか…!



