今回は参りました!
インフルエンザのその後が長引いています…医者に行かないからだと言えばそれまでなんですが…そこは意地!
意地なんて屁のつっかえ棒にもなりませんが…意地の方が付き合いが長いので…
近くのバンガロー風の家にもクリスマスツリーがつきました…
窓越しに見える飾りと点滅しない大きめなクラシックなライト…
その秘めやかさが、この家の心を語ります…First snow fall…初めての雪が降ります…♪
よくアメリカの映画やTVでは、夫婦の寝室のベッドにはダブル・サイズがひとつ…つまり、夫婦二人用の大きさがドンとあります…
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「寝る」ことは人にとっては大事です…!
無防備に安心していられる唯一の生活行為だからです…そのための「抱き枕」なんていうのも売れています…大きくて邪魔にも思えるのですが、これも眠りに向かう「安心感」を手に入れる大事なアイテムだそうです…いつもズルズル引きづっているライナスの「安心毛布」みたいなもので…言ってみれば、子供の頃に安心した「お母さん」効果もあります…大人になってもこの記憶は消えないようです…
だから「寝室」は「安心=安眠」を約束する場所=空間でなくてはなりません…!
ここで問題になるのが欧米、主に英語圏、などでは早くから子供は親から離れて眠ります…子供部屋の存在もあります…そのため幼児期の睡眠=安心は親よりも、一緒に眠ったぬいぐるみや毛布などの記憶がより大きいのだろうと言われます…
対して日本では親としばらくは一緒に眠るので親の記憶は成長した子にも残ります…!
寝相も残るようです…
言ってみれば「抱き枕」とはそんな大人の子ども帰りを助けてくれるものなのでしょう…
つまり日本では子供の頃から親の安心の元で眠りますが、欧米では早くから親から離れて眠る…
これがこんな違いを生んでいるようです…!
z・z・○◎‥
これはそのまま大きくなって「結婚」をしてベッドに入った時の感情にも置き換えられます…
何しろ毎晩相手に腕を回して「甘えて」いるのだから…言ってみれば、この心地よさは抱き枕やぬいぐるみ、親の匂いや声と同じです…
まさに「夢」に描いた二人だけの「世界」…この時点で「寝室」はちょっぴり蜜の味もする夫婦だけの世界…自由でたっぷり甘い秘密の世界、です…!
出来るならラブホのような部屋にもしてみたいのですが、何せ子供の目もあるからグッと我慢です…
夫婦と言っても他人です…心とカラダの秘密や戸惑いもあります…
でもそれも相手が新鮮に思えるはじめの数年のこと…やがて相手に慣れたり飽きてくると、いびきもうるさく感じ、寝返りのたびのベッドのきしみも気になります…だんだん遠慮や思慮はなくなり、睡る時のカーラさえ鬱陶しくなります…だんだんと男と女が出て来て生活の実感が現実になります…
添い寝なんてのは、もってのほかです…
二人だけの部屋が今では一人にもなれない、現実の部屋になります…つまり「亭主元気で外がいい」という状態です…
もちろん、こんな夫婦ばかりではありません…仲のいいご夫婦もいます…!
それは相手を「愛し」「尊重」以上に、まさに「相性」がいいのでしょう… 欧米でよく言われる「ベターハーフ」(BestではなくBetterです)良き半分だということです…!
このように「寝室」は「理想」が一気に「現実に変わる部屋」でもあるのです…
こんな時子供が利用され、目がさめるからとか、すぐ夜泣きするとか、気がつくわよとか、いろいろな理屈で子供と同室したがります…厄介者の正当な侵入です…
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欧米の話に戻りますが「夫婦」であることのイミは根本的に日本とは違います…
もちろん住宅事情もアメリカとは違うから、ほとんどの「家」ではダブルベッドをドカンとは置けません…
たとえ他人であっても宗教的な強い結びつきが「夫婦」を作ります…結婚式の誓いはそのまま絶対的な神に誓ったことになります…他人同士が「神と結んだ契約」だということです…
簡単なことですが、いつも一緒で、楽しみも苦しみも共に分かち合うために、ベッドも一緒だということです…やがて家族が増えれば「家」だけではなく職場に「家族」の写真も増えます…全てはこの「夫婦の物語」から始まるからです…
彼らは恋愛期間中もしょっちゅスキンシップします…ハグだってそうです…!
話は飛びますが、彼らはよく悲しみや喜びで近くにいる人とハグします…これはその時の大きな感情を分かちあうという行為のためです…これには僕たちが想像する(ゲスの勘ぐりデス)ような男女関係は存在しません…いわば人間の根源的な感情の伝達方法です…やはり根底には彼らの宗教観、それ以上に他者=人間への大きな信頼があることに気づかされます…
キリスト教圏でもカソリック(旧教)=バチカンは離婚を認めずませんが、反対にこれを不自由と感じたあのヘンリー八世が妻のアン・ブーリン(一千日のアン)をロンドン塔に幽閉したことでカソリック=バチカンと袂を分かちます…
プロテスタント(新教)=ウエストミンスター=イギリス聖公会の誕生です…
このキリスト教圏では「夫婦」になることあるいは「夫婦」であることは全能の「神」との「契約」を交わした特別なことなのですが…それでも「離婚」に厳格なカソリックはともかく、プロテスタントでは子供を養子に出したり、結婚を何回も繰り返すのもとてもアメリカ的な物語です…ある意味では宗教的なタガが外れたというか、特に女性の側が長年受けてきた被害者=抑圧意識が変わってきたと言えそうです…
自分の人生=恋が至上のものになります…どうやらこれを選ぶようです…
こうやって結ばれた「結婚=他人」と「神との契約」の重大性に「寝室」の考え方の根本的な違いがあります…
もともと無宗教で「神」にも関心のうすい日本人…当然ながら「神との契約」も重要でないから自分を我慢しません…「こうしてくれない」と不満ばかりを言いつのります…ベターなハーフになる努力をしません…その結果すぐに不倫だ、離婚だと騒ぎ立てます…
○◎・…
ベッドのサイズも日本人の体型にあった一人用のシングルサイズ、二人用のダブルサイズ…その中間のセミダブル…クイーン・サイズなどいろいろです…
当然ですが…この中から選んで「寝室」に置くことになります…
二人でいつも仲良く抱き合いながら眠るダブルベッドも…大きないびきや独り言、中には歯ぎしりなんていうのもあって、それが嫌で別々のベッドを選ぶ人もいます…
もちろん隣り合って眠るのだから、親密度も増す反面お隣の動きも直に伝わります…寝返りのたびに揺れたり、寝具が持って行かれて寒かったり…やがて二人の重量で真ん中だけが凹み、シーツなど寝具の交換や掃除を大変に感じたり…経年変化=時間軸の速さも感じます…! 子供がいればなおのことです…
照明も重要です…
眠るということは、形態的には上、つまり天井を見る状態だということです…
天井のカラーや回りブチ、天井そのもののデザインにも気を使ってください…
あちらの映画やTVのようにベッドの片側だけで本を読みたいなら、あなたの本だけを明るく照らし、すぐ隣は暗くするというような配慮が必要になります…そのためにベッドサイドには手元だけを照らす照明が必要になります…コンセントの数や位置も重要です…すべては「安眠」のためです…!
寝室全体を照らす明るさ、それから眠りに落ちるまでの間接照明の位置や照度の変化にも気を使ってください…
カーテンを閉めきれば、照明がカーテンのパターンを浮き上がらせます…これにも関心を持ってください…
また使い方であなたの視座も変わります…ベッドに腰掛けた時、立っている時、あるいは「蜜」の時…それぞれの視座で照明=明るさは変わります…必ず位置やデザイン、明るさを自身で確かめるようにしましょう…補助的な間接照明も部屋全体のデザインのバランスで考えてください…!
度々言いますが、設計士は経験がない分カタログに頼りがちです…通り一遍の提案しかしません…
例えば上記のことの他にも、度々トイレに起きるなら足元の誘導灯はどうしますか?
眠った後は朝日を浴びることです…身体も元気に目覚めるからです…!
夜には闇の一部だったカーテンも、朝には向こう側から明るくなります…
カーテンを開け放って朝の光を部屋に呼び込むのは朝の儀式のようなもの…そんなカーテン、何よりも窓の位置と大きさを考えて選択してください…
寝室のカラーだけではなくレールやタッセルも、設計士に任せてはいけません…多くの場合彼らの好みとあなたの好みは違っています…
でもやがて年をとるとお互いに遠慮がなくなるから、女性だっていびきをかき、寝言も言います…
売り言葉に買い言葉の喧嘩もやります…
この際僕の独断で言いますが…日本のような農耕民族にとって結婚は「労働力の確保とSexの日常化」でした…嫁をもらうことはいい働き手ができたことであり、Sexもこれからは色街でお金を使わずに済みます…もし子供ができれば働き手が増えることであり、「嫁して3年、子なくば去れ」という言い回しは、いかに日本が男子社会であったのかを物語ります…
残念ながら、この考えは今の日本の多くの男性にも通底しています…!
結婚当初は見えなかった、いわば本性が頭をもたげます…老後、いや定年後から妻君に面倒を見てもらうつもりの男が増えました…だから安心=平気だとうそぶきます…買い物も付き合わず、自分の車椅子を押させて当然だと考えます…これまで食わせてやったのだから当然だと言わんばかりです…!
つまり「寝室」で遠慮がなくなった現実が「家」を支配します…
あれほど腕や信頼を絡ませたベッドも今では離れ離れになり、別室で寝ることも当たり前の日常になりました…しかも妊娠姿が醜いからとSexも疎遠になります…子供の生誕は喜ぶのに、妻に気を使わない父親がいます…経済力だけでじっとその環境に耐える母親がいます…
いったい恋愛中に結婚相手の素性、DVや生活態度、に気がつかなかったというのでしょうか…?
最近は同棲のような「お試し」があるといいます…あなたたちが選んだこと、それ自体に異論はありませんが…何を試したのか? 知ったのか?…不思議です…! あるいは「恋に盲目」になり…その美しい誤解が「結婚」を選んだとしたら…その責任の大半は当事者のあなたにあります…
Sexの相性だけだととしたら、寝室のイミももう一度考えてください…ついでですが、度々出てきますがハリウッド製のTVや映画では年取った女性や男性の「恋」の事情も多くなってるようです…
そこで問題を抱えている女性に、申し上げます!
あなたは環境を嘆きながら長い間を我慢してきました…男の勝手な論理の前にです…
たとえいくつになろうとも、これからはどうかあなたを賛美するような男性に出会って恋をしてください…女性に頼るだけの、みっともない男なんてさっさと捨ててください…それがプラトニック(死語かも)ラブであれ…あなたやあなたの毎日を潤してくれます…恋をしましょう…老後になってあなたを当てにするような男はさっさと捨てて身軽になることです…
最近は美魔女とか、キュッとしたウエストとか、ぷよぷよお腹のダイエットとか、プラセンタだとか、まるで若かったあの頃を今になって改めて取り返すような努力が流行っています…でもその大半は若い頃からジャンクフードに溺れ、セックスレスになって「結婚」と「寝室」を無視してきた生活ぶりから始まっています…
あれほど結婚前には「美しく」「魅せる」ことに気を使い、ブランドの助けを借りたのに、今更若返りしたいと願う女心の不思議…いや身勝手さです…
それも「寝室」で正しいSexをしなかったツケです…余計なことですが、いつの頃からか子供だけを大事にして「あなた」という呼びかけが「パパ」「お父さん」に変わったのでしょう…実はこの頃から夫婦の営みは間遠になり、セックスレスが始まります…「寝室」の意義も失われます…
原因はいろいろあるでしょう…個体差もあれば感覚的な相違もあります…それでもセックスレスなのであなたの体型を外観から判断してくれる人もいなく、いつの頃からかそれがコンプレックスになります…
親であること以外に「自己肯定」できずに日が過ぎます…
あれほど憧れた「寝室の夢」は今では自分たちの「現実」に向き合う「場」になります…
言ってみれば「寝室」こそ「家」の中で最も現実がむき出しに現れる部屋ということができます…
ここにあなたが憧れる「欧米型」の夫婦像との違いが現れるのも、「結婚」が「他人」と「神と契約」したことの意味を、本人たちが間違えてきたからからです…
年をとってもいつまでも仲のいい夫婦は素敵です…
あなたはどんなことを伴侶に約束したのでしょう…
「寝室」を建築的には容易に提案できます…子供部屋のように時々の変更も可能です…
しかし夫婦間の心理的なことまで解決するのは無理です…!
あなたがもし良い「寝室」を作りたいと願うならば…いつでも「恋」をしていた二人だけのあの頃に戻れる場所…見つめ合い、会話も吐息も感じられる場所…年取ってもあの時の「恋」を思い出せるところ…
やがて人生の「黄昏たそがれ」を迎える頃、H・フォンダやK・ヘプバーンのように過ごしたいのなら…
あなたはどうしますか…?
それが「寝室」であり「結婚」の意味です…! 決して子供部屋と同じ隔離部屋ではありません…
まづ「寝室」が(元々は他人の)二人だけになる部屋だということを考えてください…結婚式であれほどばらまかれた「愛」のイミを確かめ、作る部屋です…
ブーケトスも含めて、神父さんや神主さんが司る結婚式のイミをもう一度考えてください…その延長上にあるのが「寝室」です…
くどい文章をここまで読んでくれて、ありがとうございました!
次回は、「女性の敵は?」のお話です…!
「ゆうべ私はイエス!と言いました・でも今朝、私はあなたにノー!といいます…
ローソクの明かりで見るそれと、朝の光で見るそれとは違って見えますもの…」
…女性の感性は正直です…
「家」にまつわる事柄はどうしても多くなります…でもこれは「あなた」と「家」へのラブレター…
どうかご勘弁ください! 文章力がないとはいえ…毎回反省してマス……!
毎回こんなブログにお付き合いくださる少数の方…ありがとうございます…お礼を言います!
「家」の基本はその本質を知ることです…情報を得て共有することです…
高い買い物です…当たり前といえば、当たり前なんですが…どうにも他人任せのようです…
あなたの「マイホーム計画」が成功することを願います…!
Renovationには修理や修繕の他に刷新や元気回復という意味もあります…
「家」を新しい力で元気にさせる…「リノベーター」に応しい言葉ではありませんか…!
役に立たない「突っ張り棒」なんて、外したほうがいいみたいですよ…ご同輩!
まだ冬の鳥羽口だというのに…くれぐれもご自愛ください!





