世界はあなたが思うほどもう広くはありません…
一刻も早くコロナ・ウイルスが収束してくれるといいのですが…今度ばかりは時間も手もかかりそうです…
今回の「コロナ・ウィルス」の出どころ=発生源はハッキリしています…
これまでもこうしたウイルス騒ぎは僕たちも何度か経験をしてきました…
その度に報道に一喜一憂してきたのですが…
一番怖かったのが「エボラ出血熱」でしょうか?…でもどこかで遠い国アフリカで起きた病気の一つという感覚が僕たちにはあったようです…そのことが僕たちの危機感を「鈍感」にしてきたようです…
そんな鈍感さが今回のウイルス騒ぎの当初から世界との差を広げて、非難の対象になったようです…
同時にこの事実は、今の日本の世界観をも表しています…
人類が歴史的に記憶している最も大きなウイルス騒動は「ペスト」です…14世紀に起こったこのペストは、その媒介も原因もわからないまま、またたくまにヨーロッパに広がります…当時で1億人がこのペストにかかって死んだと言われます…我が国にもその影響はありましたが、この自国の暗黒の歴史を知っている国と、知らない国の歴史感=世界史を学ばないことにも問題がありそうです…
キリスト教の強い影響下にあった中世ヨーロッパでは、医学的より宗教的なことで駆逐が図られます…コロナウイルスも宗教的あるいは思想的には何にも解決ができません…
今でもヨーロッパ各地に広がる「仮面舞踏会」では黒いマスクに鳥の頭のような仮面の「ペスト博士」が「死」の象徴として登場します…ここではペストは菌ではなくこんな姿で現れます…医学的ではなく、悪魔的=宗教的な姿です…
「エボラ熱」は遠いアフリカで始まった病気でしたが、今回は中国の武漢市で起きました…それがイタリアやアメリカ、ヨーロッパ各地に広がります…まるで燎原の火(りょうげんのひ)のようにです…
初期の発熱から周囲への感染力、残念な結果への速さが今もこのウィルスを特定できぬままに感染を広めます…各国とも既存の医療機関は限界を超え破壊されています…
今考えられる唯一の救い=感染予防の方法が人と人の接触を防ぐ外出を制限するということです…
実際発生源の武漢市では発生以来からの市民の外出制限が解けました…
その結果がこのウイルスの封じ込め=やり過ごしに有効な方法だというのもわかりました…
それでもこの方法には、時間的な制約や法的な制限があります…国の経済的な支援の問題もあります…それこそ国の体力が問われます…
この封じ込め=成功?が有効と知り、各国は国境を閉ざしヒトやモノの行き来を閉ざします…
結果として生産と消費=需要と供給のバランスが崩れ、地球規模の経済危機が世界を襲います…
このコロナウイルスが多くの生活の日常や社会構造の基盤を覆します…
それも決定打のないままいつまでも続く、地獄の蓋が開けられたというわけです…
それでも今考えられる最良の策がヒトとヒトの接触を禁じることだとしたら…
今ではこれがヒトがコロナウイルスに立ち向かえる精一杯の方策なのです…
ネコ族もイヌ族も心配しています…!
僕たちはみんなあなたたちに寄り添ってきたからです…
日常の仕事や生活に不安があったとしても…それでもこのままウイルス禍が収束するまでには一体どれくらい時間がかかるのでしょう?…それに倍した時間がその後の不安や不信を生み、一体僕たちの日常が元に戻るにはどれくらい時間がかかるのでしょう…?
今では世界は全て手の中の小さなキカイにあると人々は思っています…その利便性(?)は日常的で情報は瞬時に人に届きます…あるイミ情報のダダ漏れです…泥やアブクまでが混ざります…
人々はこぞって活用をしキカイ言語になれます…ますます人間の言語から離れて行きます…
SNSやネット社会の危機感の共有は同時に風評の悪も生みます…
「悪貨が良貨を駆逐する」という言葉があります…悪い話は蜜の味、悪い話ほど瞬く間に人に届きます…
僕たちが世界から賞賛をされる国の民で、そのことを自負する国の民ならば、こんな時こそフェイクか真実なのかをきちんと見分けるべきです…
同じアジア圏なのにお隣の韓国では封じ込めに成功しているようです…初動の違いがあるとはいえ、その後の検疫や防疫、医療体制で大きく水をあけられています…日本は自分が思うほど安全な国ではないということです…
それでもこの国にはこの国ならではの美風があります…!
その力がこのウイルス禍を退けるはずです…今改めてその力を信じたいと願う人も多くいます…
あれほど叫んだ「絆きずな」があります…今こそこの言葉の意味を実行したいものです…
そのためにも今こそ何をすべきか?・何を考えるべきなのか?…
自分だけではなく、家族や友人、隣人たちや他者に何ができるのか?…
ただ外出禁止令を守るのではなく、自分を改めて知ることと、世界の中でどんな位置にいるのかを知る機会になればと願います…
図らずも今回の地球規模の騒動が、空気感染という視覚化できない恐怖だということで「最強の武器」になることを証明しています…古くは第一次世界大戦のマスタードガスがヨーロッパを恐怖に陥れています…
残念ですが、世界はこれらを化学兵器として研究しています…
一旦露出をすればあらゆるメディアを使い隠蔽します…情報操作です…
今回も初期に医療現場と政治的な情報が錯綜して、騒動の実態が正しく把握できなかったことが、騒動の規模を広げました…
このコロナウイルスの危険性を告発した、現場の青年医師の告発は政治的な発言で封印されます…
WHOに毎日報告される患者数もゴマかされます…自国に不都合な数字を正直に伝えない国があります…
こんな時にWHOに拠出金でデイルを仕掛けるカミツキガメがいます…
スマホは「両刃の剣」です…
使い方次第であなたや友人をキズつけます…
正しい「情報」の重要性は、先述した真実・トルーと偽・フェイクに惑わされる僕たちの日常と同じです…ここに情報を正しく選別して読み解く能力も試されています…
手の中の小さな情報源は世界を広げたり閉ざしたりすることもできます…この小さな世界の「正しく、真実」を知ることも今度の騒動は教えています…
情報の真実こそ最強の抗体です…その抗体をみんなが持つことが、このコロナウイルスに勝てる方法の一つです…
世界は容易に死にます…子供たちの世界も死に絶えます…
今僕たち大人にすぐ出来ることはどんなことなのか?…うかうかしていられない現実です…
同時に人には「考える」という優れた資質があります…
今回の「外出禁止令」が自分や家族の命を改めて考えるいい機会と考えてみてはどうでしょう…
地球にはびこる難病のほとんどを治せるようになったのは「ペニシリン」です…今に続くこの薬は北里柴三郎氏によってもたらされました…改めて日本の医療研究の凄さを知ります…それでもウイルスはこの水準=彼らの困難を乗り越えながら進化してゆきます…今回も彼らがヒトへ突き付けた生存への戦いかもしれません…
話は飛びます…
一昔前、小さな女の子はみんなおかっぱ頭でした…すくすくと育った彼女たちの柔らかな頭の毛には太陽の光の輪が出来ます…毛髪が光ってまるで光の輪のようです…これを「光環」、コロナと呼びました…
あの皆既月食の写真を思い出してください…黒々とした太陽の周りに見える光、あれがコロナです…
「コロナ」は本来は良い意味で使われるものです…
今回のウイルスがなぜ「コロナ・ウイルス」と呼ばれているのか?…なぜ「エボラ出血熱」のような強い名で呼ばれないのか?…それも謎です!
またこうした目に見えない恐怖映画も数多く作られています…
その中でも印象深いのはマット・デイモンが父親に扮した映画で(タイトルは忘れましたが)今の世相の混乱に似ています…
全ては彼の美しい妻が香港の厨房でコックと握手したところから始まります…妻を失い一人娘を守るマットと、すっかり変わってしまった日常…映画は最後にフェードバックしてまた握手をする妻に戻ります…繰り返される恐怖…
そう、ウイルスはどこにでも潜み、スキあらばとヒトを狙っています…今もこれからも…
この映画のようにウイルスの根元が断たれたとは言えません…いつか繰り返されます…これからの時代、ヒトとモノが自由に行き来する世界ならなおのことです…「菌」もまた自由に行き来します…
そんな時代に僕たちは生きています…
ネコのグルーミング…!
どんな時も身だしなみやたしなみを忘れません…
こんな時こそ、僕たちも平常心を失わないで、彼らに学びたいものです…
今回の「コロナ・ウイルス」が呼んだ「外出禁止令」…壊された日常生活…
マスク一枚に身の安全を託さなければならないヒト…いつ終わるともしれないそんな不便と苦悩の日々…
同時に今目の前の出来事は「世界市民」だから見えることです…逆に世界を知ることは今の自分を知ることになります…あなたが考える以上に「世界」はあなたのドアのスグ前に立っています…
皆さん、どうかくれぐれも、
ご自分の命とその連環を大切にして、この期間をお過ごしください…
悔しいですが、マスク一枚が命を分けています…
どうか「自分のために」を「自分たちのために」と考えてください…!