これから「家」を持ちたいと思う、または大人になりたい人に、読んで欲しいと思うブログです…

あなたの「マイホーム計画」のお役に立つために…今日は「照明」のお話です…!

 

 

正面のポーチがスペイン風ですが…

これは屋根(コロニアル)も壁(サイディング)も現代の素材を使っています…

正面にスペイン風の飾りを取るつけてあります…

 

 

 「電気」とは、どんなものか…?

よく知られていることの一つはプラスとマイナスの二極があるということです…素手で触ればビリビリ来ます…「人間」は電気を通します…特に水気があればなおのことビリビリします…はよく電気を通します…しかも目では見えません…扱い慣れない素人「電気」はとてもキケンです…!

 

 ちなみに電気は水流のように「流れ」ます…「電流」A・アンペアです…プラスからマイナスに向かって流れます!

この流れが心臓を通るとそのショックで心臓が動きを停止、それが「感電死」です…

つまり「キケン」です…いくらアマゾンでもこればっかりは運べないハズです…! え?

 

 この「流れ」を断続的に切ったり繋いだりするのが「スイッチ」です…電球が点灯するのは「電流」が繋がるからです…

他の電気器具が作動するのも「スイッチ」が「電流」を繋ぐからです…電気が流れて「電気」が通ります…!

 

 

 「コンセント」の穴に器具の二股の「プラグ」を挿し込むと「電気」が通じます…

当然ですが、これが何度も行われると、だんだんと穴もプラグもグラグラになります…金属疲労ってヤツです…つまり「コンセント」はこの二つが「接触」することで通電します…またプラグを挿したまま放って置くところもあります…どちらもキケンです…まずこのことを覚えておいてください…!

 

□◀︎‥○×△‥□

 

 では身近にある「コンセント」を見てください…

豚ちゃんのお鼻の穴が二つこちらを見ていませんか…? でもよく見ると左の穴の方が右よりも長くなっています…実は左の長い=大きい方がマイナスで、右がプラスです…

 

 左が「アース」と呼んでいる方で、コンセントの裏には「接地側」と表示してあります…

「アース」とは「Earth=地球」のことで、これが「接地」の意味です…

 

 コンセントの中には「アース」付きもあります…「アース」は地面との間に電路を作る回路だと考えてください…

必要以上の電気を逃がす道です…家庭では電子レンジなど高圧のものには過大な電流が流れます…この過大な電気が流れてもここにつないであればイザの時にも安心できます…「アース」は緑色の線で長さ50センチほどの「銅」アース棒を繋いで地中に埋め込まれます…これが地中に放電するわけです…とはいっても最近の機器類はこの端子があっても繋がないというケースがほとんどです…理由は簡単、アース棒の設置そのものが面倒臭いからです…それに日本は電気の供給が安定しています…そのために「アース」端子があってもイザの時に役に立たない「コンセント」があります… 必ず確かめてください…!

 なおこの「アース」、米語では Ground =地面と表記されます…

 

 

 このブタちゃんに電気を送ってくる「ケーブル」は、一般に「接地側」アース=マイナス「黒」と、プラスの「白」の二線式と、これに「赤」を加えた三線式があります…「電流」は常に白から黒へ流れます…

 

 太さはミリ表示で、通常は線の直径が1,6ミリ施工現場では「テンロク」…を使用します…この白と黒を一本にまとめたものが二線式です…最近は電気の需要が伸びて 2,0ミリこれは「ニミリ」…と太い線で供給されます…これに赤い線を加えた三線式があります…三線式は僕たち世代が「動力」と呼んでいた「モーター」を多用する工場に200ボルトを供給していたのですが…最近は特に台所の「食洗機」や大型のエアコンの普及で200ボルトを使うのと、結線が容易なことからこの需要が増えています…

 

 「家」に入った電気は「配電盤」で振り分けられますが、設定された「電気量」に応じてヒューズボックスの色も違います…使用料だって違います…この基本料プラスが毎月の支払い額です…!

 よくレンジとか掃除機を使用するとヒューズが落ちてしまうのは、最初の起電力が大きく、配電の容量を超えるからです…これが主婦には結構ストレスなんですよね!…家中の機器類の総容量を計算して「配電盤」を決めます…!

「配電盤」では各階ごとに配線されそれぞれにヒューズがあります…一気に家全体が真っ暗になることも無くなりました…

 なお「配電盤」からが「家」の責任になります…!

 

 三線式は、これを組み合わせて200Vを入力しますが、通常の使用ではは複数を連動させる迂回路に使ったりします…

 

 

 マイナスの「接地側」には、黒い被覆の線を使います…プラス側の表示は「W」と表示され、白い被覆の線を使います…WをWhite、ホワイトの頭文字と考えてもいいでしょう…同じ「銅」でも二線と三線では、曲げたり折ったり切ったり、担ぎ上げたり…重さも加工性も全然違います…!

 

 この「マイナス」「プラス」の分け方は、そのまま電気の特性を表しています…

最近の大半の機器類はこの区別に厳密じゃなくなりました…でも高級オーディオなど電気に繊細な機器類ではこれを間違えると、レコードやCDなどの回転系やスピーカーの音質にも影響が出るから大事です…

 

 では、プラグ側のコードを見ると、二線式の被覆の片側にだけメーカー名が印字されています…

この側が「マイナス=接地側」で、これを確認してから差し込みます…つまりプラス・マイナスを合わせることになります…! 僕たちが「延長コード」と呼ぶ「タップ」も、正しく使いたければこれを合わて繋ぎます…!

 

 

 機器の通電箇所のケーブルや接続端子には「電気抵抗」が小さい「銅」が使われています…!

高級なオーディオではこの抵抗値が最も小さな「金」がメッキで多用されています…それだけ微細な信号が電気に変えられて送られているということです…

 

 話は違いますが…スマホやPCの中古品が回収されるのは、機器からこの「金」を取り出すためです…それだけ微細な電気がこれらの機器を動かしているということですが、そのために電気抵抗をいかに取り除くかということです…

 

 

 ところで発電所で作られた電気エネルギーが、僕たちの手元、つまり「コンセント」に来るまで変電所、送電線、トランスまであらゆるところが「マイナス」はマイナスに、「プラス」はプラスのままに繋がれて来ています…それだけプラス・マイナスの電極が大切だということです…!

 

○◎・△◁・□▪️・○・□●・×◎・

 

 その電気を送るには送電線が必要です…ここで「電圧」V・ボルト上げ=高くして送らないと、生まれたばかりの電気が電線の抵抗値で失われ、規定の電気が届かないという問題になります…電気エネルギーのロスです… そこで昇圧トランスで予めあげた高い電圧で消費地まで送ります…「発電」で生み出された「直流」はトランスを通って「交流」に変換されます…これが「インバーター」という逆変換です…!

 その逆が「コンバート」です…

 

 

 またまた余計な話ですが…折しもラグビー・ワールド・カップ RWC の真っ最中、トライの後にまたゴールを狙って蹴るのがコンバート、これです…なぜ、こんなことをやるの?…これに成功すればさらに加点されますが、失敗するとトライのままです…つまり相手に逆転の可能性が残ります…イコールコンディションを重んじるラグビーならではの規則です…また野球ではポジションの変更をコンバートすると言いますね…!

 

 

 電気の長い旅路を考えると交流で送る方が途中のロスが抑えられます…この方法を提唱したのがニコラス・テスラだというのは、電気マニア(?)ならよく知る話です…! 電気の単位にもなっています…!

彼は直流方式にこだわる「発明王」トーマス・エジソンと意見対立して研究所をやめます…20世紀初頭に活躍した物理学者ですが、当時から革新的先駆的な電気の世界を実現していました…今では世界先鋭の電気自動車の名前になった「テスラ」きっとこの電気への自由さが「テスラ車」の若い創設者の心を表しているのでしょう…!

 

 日本でも「空冷」にこだわった本田宗一郎と「水冷」で対立して会社を辞めた久光是志…彼は後に宗一郎に指名されてホンダの社長になります…名声にこだわった「発明王」と不遇な晩年を送ったN・テスラ…相手の「信念」も評価することは、いつの時代でも大切だという…ただのおハナシなんですが!

 

◎○・◻︎△…□▽○…◻︎×

 

 というハナシはさておいて…

もし機会があれば「コンセント」の結線を確かめてみてください…この黒と白を逆に結線してあれば、極性が狂っていることになります…急ぎ仕事や素人の手抜き工事で見つかる事例です…

 

 また電気は「蓄電池」以外には保存のできない「エネルギー」です…

極端な言い方ですが、あなたが今使っている電気は、発電所のタービンが回って作った出来たてホヤホヤの「エネルギー」です…最近の電気自動車の発達は、電気を貯める「蓄電池」の格段の進歩があればこそです…まさに日進月歩、この「蓄電池」の「容量の増加」「小型化」「手軽さ」が世界を押し上げるエネルギー最前線です…! このブログを書いている最中に、リチウムイオン電池の電極を安定させる制御板の発明で、日本からは「吉野彰」氏がノーベル化学賞に選ばれたそうです…これも「電池」がいかに世界を取り込んでいるかという証拠です…!

 

 無尽蔵な太陽光や風を電気=エネルギーに変えて、「家」に持ち込むのはこれからの世代の「家」作りの中心になると考えてもいいでしょう…すでに太陽光パネルや売電などが行われています…!

 

 

 

 今回の台風被害では、千葉県などが停電の大きな被害を長期的に受けました…その惨状を知るにつけ、「暮らし」のさまざまがいかに「電気」という「エネルギー」に支えられていたのかを知ります…

送電線の重要さも知ります…! それを維持する保守・点検の大事さも知ります…

 

 でもその一方で、世界的な「環境問題」の元凶の一つが「電気」を作る「発電所」にあるということもわかっています…フクシマで起きた「原子力発電」の被害がチェルノブイリやスリーマイルの事故以来、生命の「生存」そのものへの脅威だということもわかってきました…!

 

 石炭を燃やして作る「火力発電」が放出する膨大な二酸化炭素と温暖化が地球環境を破壊しています・わかっていながら、あえて採用するアメリカや、プラントの輸出を目論む日本は先の国連の「環境サミット」では演説の機会すら与えられませんでした…

 

 この事実が僕たちの「今」と子供たちの「未来」を奪う元凶であることを、世界や子供たちは知っています…残念ながら、この国には世界的な視野に立った政治の理念はありません…!

 

 それでも増え続ける電子機器や電化製品…コンセントには充電器が鈴なりにぶら下がり、ウオシュレットやルンバ、ケーキ作り、照明から冷蔵庫まで、家の中のすべてのエネルギーは貪欲な肉食動物のようにコンセントに食らいつきます…その結果足元を線がくねくねと走り、ストレスも高まります…!

 

 「今」の便利さを「未来」につなげるために、僕たちにはどんなことができるのだろうか?…

電気をめぐるこの矛と盾の問題をどうやって解決したらいいのか?…僕たちに突きつけられた問題です!

 

 どうですか、「電気」や「家」を考えることは「子供たちの未来も視野に入れた「時間軸」の問題です…政治もひっくるめて僕たちはもっと大人の視座を持たなくてはならないようです…!

 

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 ついでですが、この「コンセント」とは日本ではプラグの挿入口、つまりブタの鼻ちゃんのことです…

コンセント Concent とは本来の意味は「調和する」ということで電気とは関係がない言葉です…

 英語や米語では「ソレ、チガイマス」と言われる日本製の英語なのです…!

 

 

 これらの工事では「電気」見えない危険だということを常に念頭においてください…!

必ず「電気工事士」の資格を持ち、見えない電気に精通している人が工事をしてください…

 

 例えば、工事中に何度も確認を求められるのが「コンセント」の位置です…通常これらの取り付け位置は、だいたい決まっていてそれに合わせて配線されます…この方が作業がスムースに、言い換えれば通り一遍に進められるからです…でもすっきりと収めたいのが主婦です…コンセント一個の高さにも文句が出ます…

暮らしの「時間軸」を考えるなら「リノベーター」こそ対応しましょう…! 電気施工の資格があれば何かと便利です…ことさら難しい試験ではないので、ぜひトライしてみてください…!

 

 またコンセントやスイッチ、分岐回路などは各機器の裏側にはコードの被覆を剥くストリップ適切な長さが、へっこみで表示されています…この長さが正しければ配線は機器内に収納されます…これが短ければ抜け落ちて通電できなかったり、接触が不安定で火災の原因にもなります…長すぎれば機器の外に裸の線が露出して、漏電や人間との接触事故の原因になります…素人工事に多い原因です…要注意です!

 

 電気は、過度に折れ曲がったり切断しかけの線を使用すると、流れが阻害されて簡単に熱エネルギーに変換されてを持ちます…これが火災の原因にもなります…

 

 もう一度写真のブタちゃんを見てください…コードを繋いだまま放置されたままの古いコンセントにはホコリが溜まります…この古いホコリは引火しやすく…写真でもわかりますが、その前兆がコンセントの黒ずみです…こうならないためにも時々は掃除や、正しく繋いであるのか必ず点検してください…!

 

 

 文末ですが、吉野彰氏の「ノーベル化学賞」をお祝い申し上げます…同時に受賞されたお二人の論文が吉野氏の研究継続のきっかけになったそうです…のそのお一人のお名前が Goodenough氏…イナッフenoughとは「必要・十分・たくさん」の意味があります…まだまだ 化学も世界も Goodenough じゃありません…! この世界を Enough にするには、きっともっと時間がかかりそうです…それに少しでも近づくように「家」を作りたいものです…!

 ちなみに、僕もあなたたちの恩恵を受けています…愛用機は「リチウムイオン」で動いていますが 、最後までEnough だと思えることはなさそうです…!

 

 

 

 

 くどい文章をここまで読んでくれて、ありがとうございます! 

 

 次回は、大事な「水=みず」のお話です…! 

 

「この手紙を長々書きました・それは短く書く時間がなかったからです…」とは誰かの言葉… 

毎回面倒な文章は、まるで出来損ないのラブレターみたいに冗長です…

家」にまつわる事柄はどうしても多いからなのですが…でもこれは「あなた」と「家」へのラブレター…

どうかご勘弁ください! 文章力がないとはいえ…毎回反省してマス……!

 毎回こんなブログにお付き合いくださる少数の方…ありがとうございます…お礼を言います!

 

 

 「家」の基本はその本質を知ることです…情報を得て共有することです…

高い買い物です…当たり前といえば、当たり前なんですが…どうにも他人任せのようです…

あなたの「マイホーム計画」が成功することを願います…!

 

 Renovationには修理や修繕の他に刷新や元気回復という意味もあります…

「家」を新しい力で元気にさせる…「リノベーター」に応しい言葉ではありませんか…!