こんにちは
東京地方だけでなく、この数日は全国的に真夏日が続いています…
Wカップも、まさかの日本の進撃、こちらも番狂わせで内外問はず大騒ぎです…
かくいう僕もその一人…Wカップ開幕までサムライ・ブルーには懐疑的、というよりも絶望的に信頼を寄せなかったんですが…なにしろ、格下相手にはサムライでも、格上にはサンピンの空威張り…あげく、毎回出てくる言葉の軽さ、言い訳、次のゲームには修正する…という言葉の羅列ばかり…で、そうできないのがサムライ・ブルー…
毎回こんな空虚な言葉や態度では…また同じことの繰り返し…というのがホンネです!
サムライであるなら「散り方」だってそうあるべき…負けたっていい…必死に戦ってそれで潔く負けるなら…サッカーの戦術も個人の身体能力も…伝統の重さも…まだまだ世界と差異があることはわかっていること…それだけに一戦一戦「潔く散って」こそ、その上に伝統は積み上げられます…サムライ・ブルーにはこの潔さがちっとも感じられませんでした…というのが今までです…
でもこのWカップは違います…サムライらしく雄々しく戦い、躍動し、連動し終始その動きを止めません…「個」が動き「全体」が流動します…僕が見たかったのはこれです…これで敗れたとしても若い「個」の潔い終わり方を誰が責めますか?…
僕たちはサッカーが大好きなのです…いつだって明日の勝利に、伝統の神話に憧れます…
明日はこのグループの最終戦です…相手国はランキング上位ですが、すでに予選敗退が決まっています…「勝って兜の緒を締めよ!」という戒めがあります…
大方の支配的な楽観論にも負けずに…このゲームもサムライらしく、若者らしく、潔く戦って欲しいと願います…
世界のサッカー地図もあっという間に塗り変わります…あのロナウジーニョやデルピエロもジダンも今は過去になりました…ほんの数回前のWカップではTVのCMに出ていたC・ロナウドが今や伝説の頂点にいます…サッカーではたくさんの伝説や神話が語られ、それが伝統の素晴らしさを紡ぎます…サッカーの地平を求めること、選手への「敬意」はそのままこのゲームの美しさを語ります…
それでもこの国では過去にWカップ選手に「敬意」を払わなかった人がTVの解説を得意気にしています…愛好家である僕たちもその目は曇っているようです…
本当にサッカーが好きな僕たちが明日の夜に見たいのは、若者らしくイキイキとして、いつも積極的で躍動したゲームです…そのとき少しずつ伝統が育ちます…
このWカップでピッチのネイマールやメッシが流した涙…伝統が翼を広げます…
サムライ・ブルーがたとえ最後で潰えたとしても、この2試合で君たちが示してくれた躍動と勇気こそが…この国の伝統の物語を積み上げます…
前へ、前へ…僕たちも一緒に地平を目指します…
その先のより大きなものを見るために…僕たちを連れて行ってください…
「個」が躍動して、若者らしくあきらめずに前へ進む…
今のサムライ・ブルーならそれが可能です!
そんな敗北なら、心から拍手を送ります…
ありがとう
サッカーは、オンサイドかオフサイドか?の単純なゲーム…だから難しい!
ね、ご同輩!