こんにちは
東京地方もやがて梅雨入り…
梅雨と言えば雨…しとしとピッチャン♪
梅雨といえばアメガエル…
僕たちの小さいころの記憶では…小野道風とこのカエル…道風の前で何度も頭上の柳の枝に飛びつくカエル…やがてカエルは柳の枝に飛びつくというハナシ…でも実はマンネリになった道風をたった一度くらいの失敗であきらめてはイケナイ…ほら、カエルだってやがては柳に飛びつけるじゃないか…という戒めの絵だったらしいのです!
そうとは知らない僕たちは、てっきり雨の季節の当たり前の風景に思っていたんですが…そんなことを考えていたら…今朝の新聞にこのカエルのハナシが載っていました
例の「古池や 蛙跳び込む 水の音」と言う名句の「蛙=かわず」とはそもそも、ナニかえるか?…跳び込んだときの音はどんな音だったのか?…なんて言うことを真面目に研究している会があるという…
♪…カエルの唄が聞こえてくるよ…ゲコゲコゲコ、ガッガッガ…♪
よく日本人の感性を言われますが…このカエルも加えてもいいかもしれませんね…
鳥羽の僧正の「鳥獣戯画」ではこのカエルたちが相撲を取ってます…
「やせがえる負けるな 一茶ここにあり」は弱いものを贔屓にする優しい視点…
カエルの置物もたくさんあります…全身緑色のカーミットも有名です…彼のセリフ「…この大学に入学誘われているんだけれど、彼らはボクの成績よりも解剖に興味があるみたいだ…!」…はははは…子どもには残酷だよね…
そういえば僕の若い彼女は…カエルを手のひらに載せて近くの土に帰しながら…「ほら、こんな所にいたらひかれちゃうよ!」なんて平気でカエルを手づかみしてる。
僕も子どもの頃は平気だったのに、つい新聞紙なんか使って寄せてる…後ろを持ち上げられながら必死で前足と鼻でアスファルトに突っ張るカエル…これでは土手は越えられない…ズルズルとアレでは痛いでしょうねぇ…ゴメンナサイ!
でもお礼にカエルが彼女にキスしたら…今度は彼女がカエルになっちゃうよ!
以前に古今亭志ン朝という落語の名人がいました…
この人のマクラは突然始まります…これがめっぽう面白い…!
昔の吉原ってのは田んぼの真ん中にあった…酔客が遊女を求めてこの路を毎晩通る…
田んぼのカエルたちが相談する…「どうだい、オレたちもこの道をマッツグ(注、真っすぐ)行ってさ、あすこの(あそこの)どん詰まりで、どれがイイ女だったか言うってのはどうだい?」「いいねいいね…」ってんで雨カエルからひきがえる、殿様カエルまでの大小ががぞろぞろ…「ところでイイ女はいたかい?」「いたいた」「イタよ」…それぞれが「あすこの(あそこの」紅いおべべ(きもの)の女がいい」「なるほどイイ女だなぁ」…てんでに女郎自慢!
「おいそこの雨公(チビの雨カエル)、さっきから黙ってるけどお前はどれがイインでぃ…この際だからしゃべっちまいなよ…」
「オレはなぁ、あすこの(あそこの)右から三番目のキイロいおべべがイイなぁ…」
「右から三番目? おいあれはキイロじゃなくて青じゃネいか!」
「いや、キイロだ!」「いやあれは青だぜ!なぁみんな…」
「おめぇいってい(いったい)どこ見てんだ?」
…ってんでみんながこいつを見ると…後ろの方だから背伸びして見てた…
あははは…たしかにカエルの目ん玉はこうすりゃ反対側が見えるというオチ…これって想像力が無くては笑えません…「鳥獣戯画」はたいしたモンです!
それにしても大通りの真ん中をカエルがぞろぞろ…でも誰も意に介さないというのも
落語のスゴいところ…大真面目に聞く僕たちの方もスゴいけど…
ハナシは違いますが…僕が昔管理していた都下の小屋では夜になるとよく「モリアオガエル」が扉に登っていました…例の木登りするカエルです…その夜も扉にいました
…思わず尋ねました…「こんな時間にどこへ行くの」…「アオモリカエル」…
「え、ここからは遠いよ」…しばらくあってこのカエル、すごすごと扉を下りるから…「どこ行くの?」…「ボク、帰る!」
…おアトがよろしいようで…
注()内は江戸弁でス!…ね、標準語もただの方言…