こんにちは…!

 

今日もTVシリーズの話題ですみません!

なにしろあの頃のTVを懐かしむ年寄りが、僕の周りには多いもので…!

そんなおじさんたちはみんな元気で、いい年の取りかたしてますよ!

 

前記では書けなかったんですが、この他にもたくさんのシリーズがありました。

そこに見えるアメリカは豊かで自由な国のようでしたから、僕たちは半ば夢を見るようにアメリカに憧れたものです…!

 

人間の言葉をしゃべる馬は「エド」…しゃべりは三遊亭小金馬師匠でした。

僕はといえば、エドの馬小屋の扉や家の庭なんかをよく見ていたんだから、じゅうぶんに変な子どもだったのかも知れません。

それから、どちらかといえば馬面(失礼…)のジョエル・マクリーの家庭もので明るいホームドラマ、あのタイトルはなんといったのかな? シリアルな朝食というのもこの番組で知ったのかな…?

歌手のリッキー・ネルソンが一家で出ていたのは「ネルソン一家」…

リッキーは映画の「リオ・ブラボー」のガンマンでも有名でした。大きくなってから自家用ジェットの事故で亡くなり、その後をリッキーの二人の子どもがリッキーズとして歌手デビューしたのは知ってるんですが…

 

喜劇ではルシール・ポールが出た「ルーシー・ショウ」!これは笑えました…

隣人ご夫妻のお二人もいい味でした。

そして鼻がこちょこちょと動く、あの「奥様は魔女」…

愛しのダーリンに漫画のダグ・ウッドを重ねてみましたが、彼女のお母様やこれまた隣人のご夫婦が傑作でした。この鼻を動かすやつ、みんなマネしてましたよ!

 

その他では有名な「エリオット・ネス」!

全編セピア調の画面で、寡黙なネス隊長役をやったロバート・スタックは特に大人気でした! なにしろウチの母も夢中になったくらいですから…若かったんですね!

物語は実写フィルムのように実際の年代とギャングの名前を淡々と伝えるナレーションでも有名でした。ナレーションの担当は黒澤明、ネスを日下武がやり大評判になりました。この製作会社のクレジットがあの「ルーシーショウ」で有名なデシルプロだったなんてのもオドロキでした!

 

TVのもっと初期の傑作には「ピーター・ガン」なんてのもありました!

 

弁護士ものでは「ペリー・メイスン」少し太目のレイモンド・バーが出て人気でしたが、秘書役のデラ・ストリートのバーバラ・ヘイル両名は映画にもあちこちに出ています。それから相棒の私立探偵もいい探偵でしたね。

 

そして忘れられないのが、音楽のショウの数々!

「ペリー・コモ・ショウ」や「アンディ・ウイリアムス・ショウ」男声コーラスの魅力を教えてくれた「ミッチ・ミラー・ショウ」なども僕たちを夢中にしてくれました。ゲストを中心にマイクの下に椅子を3脚だけおくスタイルは、これらのショウから真似られたものといってもいいでしょうね!

 

こうしたショウを通して、僕たちはアメリカのショウビジネスの世界のアレコレを学んだんですから… もちろん学校や女の子の間ではな〜んにも、役にたちまセン!

でも、一般社会に入ってからこれが面白かったんですから、知識って分からないもんです…! 少年よ映画や本にたくさん親しみなさい…というのは僕の持論!

 

そのころには日本でも自主制作の機運が出て来て、「夢であいましょう」や「てなもんや三度笠」「新鮮組始末記」「三匹の侍」などが出て来ました。

それと同時にアメリカ製のTVシリーズもだんだんと姿を消して行きました…

後半ですが「私は貝になりたい」という優れた単発ものも有りました!

脚本の橋本忍と主演のフランキー堺の名を忘れることは出来ません、そして僕には端役の小松方正は特に印象的でした。

 

こうして今さらに俯瞰してみると、アメリカものはオリジナリテイが豊富だったことです。日本も今ではがんばってはいるのですが、製作会社の現場の若者に「もっと古典を!」と言いたいですね。もちろん映画もふくめての話です。

 

 

そしてTVを愛するなら、僕たちももっと良質な番組を求めたいものです…!