<抜粋終わり>
地盤改良が必要な面積は、まだ埋め立てが始まっていないキャンプ・シュワブ北東側の6割に当たり、埋め立てに使う砂の量は、東京ドームの約5.25個分で、県内の砂利採取量の数年分に該当すると言います。
作業船で地盤改良工事を実施できる深さは、70mなのですが、埋め立て予定海域の東端に造る護岸周辺は、水深が30mと最も深く、さらにその下の軟弱地盤の層が60mもあるそうです。
玉城氏は設計変更申請を認めない意向で、「膨大な砂をどのように調達するか一切示されていない」「この水深での大規模な地盤改良工事は前例もない。70mより深い場所への対応は不明」としています。
県はサンゴの移植も許可していません。
大規模な地盤改良工事をすれば環境への影響も甚大だとして、再度環境アセスメントの実施も政府に求める考えです。
さらに県は「非常に浅い側のみ埋め立てをしても完成に近づくことがないにもかかわらず、埋め立てを強行し、辺野古に固執し続けることによって、普天間の危険性を長い年数にわたり固定化しようとしている」と主張しています。
(朝日新聞より抜粋)
軟弱地盤に滑走路を作る予算は、当初の10倍の2兆円に跳ね上がることが予想されています。
結局、埋め立てたとしても、基地として使われない可能性もあり、2兆円もドブに捨てた上、環境破壊で取り返しのつかない事になるのが目に見えています。
海を汚してしまったら、サンゴやジュゴンは二度と元に戻っては来ません。
墜落事故の多い軍用機にお金をどんどん注ぎ込んだり、マヨネーズ地盤の海を埋め立てるのに2兆円も使うような無駄をしなければ、消費税を上げなくても済むのではありませんか?
政党にかかわらず、沖縄県民の大多数の人が埋め立てに「反対!」と言っているのです。
この想いを、決して踏みにじらないで頂きたいと思います。
19日には、「辺野古署名」の発起人、ロバート・カジワラさんが、関空に入国の際、大阪入管に2時間近く拘束されるという事件が起こりました。
「辺野古に何しにいく?」「デモに参加するのか?」など執拗に尋問を受けたそうです。
カジワラさんに何の罪があると言うのでしょう。
事態を知った社民党の照屋寛徳衆院議員が入管係官に直接電話してようやくカジワラさんは解放されましたが、その際、係官達は「私達も好きでこのような対応をしているわけではなく、上からの指示でやっているだけ」とカジワラさんに釈明したということです。
「上からの指示」って?
あれこれと嫌がらせみたいな事をせず、真摯に県民の意向をくんで、即刻、辺野古の埋め立ては中止にし、基地建設は断念して頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
美しい沖縄が大好きです。
ダイナミック琉球