今夜の「世界不思議発見」は、卑弥呼がテーマでした
”卑弥呼殺人事件 謎を解く鍵は皆既日食にあった”
ミステリーハンターの竹内海南江さんは、卑弥呼の都だったと最近言われている、奈良県のまきむく遺跡の最新の発掘現場に訪れました。
まきむく遺跡こそ、邪馬台国の最有力候補地なんです
今年5月、その中にある箸墓古墳の建造年代が、卑弥呼の死んだと言われる西暦247年と、ほぼ一致したという研究結果が発表されました。
この結果、300年にわたって論争を呼んできた邪馬台国の場所は、ここ奈良でほぼ間違いないという結論を、番組では導き出していました
そして、つい最近、大発見があったというのです
ちょうど邪馬台国の女王と言われる卑弥呼が、在位していた頃の時代と同じ時代の大型の建物跡が見つかったそうなんです。
南北が17メートルくらい、東西が14メートルぐらいの規模の建物になるようです。
建物は、大きいだけではなく、特徴的なのは、建物の方位が東西南北にきっちりと方位を揃えて建てられていると言います。
日本の弥生時代や、他の時代の建物というのは、普通、方位は無視されていました。
それが、まき向遺跡で初めて方位が考えられたようです。
そして、このまき向の建物が撤去されたのと入れ代わりで、箸墓古墳の築造がスタートしたようなのです
なので、箸墓古墳は卑弥呼の墓である可能性が非常に高いそうなんです
これほど巨大な建物跡は、弥生時代には見つかっておらず、いかに卑弥呼の権力が大きかったかが分かります
さらに、出土物にも興味深いものがあるそうです。
まき向が邪馬台国の都であったという説を、後押しする重要な発見
それは、絹織物で出来た巾着袋
これは、卑弥呼が中国の魏に献上したと記録されている赤い絹織物を作っていた証拠だと言います。
そして、赤の染料のベニバナの花粉も、まき向遺跡で発見されました。
そして「倭国大乱」を卑弥呼が収めるのに「鬼道」というものが使われたそうです。
その鬼道に用いられたとされるのが、銅鏡で、丸い太陽を表すようなものなんです
真ん中に出っ張った太陽みたいなものがあり、あれ アステカ暦に似ているような。
その為、卑弥呼は「太陽の巫女」として君臨したと言います。
それは、一種の宗教革命でもあったようです。
彼女の登場と共に、それまでの重要な儀式の道具であった銅鐸が消えたと言うのです
卑弥呼の時代になって、人為的に銅鐸がたたき割られて穴に埋められている箇所があったそうなんです。
銅鐸は、弥生時代数百年の間の、神様をまつるための大事な道具だったそうです。
それを割ると言う事は、今までの神を否定する事、新しい神様に変えると言う事を意味します
その新しい神様のシンボルが、金色に磨かれている銅鏡だそうです
土地の神様をまつる銅鐸の祭りから、天の神様をまつる鏡の祭りに変わったのではないかと推測していました。
それは、宗教改革であり、同時に政権交代でもあるのです。
政権交代
そう、今の時代と驚くべき共通点があるのですよ
長くなるので、また明日にしますね