アリエスです。
いつもありがとうございます😃


野村美月さん 著
「三途の川のおらんだ書房
転生する死者とあやかしの恋」
を読みました❗️

“この世とあの世の境目にある、
死者のための書店”

このフレーズに惹かれて
読み始めたシリーズ2作目です。


 
1作目の感想はこちら↓



人は死後、三途の川をわたる前に
何かひとつ買い物ができるらしく、

このおらんだ書房では、
「人生最後にして最上の一冊」を
選んでくれる…。


自分だったらどんな本が良いのか
おのずと考えてしまいます📙✨



今回の主人公の1人は、
失うのがこわくて
すべてを捨て続けたミニマリスト。

自分の感情をマヒさせていたため
本当に欲しいものがわからなくなっていましたが、

妖しげな店主が選んだ一冊で
自分が大切にしていたことを思いだし、
穏やかにほほえみながら
あの世へ旅立てたのでした。。。



感情を無視して
日々のやるべきことだけを
機械的にこなして生きることの怖さ。

まして、
「死」はいつ来るかわからない。
自分の状況に関係なく
突然やってくるのなら、

いつか、ではなく
「今の自分」が本当にしたいことを
スルーしてはいけないと
肝に銘じました💡



おらんだ書房の店主が選んだ一冊で死者たちが安心して穏やかに
あの世へ旅立っていくのは、

今世、自分が生まれてきた意味、
いちばん大切にしていたものを

思い出すことができたせいなのかもしれません。


結局、
自分がしたいように生きること。

この本では
死んでいてもそれができると
教えてくれます。


「死」を意識するからこそ、
“今を生きる自分”に
焦点が自然と当たるように
感じました。



さまざまな死者の
死にざまから生きざまを通じて

その人生の影だけでなく
光の部分をもすくいとって

光だけの生もないし
影だけの生もないことを
教えてくれて、

死者は思ってもみなかった、
光の部分を大事そうに抱えて
三途の川を下っていくのです。


私自身も一緒にホッとして、
生きてる間は ちゃんと生きようと
思わせてくれました晴れ

死んでからでもやりなおせるなら
なおさら生きている間に
自分と仲良くしますキラキラ


最後までお読みいただき
ありがとうごさいましたニコニコ🎶