ボーと別れそうになったあの日から(ブログ『ギブアップ』参照)、私はボーを責めることは少なくなった。
が、逆に自分自身を責めることが多くなっていった。
相変らずあるスウェーデン人・人々の視線への恐怖、
スウェ語を勉強するモチベーションも持てず、
義家族とのコミュニケーションもうまくできない。
仕事をすることを考えると動悸、息切れがし、脳みそがシャットダウンしてしまう…。
私はなんて弱くてダメな人間なのだろう。
何をするでもない日々を送り、私は自分の存在意義がわからなくなった。
何の為に生まれ、何のために生きているのか。
ただただ息をしているだけのこの現状が惨めでしょうがなかった。
「生きてる意味がわからない」
「なんで自分はこんなに弱いんだろう」
「仕事もできない、勉強もできない、なんで自分はこんなにダメな人間なんだろう」
「自分がすごく惨め」
「Fxxk my life!!]
なんていう泣き言をよく言ってしまったものだった。
終いには、
「こんな人生、早く終わりにしたい…。」
とまで言うように
ボーはそのたびに、
「そんなこと言わないで。
ろびまろがいなくなったら僕は悲しいよ。」
と言ってくれていたのだが、
その言葉も胸の中にスッと入ってこなかった私。
ただ、家族のことを想うと、
きっと悲しむよな…、
なんて思ったりして、また気持ちを持ちなおそうとするのだが、
しばらくするとまた落ち込んで、自分自身を責め泣き言を言ってしまう…の繰り返しだった。
ある日、またいつものように弱音を吐いていると、ボーが言った。
「ろびまろがいなくなったら僕は悲しい。
でもこの際僕のことはどうでもいい。
ろびまろ、自分の家族のことを考えて。
ろびまろがいなくなったら、ろびまろのご家族はすごくすごく悲しむよ。」
ボーの顔を見ると、目に涙をためていた。
ボーを責めなければ傷つけずに済むと思っていた。
しかしそれは間違いだった。
自分を責めても、またボーを傷つけてしまっていたのだ。
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日本にいたころは、一人映画や一人ショッピングをするのも大好きだったし、
家族や友人とおちゃらけたりして、笑うことも大好きでした。
人見知りと言っていますが、初対面の方と会うのが緊張するだけで、
今までの仕事は全て接客業だったので、
人と関わることが嫌いなわけではありませんでした。
それがこっちに来てからというもの、生活は一変し、そして私自身も180度変わってしまいました。
臆病になり、笑うことも少なくなり、そして人との関わりを避け続けました。
そんな自分が惨めでしょうがなくて、
でもどうしても変わることができなくて、
どうしたら変われるのかもわからなくて…。
ただ息をしているだけの毎日に、自分の存在意義がわからなくなりました。
自分なんて、いてもいなくても一緒。
誰も困る人なんていない。
私がこんなことを言うことで、ボーにも罪悪感を抱かせてしまったことに、当時の私は気づいていませんでした。
そして自分も辛いのに、私の家族のことを考えてくれたボー。
私はこの時初めて、彼をまた苦しめていることに気付いたのでした。
彼は言いました。
「ろびまろにそう思わせてしまったのは全て僕の責任。
ごめんね、ろびまろ…。」
あぁ、自分を責めることで、またボーを責めてしまっていたなんて…
しかし私も心のはけ口がどこかに欲しくて、それからもちょこちょこ弱音を吐き続けました。
ただ、
「こんな人生、早く終わりにしたい!!」
なんて言う事はなくなりました。
ボーも私の家族も悲しむものね。
また、前置きとして、
「ボーちゃんを責めてるわけじゃないから。
ただちょっと吐き出したいだけだから」
と言うようになったりしたのがその後の変化でしょうか。
本当は弱音を言わないのがベストなんですけどね
でも、私もそんなに強い人間ではないし、
日本の家族にこんなことを言ったらすごく心配させてしまうし、
ここでの生活の殆どの話し相手がボーなので、たまに心の声を聞いてもらっていました。
今は自分の存在意義とかは考えなくなりましたが、
将来のこととか考えると不安になりますし、
また、たま~にどうしようもなくホームシックになることもあるので、
そういう時の心のはけ口になってくれています。
そんな私を何も言わずに抱きしめてくれて、弱音を受け止めてくれるボー。
たまに、
「そんな想いさせてごめんね。」
と謝ることも。
「いや、私こそこんなこと言ってごめん。
ボーちゃんを悲しませてしまうってわかってるのに、でも心の中に溜め込むことができなくて」
と言うと、
「言ってくれていいんだよ!これからもそういう事は溜め込まずに言ってほしいよ!!
僕は大丈夫だから、気にせずこれからも吐き出してね」
と言ってくれます。
あんたは仏かい?
そんな仏のボーちゃんに、私は今も日々支えられています
さて、移住当初の私シリーズですが、
おそらくあと3回くらいで終れるかと…。
在住5年記念日までには書き終われそうです
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先週の木曜日はスウェーデンは祝日。
ボーは金曜日に休みを取って4連休でした。
とっても天気が良く、20度超えの夏日な週末でした
まずはいつもの公園でお散歩。
その公園にあるカフェに在住5年で初めて入った私達。
サンドイッチとワッフルを二人でシェア。
かなりボリュームがあって食べごたえ抜群のチキンサンド!
味もバジルの風味が効いててとっても美味しかったです
スウェーデンワッフルは平べったいのが特徴。
生クリームとストロベリーやブルーベリーのジャムでいただくのがスウェーデン流です。
私はスウェーデンのワッフルはそこまで好きではないのだけど、
このワッフルはサクッとしていて、いつも食べるワッフルよりは美味しかったです。
お母さん鳥と赤ちゃんが固まってお昼寝中。
癒される~♡
プカプカと漂ってる姿もまたたまりません
鴨の親子も仲良く日光浴中。
おそらくキツツキの巣↓。
そこから赤ちゃんの泣き声がピーピー聞こえてきました