スウェーデン移住から1年ほどが経過した。
毎日のように泣いていたが、徐々に泣かない日も増えてきた。
しかし相変らず、私は視線恐怖症で、仕事のことも考えられず、
毎日モヤモヤしながら生活していた。
そして急に人生が不安になり、ゴジラのように泣きわめくこともあった。
やっぱり、この国で住み続ける自信がないな…。
ある日私はボーにこんなことを切り出した。
ボーは言った。
バッサリ斬る
食い下がる私。
ここで説明すると、
ボーは私とオーストラリアで出会う前、元カノと一緒にオーストラリアへ渡っていた。
彼女はスウェーデン人の父とオーストラリア人の母を持つハーフで、
幼いころに両親が離婚し、母はオーストラリアへ帰国。
彼女は父と共にスウェーデンで育った。
そして大人になり、ボーと付き合って2年が経った頃、
彼女はオーストラリアへ移り住むことに決めたのだった。
ボーも移住覚悟で彼女とオーストラリアへ渡ったが、
結局、二人は別々の道を歩むこととなった。
その半年後に私と出会い、そして今に至るのである。
そんな過去を私は知ってるので、
元カノの時は彼女と一緒になるためにオーストラリアへ渡ったのに、なんで?
と納得がいかなかったのである。
そんな私にボーは言った。
再びバッサリ斬る
それでも私は引きさがらない。
な、何を~~~
「私だって、日本に移住するっていう選択肢があれば
バイトじゃなくてちゃんと就職してたよ!」
と言うものの、ボーは全く耳を貸さず、
「無理だよ。」
の一点張り。
でも、とにかく日本移住のことを考えてくれないか、と頼んだが、
「考えてはあげられるけど、約束はできない。」
と現実的な発言。
ここで、
「そうだね、ちょっとそういう道も考えていこう。」
とだけ言ってくれれば、私の気はおさまるのに
「約束できないことは約束しない。」
それがボーのモットーなのである。
この現実主義者め…
どんなに言っても、無理、とか、約束できない、の一点張りなので、
これはもうダメだと諦めた私は、
と第三国への移住を提案した。
ボーは言った。
バッサ~斬
なんで?と問う私に、
単純な理由。
しかし私もまた諦めない。
何その比較
そんなこと言ったらあんた、
このアパートからあんたの実家までバスで50分、
ヨーテボリから日本まで飛行機で14時間ですけど…?
でもね、家族と離れて寂しい気持ちは痛いほどよくわかっているのは私。
確かに30時間は離れすぎているかも。
「じゃあ、イギリスとかは?
スウェーデンまでは6時間くらいだし…。」
と提案すると、
「まぁ、イギリスなら考えられるかな。
ただ、移住費用が必要だから、今すぐとはいかないよ!」
だとさ
いちいち現実的ね。
そして日本までのフライトはその2倍以上の時間がかかるけどね
でも、英語圏に住めるのならいいや、
そう言い聞かせ、話し合いは終わった。
が、私の心にはモヤモヤが少し残ったままだった。
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第三国の移住の話が出たこともありますが、
実際問題、オーストラリアだってイギリスだって、ビザを取るのは大変でしょうし、
そこでの生活だって決して楽なものではないでしょう。
お金だってどんだけかかるかはわかりませんしね。
でもその当時の私は、毎日がしんどくて辛くて、とにかくスウェーデンから出たかったんです。
英語圏であれば、ある程度コミュニケーションは取れるし、
興味のある言語でもあるし、バイトもできるだろうと…。
ただボーの、オーストラリアへ移住したくない理由が、
スウェーデンとの距離が離れすぎてる、というのには、今でもなんとも言えない気持ちになります。
若さゆえの行動だったとしても、元カノの時はそれでもいいからオーストラリアに移住しようと思ったんでしょうし、
むしろ、家族と会えない私を目の前に、よくそんなことが言えたな~って
ただ、飛行時間のことを考えたらフェアではないのかな、と思って、
じゃあイギリスは?と提案したんですけどね。
ただ、本音はやはり日本に移住したかったです(というか今もしたいですが)。
それを、無理、と言われたのにはショックでしたね。
元カノの時は一緒になるため、移住覚悟でオーストラリアへ渡ったのに、
なんで私の時はそう思ってくれないの?
頑張ろうとしてくれないの?
って。
ボーが言ってる職の不安も勿論わかります。
だって、私もそんな不安を抱えて、ここスウェーデンに移住してきたんですから。
でも、ボーと一緒になるために、とにかく移住してみよう、
仕事もすぐに見つかるかもしれない、そう気持ちを奮い立たせてやってきました。
それなのに、ボーはトライしてもいないのに最初から諦めていて、
更には、私にはボーを養うのは無理、とも言われ、
もう本当に悔しかったです。
私だって、ボーを支えるために頑張って就活して仕事頑張るのに!!
なんて思ったりして。
実際、大変だと思いますけどね。
ただ、そう言い切られちゃったのが悔しくて悲しかったんですね
「とりあえずこういう仕事もあるから。」
と日本で比較的探しやすい職の情報をボーに提供するも、
「それは僕のしたいことじゃないから。」
とボーは言ってました。
しかし、今の私にボーは言うのです。
「とりあえず、お掃除やスーパーの品出しとかのお仕事もあるし。」
と。
それだって、私がしたい仕事ではありません(決してその仕事を批判してるわけではありません)。
でも、もしどんなに頑張って就活しても仕事が決まらなかったら、
私はお金の為に、比較的移民が就きやすい(と言われてる)お掃除の仕事やスーパーなどで働くと思います。
そういうことを考え始めると、なんだかな~、なんて複雑な気持ちに今もなりますね
ただ、ポジティブに考えれば、
私との将来を真剣に考えるからこそ、
日本に住もう!、なんて簡単に口に出すことはできなかったのかな…と。
(ここで頑張って働いてくれているボー、私を支えてくれているボーには勿論感謝していますよ!)
今は第三国の移住は特に考えてません。
私も気持ちが落ち着いて、物事を現実的に考えられるようになってきた今は、
英語圏への移住はやはり移住するとなるとお金もかかりますし無理です。
日本移住も、私としては未だに叶えたいことですが、
ボーに私と同じ想いをさせたくないという気持ちもあります。
ボーも家族が大好きですし、とっても仲が良いのです。
もし日本移住ができたとしても、
スウェーデンとは違い働きづめの毎日が普通な日本という国。
生活も180度ガラッと変わって、ストレスもものすごいことになるでしょう。
家族にも会えず、孤独に耐えるボーの姿を想像すると、
こんな想いをするのは私だけでいいかな、とも思うのです。
ただ、いつの日か、日本に帰って家族のそばにいたいな、
と夢見るという、なんとも矛盾した私の心なのでした
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昨日はレッツディールのアプリで購入した、
こちらを食べてきました。
平日だったからか、人が全然いなかった笑。
クラブサンドイッチがフィッシュ&チップス、
そしてサイドメニューを以下からオーダーできるということだったけれど、
この日にオーダーできたのは、Crushed PotatoesとFrench potatoesのみと言われ、
とりあえずそれぞれひとつずつオーダー。
フィッシュ&チップス。
クラブサンドイッチ
あれ、写真とだいぶ違うけど…。
ま、いっか。
で、この一緒のお皿に盛ってあるポテトフライがサイドメニューかと思いきや、
サイドメニューとして別皿で来たと言う…
ポテトあんのに、またポテトか~い
味はまぁ美味しかったけど、絶賛するほどでもなく。
レッツディールの値段だからOKだけど、
通常価格の175SEK(約2200円)では食べないかな
ま、半額で食べれてラッキーと思おう
レストランの帰りは過去の思い出話になって、前回のブログ『ギブアップ』のことを話したのですが、
「こうだったの、覚えてる?」
とボーちゃんに聞いてみたら、
うっそ~~~ん
あんな大きな喧嘩で、私達の行く末も危うかった出来事だったのに、
全然覚えてないの~!?
嫌なことをずっと引きずってる時間がもったいない。
そう考えるボーは、気持ちの切り替えがとってもはやく、すぐに忘れます。
でも悪いことだけでなく、良いことも、そして重要なことも忘れるので、
たまに喧嘩にもなります。
が、忘れんボーのおかげで私は救われてることも多いのだな、とこの時思ったのでした