新婚旅行5~ゴキ現る~ | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

※今日は題名からわかる通り、ゴキのお話です。
苦手な方はスルーをしてください。


1日目の夜、シャワーを浴び終わり、さて戻ろうとしたとき、地面に黒い影が…。
なんだろうと思い見てみると、ゴキブリが数匹活動していた。

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オーストラリアにはゴキブリが沢山いる。
小さい物から大きい物まで、夜になると必ず出てくるので、
ワーホリ時代、ゴキブリを見ない日などはなかった、と言っても過言ではない。
泊まっていたホストファミリーの部屋には、朝起きると必ず床にゴキブリがひっくり返って死んでいた。
おそらくホストファミリーが作った毒入り団子を食べたのであろう。
ゴキブリが毎朝死んでいるのもそうだが、その大きさが半端じゃなかったので、
毎朝寝る時と起きる時が怖くてしょうがなかった。


あるバッパー(安宿のこと)では、1日にデカいゴキブリが最低でも3匹は出る部屋に泊まっていた。
あるときベッドの上で、ボーッとパソコンでドラマを見ていたときのこと。

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視界の奥に黒い物が見えた。

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ゴキがベッドの上にまで上ってきた。
ビックリしすぎて、手でゴキを払いのけたことを覚えている。


またある時、シャワーから上がってサッパリしていたときのこと。
地面に何か黒い物が見えた。

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やはりゴキがいた。
しかも今までに見たこともない大きさだ。
7~8㎝くらいはあったと思う。


しばらくの間、時が止まった私とデカゴキ。

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少しして、我に返った私は、どういうわけかコイツを仕留めようという考えになった。
トイレットペーパーを大量に取り、そーーーーっとデカゴキに近づいた。
デカゴキはジーッと動かない。

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デカゴキまで10センチと手が近づいたところで、突然デカゴキがこっちに向かって突進してきた。

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「いぃぃぃっ!」
と声にならない声を出し、
「ギャーーーーー!
やだ、このやろ、○ね~~~~~!!」
と叫びながらティッシュでゴキをバシバシ叩いた。

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デカゴキは倒れた。
まだ少し意識はあったデカゴキをすかさずティッシュにくるみ、
その後ビニール袋に入れ、空気をなくして封をした。
部屋のゴミ箱に捨てるのは嫌だったので、
少し歩いた場所にある共同のゴミ箱に捨てた。
今考えるとよくあんなことができたな、と思うが、
あの時は、あのまま放置すると次にいつまた出てくるかわからない、
デカゴキに脅える日々を過ごすなんて絶対嫌だ、と必死に闘ったのであった。
部屋を替えたいと受付に言ったが、
「OK」
と言われるだけで、部屋を替えてもらえず、そのまま2ヵ月間ゴキ部屋で過ごしたのであった。


そんなこともあったな~、
懐かしいな~、
とゴキブリを見ながら思い出に浸っていた私。
デカいゴキブリを見て、
あぁ、私はオーストラリアにいるんだ!!
という実感が更に湧き、テンションが上がるのであった。

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