春の訪れ | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

昨日、スーパーへ買い物へ行く途中のこと。
相方が急に立ち止まった。
「ろびまろ、見て!ハリネズミ!」

ハリネズミ!?

何言っちゃってんだこいつは(;´Д`)ノ
と思い、相方の視線の先へ目を向けると、

ハリネズミ!!三( ゚Д゚)!!

まだ小さいハリネズミ。
赤ちゃんでもないが、大人でもない。
相方曰く人間で言えば、10代中ごろらへんじゃないか、とのこと。
カメラを向けても近づいても、逃げるそぶりもない。
心配になり、相方に、
「大丈夫かな?ケガとかしてないよね?」
と聞いた。
相方は、
「大丈夫だよ。彼らは防衛の為に逃げるというより丸まるんだよ。ほら、こんなふうに触ると、丸く・・・」

ならね~~~~~!!


「え!?丸くならないけど、本当大丈夫なの!?」
と私。
「大丈夫大丈夫。近くに巣があるだろうから、後々自分から戻ってくよ。」
と相方。


相方曰く、ハリネズミは冬の間は積もった落ち葉の下で冬眠するらしい。
そして春になると出てくるので、
ハリネズミ発見=春到来!
という合図らしい。
気温はまだまだ10度未満であるのだが・・・。


そしてまたこの時期、ハリネズミが車にひかれてしまう事故も頻繁に起こるとのこと。
オーストラリアではカンガルーが日常的にひかれていたが、
ここスウェーデンはハリネズミ。
この小さいハリネズミがいた場所は住宅街で、車もよく通る場所。
心配ではあったが、野生動物のため下手に手出しはできない。
私たちはそのままスーパーへと出かけた。
買い物を終え、帰る途中、ハリネズミがいた場所に目をやると、
そこにはあのハリネズミはいなかった。
心配になり、周りの道路も見てみたが、何もなくホッと一安心。


小さな小さなハリネズミ。
あの小さな体で、私たちに春の到来を告げてくれた。
無事にあの子が巣に戻れていることを願う。

<相方のハリネズミ豆知識>
ハリネズミの主食は土。
そして時々昆虫。
(合っているかは定かではない。)