奇が常となるならば、後の現(うつつ)もまた奇なり(株式研究掲示板3月7日引け後投稿) | 杉本晃志郎のへろへろブログ(復活編)

奇が常となるならば、後の現(うつつ)もまた奇なり(株式研究掲示板3月7日引け後投稿)

 お疲れ様です、杉本です。
 本日のフォンツHD、
 前場早々のストップ高張り付き
 おめでとうございます。

 壮絶な信用残の減少から、
 「あわよくば・・・」と、思ってはいましたが、
 まさに夢が現実となった瞬間でした。

 時間にすれば数分とはいえ、
 一度、下に振り、弱気を落とし、
 それなりに商いをこなしてから
 ストップに張り付いているのも非常に良い感じです。

 草笛さんの高橋カーテンウォールに
 値上がり率では負けてしまいましたが、
 そこはやはり先輩を立てるべきでしょう。

 一時は全市場でこの二銘柄しかストップ高がなく
 『NY暴落、なにするものぞ!』という、株研参加者の
 心意気をまざまざと見せ付けられました。

 前日の宮地につづいての大ヒットで、
 格の違いを見せ付けられた気持ちでおります。

 しかし、それにしても今日のフォンツ、
 寄付きからわずか50分足らずの完売御礼には
 推奨している僕自身が驚きました。

 寄付きから860円高。
 ストップにあった1000株以上の売り板は、
 買いの勢いを見て次から次に逃げ出す始末。
 本日のVWAPはなんと6863円。
 ほとんどがストップ周辺の商いで
 6000円処で買い増しを考えていらっしゃった方に
 してみればクレームものです。

 せめて数だけでも揃えていただこうと
 「ストップ高では売ってもいいですよ」と
 異例の書き込みまで行いましたが、
 売り物はたいして出てきませんでした。

 本日買い増しを考えられていた方々には
 本当にお詫びの言葉もありません。

 なにはともあれ、本日の高値更新で、
 金曜日のホルダーは全員含み益となり、
 ますます売り物は少なくなることが予想されます。

 さて、ここから先の展開ですが、
 チャートをごらんいただければ一目瞭然のように
 8000処までほとんど節がありません。

 また、8000円台で買った人たちが3765円までの
 4ヶ月にわたる下げ相場に耐えて、今日まで引かれ玉を
 持っていることも非常に考えづらいです。

 この掲示板に参加されている方の中には、
 昨日の6000円の蓋にまったく食いつかなかった
 人たちが、今日のストップ近辺を徹底的に買い攫って
 いたことを不思議に思う方もいるかもしれません。

 しかし、これこそが相場の醍醐味なのです。

 昨日の6000円処での躊躇はともかく、
 今日のストップ手前の徹底的な買いは決して
 おろかな欲にまみれた買いではありません

 浮動株の減少にはっきりとした裏づけが取れたこと。
 6200円、6480円という攻防の分岐点になる
 ラインを寄り付きであっさりと越えたこと。
 そして、至上最高レベルの出来高を記録して、
 一度は崩落した高値をわずか三日で奪還したこと――

 これはすべて、相場の転換点を示す重要なシグナルです。

 今日のこの高値を果敢に買いに行った人たちは、
 今日のフォンツをストップ高ではりつかせる事の
 意味を知りぬいた、相当の相場巧者たちでしょう。

 あの金曜日の歴史的商いの大陰線を
 わずか二日の調整で打ち返す足など、
 長年相場の世界を行きぬいた人たちでも
 滅多に見たことがないはずです。

 僕自身、6000円割れを拾い続ければ
 必ず道は開けるという確信こそありましたが、
 高値奪還には少なくとも1~2週はかかるだろうと、
 一度はあきらめ、掲示板から消える宣言をしました。

 しかし、その奇(滅多にないこと)は皆さんたちの力で
 現実のものとなりました。
 ならば、これから先の高値も、きっと僕たちの常識を越えた、
 想像を絶したものになるはずです。

 ここに二週間で参加したホルダーは全員含み益。
 明日、想定されれる売り物は、金曜日のすっ高値をつかんだ
 やれやれ売りのみ。

 なにもあせることはありませんが、
 もし今日明日で8000円を奪還することができれば、
 そこから10000円までは、いっそう動きが早くなると思います。

 インディーズで10万枚を売り上げ、
 武道館2daysを即日完売にするゴールデンボンバーの存在が奇跡なら、
 5000を越える信用残をわずか二週で空にする勢いの
 今回の相場も、間違いなく奇跡でしょう。

 冷静に考えれば、自分の推奨から、
 わずか6営業日でもう4割近くも株価は上がっています。
 上昇戦士さんや初恋さんの書き込みをみて仕込まれていた方なら
 既に5割を越えた人もいるでしょう。
 明日も、少なくとも寄り付きは高いはずです。

 お礼の言葉はいりません。
 この程度の利益で満足されるのであれば、
 どうぞご自由に降りられてください。

 今回の相場で得た利益で
 ゴールデンボンバーのCDを買って
 聞いてくだされば、それで結構です。

 しかし、今回のこの相場は並大抵のものではない。

 人並みの幸せをすべて犠牲にして、
 自分の人生の半分を相場に費やし、
 何度も何度も絶望の淵に追い込まれ挫折しかけた自分が、
 はっきりといえることが一つだけあります。

 それは、今回のこのフォンツの相場が間違いなく

 『相場をつかさどる何者かに愛されている』

 ということです。

 相場師の端くれとして、こんなすごい相場に
 プレイヤーの一人として参加できていること、
 その喜びで本当に胸がいっぱいです。

 この掲示板に復帰してからというもの、
 自分はろくに睡眠も取れていません。

 しかし、神経だけは異常に冴え、
 株価がどんな動きをしても狼狽することのないよう、
 何度も何度も、明日の株価の動きを頭の中で
 シミュレートしています。

 こんな気持ちになるのは、自分が一番冴えていた時期に
 手がけたエリアクエストの相場以来です。

(エリアの相場はわずか二週間で4倍になったあと、
 大株主の売りで半値になりました)

 セントラルの失敗も、昨年の疑義解消後の謎のストップ安も
 すべてこの相場を具現するためにあったのだ思えば
 すべてが納得できる……そんな気すらしています。

 「奇が常となるならば、後の現(うつつ)もまた奇なり」

 この奇跡がどこまで続くのか、僕は最後の最後まで
 見届けるつもりです。

 ゴールデンボンバーが解散でもしない限り、
 僕はこの相場から降りるつもりはありません。

 愚かな相場きちがいの戯言(たわごと)だと
 笑っていただいても結構です。

 以上