勝って兜の緒をしめよ(株式研究掲示板2月29日引け投稿) | 杉本晃志郎のへろへろブログ(復活編)

勝って兜の緒をしめよ(株式研究掲示板2月29日引け投稿)

書き込みが遅れましたが、
昨日は3350 フォンツHDストップ高引け
おめでとうございました。

皆様の献身的な努力のおかげで
無事に張り付くことができたんだと思います。
心の底から、本当に感謝いたします。

昨日は戻り高値更新後の一番大事なところでしたし、
大言を吐いた以上、場中に一度はストップをつけなきゃ
男がすたると思ってはいましたが、まったく、想像以上の展開でした。

何はともあれ、復帰初日を最高の形で終えられてよかったです。

知人のからの勧めもあり、昨年11月からの約三ヶ月間
はめ込みとけなされようと、杉本は終わったと揶揄されようと
だまってこの株を拾い続けてきました。

この忍従の三ヶ月と、
先を見通すことのできるこの掲示板の方々の
粘り強い落穂ひろいで
ただでさえ少ないフォンツの浮動株は更にからからに
なっていると思います。

前回のストップ高は『液状化』というサプライズに対する
短期筋の反応でしたが、
昨日のストップは、間違いなく、ここ数週間の
皆様の努力の賜物(たまもの)です。

ここにはエリアやマッグガーデンのように市場で
株をたたきうるアホな大株主はいません。

夢の果実であるゴールデンボンバーの勢いが
とまらない限り、
4000円台で拾われた賢明な方々がマイナスになることは、
まずありえないのではないかと思います。

こちらの常連の皆さんはすべて含み益でしょうから
下の板をつぶすような売り方さえされなければ
いつ、いくらで降りていただいてもかまいませんが、
どうか、1株でも2株でも手元に残していただいて、
夢を金に換えてゆく相場の本当の楽しさを満喫して
いただきたいと思います。

新規事業の立ち上げがありますので
数字が読めないところもありますが、
少なくともゴールデンボンバーの好調が
数字に表れてくる中間決算までの期間――

すなわち、これからの一ヶ月ちょっとが勝負です。

この会社の変貌が数字になって現れてきたときには
だたでさえ少ない、株の奪い合いになると見ています。

昨年の今頃、この株はようやく債務超過を脱したところで
まだ継続疑義がついていた状態でした。
子会社はダイキサウンドのみでしかも赤字でした。

ゴールデンボンバーはブームの兆しこそありましたが、
基本的には一発屋のイロモノの目で見られ、
世間的にはほぼ無名の存在でした。

そんな昨年でさえ、
震災後安値1875円から不死鳥のように立ち上がり、
12620円の高値をつけた事実を皆様には思い起こしていただきたい。

今ではこの会社は疑義解消はおろか、
減資により類損を一掃し、復配を狙うところまできています。

昨年までの広告代理、出版・版権事業に加え、
国からも将来性が担保された液状化対策事業と
所属アーティストとのコラボレーションが期待できる
宝飾事業を手がける子会社もスタートします。

市場環境も昨年の未曾有の大震災と円高から立ち直り、
ようやく上を向こうとしています。

どんな株でも夜明け前が一番暗い。

ほんの三年前に738円まで叩き売られた
8907フュージャースが、昨日とうとう60000円に
乗せたのをご存知の方も多いでしょう。

あの株も黒字→疑義抜け→復配→増益と
復活銘柄の王道を歩んできました。

フォンツHDも残念ながら既に夜は明けてしまいましたが、
まだせいぜい薄明といったところです。

この株の月足10年チャートをみていただければ
今回の相場が如何にいま始まったばかりか
なぜ自分が「昨年高値12620円などほんの序章に過ぎない」
と宣言したのか、容易に理解していただけると思います。

一度消えるといった者が、
一回ストップ高をつけたぐらいではしゃぎまわるのもかっこ悪いので
もうこれくらいにして、
自分の大好きな『連合艦隊解散の辞』から言葉を引いて
結びの挨拶に変えたいと思います。

皆様にもぜひ覚えておいていただきたい、名文中の名文です。

「神明は唯平素の鍛練に力め、戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、
 一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫ふ。

 古人曰く勝て兜の緒を締めよと。」