フィギュアスケート世界選手権2019、運良くチケットが取れて初日から四日間埼玉アリーナで観戦ができた。豆粒席と称される席だけど、リンクを俯瞰で見る豆粒席はスケーターのスピード、リンク使い、演技の勢いがよくわかって見やすい。滑りの美しさを見るにはとてもいい席だと思う。
観戦中、解せぬことがあったのでここにメモっておく。
テレビで見てた方々も感じたと思う。アレです。リンクに投げ込まれる黄色の熊!
黄熊界隈の見たこと、聞こえてきたこと、感じたことを書いておく。
リンクはこのようになっている。
投げ入れ可能なのはジャッジの対面側ロングサイドとジャッジの右手のショートサイドだ。
競技二日目、男子ショート。
羽生選手の演技後、投げ入れ可能なサイドからドコドコ投げ込まれる黄色のぬいぐるみ。S席扉前で演技の終了を待っていたファンが続々階段を降りてきて投げ込んで行く。切れ目無く続く。ちびっ子スケーターが回収してる上から投げ込まれる。
わたしの右手の席や斜め下の席に座っていたご婦人方は羽生選手の演技中空席になり、その後戻ってきていたので、多分投げ込みに行ったのだと思う。
まずぬいぐるみについて。
通常演技後の投げ込みはラッピングされた花束で、花びらや葉が散らないよう透明フィルムでくるまれている。
(会場内に花束販売ブースがあってそこで購入できる)
投げ込まれた黄色のぬいぐるみはラッピングされたものが少数、大多数が剥きだし!ファンにとっては羽生選手が大好きなプーさんだろうけど、リンクにとっては巨大なゴミと同じと思う。
大量のぬいぐるみは氷上に細かなほこりやゴミを持ち込んでるのではと不安になる。
花束より大きさがある分、ちびっ子スケーターがそれらを回収するには時間がかかる。
その間、次の演技者はどうしているかというとリンクインできずリンク入場ドアの前で回収待ち。
今回は直後の演技者が宇野選手だった。彼はリンクインを制止されていたように見えた。
バックステージで温めた体が冷えてしまわないか心配だ。
一緒に行った友人とわたしは眉をひそめてそれを眺めていたが、周囲から無邪気に「すごい」「黄色いねえ〜」とはしゃいでる声が聞こえた。喜んでいた。
通常の流れだと、選手は演技後にキスクラ席で得点を待つ。その間空いたリンクに次の演技者が入り、周回して体を温め氷の感触を確かめたり、ジャンプのタイミングを計る。大事な数分間だ。
羽生選手の得点が出て、宇野選手がリンクイン。間を置かずに演技が始まった。貴重な数分間を奪われてる状態で演技が始まった。
宇野選手は最初のジャンプでミスがあり本人にとっては不本意だったろう演技だったが観客はスタンディングオベーションでたたえた。
(今までわたしは素晴らしいノーミス演技にのみスタオベしてたんだけど文化が変わった?!)
わたしの周囲の羽生ファンとおぼしき方々もこぞってスタオベ。
複雑な気持ちになった。この人達は目の前で羽生ファンによるぬいぐるみの投げ込みを見、宇野選手のリンクインが出来ないのを見ていたのに笑顔でスタオベしているのだ。
ほんとに宇野選手の健闘をたたえてのスタオベなのか、まさかまさか・・・羽生選手の優勝のためにライバルを蹴落とせた喜びじゃないでしょうね?
男子ショートの黄熊が問題になったか翌日から『花束等の投げ込みはプレミアム席からに限定します』との張り紙とアナウンスがあった。


