おはようございます。

昨日は心斎橋駅周辺をモティバ285mlが入ったハイブリッド豊胸後ナースと雨の中走っていたら、道ゆく人に見られていました。ちょっと特殊な夏です。Gがかかりすぎて下の方の皮膚は伸びてつるんつるんだと説明されました。

脂肪豊胸では実現できない綺麗なお椀型の胸は本当に綺麗ですよね。

 



本日はエンブレイスの有無に関わらず、二の腕の脂肪吸引後のダウンタイム中によくある問い合わせについてまとめてます。

 




 

 

  手術当日

念願の二の腕脂肪吸引が終わって麻酔が覚めてすぐ5時間くらいは局所麻酔が効いていますので、痛みはまだありません。

じわじわと痛みが始まったら迷わず鎮痛剤をお飲みください。

体質によっては翌日まで少し麻酔の名残があって吐き気がある方もいらっしゃいますので翌日は念のためお休みの方が良いですが、翌日から問題なく働ける方も多いです。


当日は基本的にドレナージュをしている方が多いと思いますので、一晩傷口から肘に当てた吸水パッドに血液と麻酔液が排出されます。

ジャンジャン出ますので何枚も吸水パッドを取り替える夜になることでしょう。

血液が漏れたりする恐れがこの夜は特にありますので、ソファやベッドにお気をつけください。汚れてもいい服で過ごします。血生臭い匂いがしますので、家族にバレたくない方は今夜1晩は外泊をおすすめします。

 

腫れで少しつっぱりがあり、高く腕を上げにくいので前開きの服があると楽ちんです。

また、圧迫着の胸の締め付けがなかなかきついので上からブラジャーをさらにすると苦しいのでカップ付きのキャミソールやタンクトップもおすすめしています。

今夜はシャワーは禁止です。

 

当日の夜中あたりからじわじわと強い筋肉痛が始まりますので、我慢せずに鎮痛剤を飲みます。

問題なく眠れますが、寝返りを打つときに腕がイタタタとなるかもしれません。

 

  術翌日

ドレナージュした傷口の縫合のために来院していただきます。

傷口は軽く麻酔をして縫合した後、昨日の夜のように排液することなく、血の量が減ります。

2、3日はじんわり滲む方がいますので薄いガーゼを当てておきます。もし排液量が多い場合はナプキンで代用します。

排液は長い人で1週間ほど続く方もいらっしゃいますが、悪いことではありませんので不安にならなくて大丈夫です。

エンブレイスをかけた場合は翌日から3日目くらいは皮膚が少し赤く、熱感があることもありますのでタオルに巻いた氷などで優しくクーリングします。皮膚の感覚は鈍いので直接氷は当てないでください。

この時肌は通常より敏感になっていますので、お渡ししている茶テープ以外のテープ(絆創膏含む)を肌に使用してはいけません。貼ると表皮剥離してしまい消えない傷跡になるリスクがあります。

縫合した後からシャワーが可能になります。

 

 

  術後1週間

ピークの腫れや内出血は約1週間で落ち着き、痛みも強めの筋肉痛で終わることが多いので

「思ったよりダウンタイムが辛くなかった」

とおっしゃる方が多いです。

翌日から1週間は朝脇の付け根がつっぱりますので、毎朝ストレッチをして無理のない範囲で伸ばしてあげてください。

二の腕は痛いからといってじっとしているよりも、適度に伸ばしたり日常生活で動かしていた方が早くダウンタイムが終わります。この時期はマッサージやエステは不要です。入浴や運動、飲酒は避けましょう。

まだまだ太く腫れていて、細くなった実感はあまりない時期です。

1週間まではシャワー以外、着圧下着を24時間つけていただくことで止血とピッタリと皮を癒着させる効果があります。

季節によってや肌状態によっては脇や肘の関節部分に汗疹や肌荒れができて、色素沈着になってしまうことがありますのでシャワーの際によく肌を確認して荒れている部分があったらワセリンなど刺激のない保湿剤を使います。

ここで、着圧下着を正しく着用できていなくて段になってしまうと脂肪がその形のまま治ってしまうので、真っ直ぐに着圧することもポイントになります。

この時期はまだまだ皮膚表面が敏感で、感覚が鈍く、触ると他人の腕のような感覚ですが次第に改善します。

岩盤浴やエステレーザー系を受けると気づかないうちに火傷してしまいますので禁止です。

ぶつけたりすると簡単に怪我してしまうので圧迫着を着て肌を守ります。

 

どうしても肌荒れが酷かったり、変な跡がつきやすいタイプは1週間で圧迫着は卒業です。

特に問題のない人はこの後約1ヶ月間なるべく着ていられる時間は着ておきます。

 

この時期に1番気をつけてほしいことは

・段にならないようにまっすぐ着圧する。

・傷が開いていたらすぐに来院する。

 

です。

 

 

  術後1ヶ月

治りが早い人は少し細くなり始めますが、ほとんどの人が浮腫みでまだ太い1ヶ月目です。

脇の付け根を中心に拘縮が始まり、つっぱったりボコボコに見える部分が発生しますが、一時的なものでいずれ消えますので心配しなくて大丈夫です。

お風呂などで温めながら優しくほぐすようにマッサージも効果的です。利き腕の関係によっては左右差も気になるかもしれませんが、完成系ではないので気にしないで大丈夫です。

腫れている部分と、むくみが取れた部分で腕の太さはムラがありボコボコしています。特に肘上は半年までぽこっと硬いことが多いです。

 

・とにかく低刺激なクリームやワセリンで保湿をしてあげる

・傷口が色素沈着にならないように保湿、テープ保護(3ヶ月まで)、肘をつかない、日焼けをしない

を気をつけます。

既に傷口が怪しい人は、傷が綺麗に治るように私から美白のクリームを処方します。

運動制限などはありません。

 

 

  術後3ヶ月後

大体のダウンタイムが終わり、かなり細くなってきた頃です。

腕がモモンガのように弛まずピタッとした人たちは、共通して3ヶ月しっかり着圧下着を着ていた人が多かったです。

その経験からなるべく3ヶ月は着るようお勧めしています。

この時期には肘上など少し硬い部分やムラが残っている方もいらっしゃいますので、アロママッサージやインディバをしていただいても構いません。

 

まだ太い!!と再施術を希望される方はここから半年まで変化があるタイプの可能性があるのでもう少し待ちます。

 

 

  術後半年

ほとんどの方が拘縮も全て柔らかくなり、腕も細く完成系の時期です。

この頃には内部の損傷も落ち着いていますので、さらに細くしたい場合やたるみにエンブレイスをかけたい方はこの頃から再施術可能となります。

腕を後ろに引いて力を入れた時の凸凹は、筋肉によるものなので多少は仕方ありませんが凸凹のレベルがかなり大きくて恥ずかしい場合は整えることが可能です。

修正手術は基本的に同じ執刀医が保証の範囲内で行ってくれるはずですので、何か気になることがある場合はまずは執刀医を訪ねることが大切です。ただしここで注意したいのが安価なメニューであると保証の対象外になる場合がありますのでカウンセリング時点での確認も必要です。

一度脂肪吸引をしてしまうと、多額の修正代がかかってしまう場合がありますので最初の執刀医選びも大切です。

 

 

  マニアックな注意点

最後に、多くの二の腕脂肪吸引を担当しアンケートをとった結果約6割の方が術後の体重増加を自覚しています。

これには様々な理由が考えられますが、体から約400〜1000mlの脂肪がなくなり体を維持しようとする機能が働き一時的に増量しやすくなるいう説もあります。この太りやすい時期は一過性のものでいずれ治りますので術後約3ヶ月は増量に気をつけてできれば毎日体重計に乗って管理しましょう。腕が細くなって見た目はスリムですが油断による暴食も禁物です。

 

以上、時期別気になることシリーズでした。

上記以外で私が執刀してダウンタイム中に不安なことや確認したいことは24時間いつでもインスタグラムのDMから遠隔診療を承っておりますのでいつでもお気軽にお問合せくださいね。