二の腕脂肪吸引をしたいと思うとき
気がつけば8月も折り返し、そろそろ秋が本当にやってくるのか?という暑さですが、今年は皆さんどんな夏でしたか?
私は花火大会はいつも彼氏と喧嘩ばかりしていたので花火を見ると苦い思い出が蘇ります笑
花火大会は暑くて人混みで喧嘩しやすくなるので、なんでもない日に浴衣を着てビールを飲みに行くだけの穏やかなデートをしてみたいです
さて、涼しい秋冬におすすめの二の腕脂肪吸引について検討中の方に向けて解説していきます。
春夏服が店頭に並ぶ頃、欲しいと思ったデザインの服に限ってノースリーブであったり、
着たいけど二の腕の太さが気になって買えなかったり、
いつも気付けば袖付きの服で探していたり、
結婚式のドレスは必ず羽織がないと難しかったり、
二の腕の太さでファッションが制限された経験はありますか?
とっても頑張って減量しても、YouTubeで見た二の腕が痩せるトレーニングをしても
なかなか落ちない二の腕の脂肪や太さは
脂肪吸引するとあっという間に細くなります
気になるダウンタイムも工夫すると全然許容範囲内なので(個人差はありますが)
私は受けた時にこんなにすぐ細くなるならもっと早くにしてもよかったなと、
感動と驚きの気持ちでいっぱいでした。
今日はそんな二の腕の脂肪吸引について、執刀医選びや注意しなければいけないポイントについて書いていきます。
脂肪吸引はとても良い治療ですがリスクを理解することもとても大切です。
脂肪吸引のメニューについて
私の勤めるクリニックでは二の腕、肩、副乳、ブラ上下など部位によってメニューが異なります。
二の腕は更に二の腕(半周)と二の腕全周で違いがあります。
まず二の腕の振袖の脂肪を取るのが「二の腕」
次に、ニットを着た時などに横にどーんとはみだすのが「肩」
そして振袖と同時に、腕を下ろした時に脇の方にはみ出る前方の脂肪も吸引する場合は「二の腕全周」となります
組み合わせとしては「二の腕+肩」or「二の腕全周+肩」で選ばれることが多いです。
気になっている二の腕の部位によりメニューを決めますが、迷ったら「二の腕全周+肩」がおすすめです。
更にブラ上のハミ肉や副乳が気になっている方は同時に吸引することができますので、一気に上半身痩せを狙っている方にもおすすめです。
当院ではエンブレイスで皮膚の引き締めを行った後に、脂肪を柔らかく砕いて出血を少なく吸引できるパルという機械で吸引し、最後に更に4種類の特殊カニューレを使い分けて滑らかに整えていきます。
脂肪吸引は時に彫刻に例えられるように、吸引する部位よりもどう脂肪を残すかが重要であり、丁寧にデザインすると女性らしい柔らかさを残したヘルシーで色気のある二の腕を作ることができます。
二の腕脂肪吸引をするべき季節
季節を選ぶとしたら寒い季節です。
二の腕の術後はヒートテックのようなインナーの見た目をした圧迫下着を最低1週間着ていただきます。
色んな経過の方を見てきましたが、1週間以降は肌荒れや変な跡がつかなければできれば1ヶ月なるべく着ていただけると、細く細くたるみのない二の腕へ仕上がっていきます。
とはいえ最近は冷房がよくきいた部屋であれば夏でも圧迫下着を着ていても乗り越えられます(私は待てずに夏にしました)
術後の下着は止血効果と、脂肪がなくなった空洞に皮膚がピタッとくっついてたるみなく癒着させる大切な目的があります。
シャワーは翌日から可能です。圧迫下着は最低1週間毎日来ていただいて、その後は一人一人の肌状態を見てもう着なくていい人と1ヶ月なるべく着ていただく人で分かれます。ここの判断が実はとても大切です。
来院が難しい場合はお写真による遠隔診療も可能です。
傷跡のケアについて
私の手術の場合、全員嫁に行くか、細いのが嬉しくてビキニかドレスを着るであろうと勝手に予想しているので、
傷口の位置から慎重に決めます。
背中まで吸わない場合は傷は肘のシワに重なる部分のみです。
背中を吸う場合は脇の近くにも傷をつける場合もありますがデザインの時によく確認します。
肘の傷は綺麗に目立ちにくいことがほとんどです。
術後注意する点としては、傷は1週間でくっつきますが傷口の茶テープは1週間は剥がさないようにしてください。
1週間目にそっとテープを剥がした時に、傷がパックリ開いている場合はすぐに来院して傷口を縫合し直します。
肘は曲げたり伸ばしたりと運動が多い部位になりますので少しだけ傷が開きやすいリスクがあります。
その後溶ける糸が1ヶ月以内にポロッと取れていきます(抜糸なし)体質によっては一年位赤く見える方もいるので、まずは最低3ヶ月はテープ保護をして欲しいです。
このテープ保護は傷が赤く盛り上がって治ることを予防してくれて、服の摩擦による色素沈着も防いでくれます。
術後はしばらくの間、肘をつくのも傷が目立つ原因になるので注意してください。
傷が綺麗に治るように塗り薬を処方しますので1ヶ月目を目安にお気軽にお申し付け下さいませ。
ダウンタイムに備えて準備するもの
圧迫下着が意外と締め付け感があるので、ブラトップをおすすめします。
当日からしばらく前開きの服を着ると楽ちんです。血液が付着してもいい服を着てきましょう。
寝返りを打つときが少し痛みますが、約1週間強めの筋肉痛といった感じです。
ドレナージュをする場合は一晩だけ肘から血液が染み出しやすいのでベッドや家具にはタオルをかけて汚さないように工夫しましょう。
とにかく決め手はドレナージュ!!!!!
ドレナージュとは傷口から一晩血液や麻酔液が肘の吸水パッドに排液されるように工夫することで、
腫れや内出血を大幅に軽減することができます。
ドレナージュがあるのとないのではダウンタイムのの長さが雲泥の差ですので、必ずドレナージュしてもらいましょう。
術後のマッサージについて
術後1週間でピークの腫れや内出血は引いて薄い黄色になって消えていきますが、
マッサージについては初めの1ヶ月はしなくて大丈夫です。
エステのインディバに行ってもいいか?という質問の回答は「強くお勧めはしないが自己判断になる」とお答えしています。
理由としてはエステサロンによって技術のムラが激しく、むしろ腫れが悪化した。というケースもよく報告があるからです。
特に避けてほしいのは強く圧をかけて痛みを伴うインディバはすぐに中止してください。
基本的には1ヶ月目の診察のあと、優しく拘縮部分をさすったり流したりするマッサージをお勧めしています。
術後1〜3ヶ月はまだ皮膚表面が乾燥して、感覚も鈍く敏感ですので無理せずできる範囲でおすすめしています。
執刀医を選ぶときのポイント
二の腕脂肪吸引で大切だと思うのは「動画による症例美」です。
写真だと二の腕の経過は良いのか、悪いのか判断が難しく
特に腕を下ろした時の横幅は写真ではそんなに細くないようでも、実際に会うとものすごい細かったりします。
「ただ細くする」だけの脂肪吸引ではダメで、
・肌艶
・デザイン性の高さ(女性らしい柔らかさは残っているか)
・たるみへのアプローチや考え方
・ダウンタイムが軽く、日常生活に支障をきたさない工夫
・傷跡の工夫
・アフターフォローの手厚さ
がポイントになると思います。
特に最後のアフターフォローについてですが、元の太さによっては2回に分けて吸引することでやっと希望の細さになれる方もいらっしゃいます。また手術全般に言えることですが万が一トラブルが発生した場合に執刀医と連絡が取りやすく、予約もすぐに取れることも大切です。
私の予約枠は新規の数を制限して、既存の方のフォローの予約が常に取りやすいよう工夫していますのでご安心ください。
まとめ
二の腕の脂肪吸引は丁寧に行えばとてもいい治療で、満足度の高い部位です。
私自身、二の腕の脂肪吸引をする前では考えられませんが今年の夏は毎日ノースリーブワンピースを着ています。
背が高いだけでなく、二の腕の太さでいかつい印象でしたが、吸引してからは綺麗めのシルエットを楽しめるようになり体重的にはそんなに変わっていなくても痩せたねと言われるようになり嬉しくなります。
皆さんも素敵な執刀医と巡り合ってファッションを楽しめますように