週末に放送された24時間テレビの録画を繰り返し見ています。

見れば見るほど感動が深く胸を打つのは、羽生選手が決して受け身ではなく、自らこの番組に出演して伝えたいという強い意志が感じられるからです。

放送前はわざわざカナダから帰国して練習を中断してまで・・と思いました。

でもやっぱり羽生選手は最善の選択をする人でした。

仮設を訪問した事、被災者の方々の前で演技した事、喜ぶ顔を見た事、すべての経験が糧となってこれからの練習、演技にも活きてくるはずです。

昨年までは被災地でつらい表情をしていましたが、今年は前を見据えるような何か答えを見つけたような強い眼差しをしていました。

「自分が結果を残せば皆が元気になる、だから現役をがんばる。」という言葉。

後ろめたい気持ちから解放されて、やっと前を向けるようになったのかな。

本当にうれしい言葉でした。

アイスショーの演目「レクイエム」と「花になれ」は羽生選手自ら選曲したそうですね。

死者への鎮魂、そしてこれから生きていく者たちへの希望のメッセージ。

2演目だからこそお互いが引き立つ最高の演出だったと思います。

花になれの羽生選手の演技と表情は、苦しみの中にいる人を優しく希望へ導いているようで…もう思い出すだけで涙が出てきてしまいます。

24時間テレビ、ただ言われるままに出演しているとは思えません。ショーの演出はもちろんですが、武道館へ駆けつけて自分の思いを伝えたり、どこの被災地を訪問するか、アイスショーにどんな方々を招くか等、私たちの想像以上に企画・段取りに携わっているような気がしてなりません。

そして、良い結果を持ってまた来年戻ってくるのではないでしょうか。

ファンでいて本当に良かった、ますます応援したくなりました!!