「紙幣刷新

のニュースが流れています。

しかし、

そのデザインが変わってもお金はお金。

 

その本質は、変わりません。

 

現代社会では、

このお金をたくさん手に入れた人間は勝ち組といわれ、

人はお金を儲けることに、一生懸命になります。

そして、そのことによって、

経済が発展してきたのも歴史的事実です。

 

しかし、最近、

ベーシックインカム

という考え方が、おおきく取り上げられてきました。

 

これは、国が、無条件で、

国民のすべてに、生きるために

必要な最低限の生活費を支払うという制度。

 

私たちの常識をくつがえす

この制度は、大きな夢を秘めています。

 

それは、分かち合う経済の実現です。

 

遠い原始の昔、

人々は、生産物を、

共に分かち合って生きていました。

そして、そこに、戦争のない、

共に生きる喜びに満ちた社会を実現していました。

 

分かち合うとき、人間の心には共同性が生まれます。

それは、私たち現代人が忘れている、

共に生きる、深いよろこびです。

 

ベイシックインカムは、原始の社会にあった、

この深い喜びを、現代社会の中に取り戻していく

大きなきっかけになる可能性があるのです。

 

なぜなら、その本質は、

支給」ではなく「分かち合い」だからです。

 

ベイシックインカムは、その本質において

国が、国民にお金を支給する制度ではなく、

国民が、みんなで集めた税金を、

共に分かち合う制度だからです。

 

 

金の切れ目が縁の切れ目  だとか、

金に目がくらむ  とか

金に負けた  とか

金がすべて とか

 

こんな、寂しい言葉が

この世の中から消えてなくなる、

そんな日も夢ではないと思うのです。