音も楽しむ英語の多読

音も楽しむ英語の多読

楽しく英語を学びたい!
  NHK「ラジオ英会話」と「多読」、その他英語についての記録です。

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シリーズ物です。Marvin Redpost #1 Kidnapped at Birth?の第2巻です。Marvinシリーズ一覧は、こちら右矢印http://www.randomhouse.com/kids/marvinredpost/books.html
Why Pick on Me? (A Stepping Stone Book(TM))/Random House Books for Young Readers

¥331
Amazon.co.jp
YL 2.5
総語数 4,631
ページ数 64
出版社 Random House
評価 ◎
この本のあらすじ
Marvinはひょんなことからクラス全員から、からかわれてしまう。友達のNickとStuartもMarvinを避けるようになってしまいました。どうしよう!?


ことの初めは、MarvinとClarenceが"wall-ball"というゲームをしている時に起こりました。Clarenceの投げたボールがラインオーバーしたのでMarvinが指摘したのです。Clarenceは「そんなはずはない!」と言い返します。で、この場面ダウンになるのです。
"I saw it," said Marvin.
"You did not." said Clarence. "You weren't even watching. You were picking your nose!"


"You were picking your nose!"の言葉がMarvinのからかわれる原因となるのです。この言葉が鍵なんですけど、意味が分からなくてそのまま読み進めていきました。鍵となる言葉なんで何回も出てくるのです。

で、私がやっとこの言葉の意味が分かったのは次ダウンの場面です。Marvinの4歳の妹Linzyの素朴な疑問です。
"Why is it bad to pick your nose?"
" 'Cause it is!"
"Why? I've picked my nose."

「あぁ~、そうね。小学生の発想なのね^^」と思った次第です。意味が分からなくて読み進めて行って、辞書を引かなくても分かった瞬間はとても好きです。


おまけで、LinzyとMarvinとの可愛い会話ダウンです。Marvinはクラスの子達からからかわれてイライラしています。Linzyはそんなこととは知らず、「一緒に遊んで」とMarvinに声をかけます。
"Do you want to play Mammy-Daddy?" asked Linzy.
"No!" he snapped.
"I'll let you be the Daddy." said Linzy.
"No!" he shouted. "Leave me alone!"
Linzy burst into tears.
"I'm telling on you!" she bawled. "You're not my friend anymore! You're not coming to my birthday party!"
Linzy's birthday was seven months away.


最後の一文に「くすりっにひひ」となります。

それと、さらに余談ですが、この本に出てくる小学生のクラスには"class survey"という課題があるようです。子供たちが各自質問を一つ考えて、クラスの子達にその質問を聞き答えを集めて、その答えを発表するという課題のようです。日本でもあるのだろうけど、私はやった記憶が無いなぁと思いました。
これダウンは、最近ニュースに出ていた某印刷会社の話を思い出しました。ちょっとラストが切なかったです。
Chemical Secret: Stage 3: 1,000 Headwords (Oxfo.../Oxford Univ Pr (Sd)

¥540
Amazon.co.jp
多読多聴ステーションで試聴できます右矢印http://www.kikuyomu.com/bookp1.php?NUMBER_PK=11394
YL 3.2
総語数 10,000
ページ数 56
評価 ◎
この本のあらすじ
(多読多聴ステーションより引用)
妻と死別し、ふたりの子どもを養っていくために仕事を探すJohn Duncan。塗料を製造する会社で雇ってもらえることになり、暮らしも楽になった。しかし、会社が汚染物質を垂れ流していることを発見してしまい……。


ラストシーンですダウン父親はやはり父親で、子供を守りたかっただけなんだよなぁと思いました。
He had to see the baby for himself. With his bright flowers in his hand, he walked on, into the winter wind.
こちらダウンは、シリーズ物です。
生きている時代や生活環境の異なる8人の女の子それぞれについて書かれた小説です。

私が読んだのは、"1864 Meet Addy", "1944 Meet Molly", "1904 Meet Samantha"の3作品です。
そして、今回は1854年、スウェーデンからアメリカへ移住した9才の女の子の話です。
Meet Kirsten: An American Girl (American Girls .../Turtleback Books

¥1,423
Amazon.co.jp
YL 3.0~4.0
総語数 8,031
ページ数 61
出版社 The American Girls Collection
評価 ◎
この本のあらすじ
After a long, dangerous journey from Sweden, Kirsten and her family arrive at a tiny farm on the Minnesota frontier.
長い船旅の末、たどり着いた言葉も分からない国アメリカ。Kirstenのこれからの生活ははてなマーク


これダウンがKirstenの旅した航路です。SwedenからAtlantic Oceanを通り、New Yorkへ。それから、Chicago、そしてMinnesotaにあるUncle Olav's farmへ。この船旅は早い船でも到着に6週間かかったそうです。
$音も楽しむ英語の多読-201207151455000.jpg
Immigrants traveled in a lower part of the ship called "steerage".


Kirstenは友達Martaと一時別れなければならなくなりました。その時、Martaに言います。
"When you're lonely, look at the sun. Remember that we all see the same sun."
なんだか元気の出る言葉ですねニコニコ


そして、ネタバレしますが、MartaがCholeraで亡くなったときの場面ダウン
Kirsten felt Mama's arms around her, and Papa patted her shoulder. "Enough crying. Stop now, Kirsten," he said. But Mama cradled her and said softly, "Let her have her tears."

この最後の"Let her have her tears."の意味がいまいち分からないのがすごい残念ですしょぼん
9歳の少年の話です。話がなかなかよく出来ていて面白いし、英語も分かりやすく、会話も多いので勉強になります。以前に読んだ"A to Z mysteries #1"も確か同じ位の年齢の子達が登場人物ですし口語表現も多いですが、私はMarvinの方が読みやすいし面白かったですニコニコ
「自分は他の家族に似ていないから、きっとこのお金持ちの人の子なんだ」と考えて行動するMarvinに、子供の時一度は同じように考えたことがあるなぁと共感できるから面白く読めたのかな。
Kidnapped at Birth? (A Stepping Stone Book(TM))/Random House Books for Young Readers

¥331
Amazon.co.jp
YL 2.4
総語数 8,000
ページ数 68
出版社 Random House
評価 ◎
この本のあらすじ
ある日、MarvinはShampoon王が自分の息子を探していることを知る。Robert王子は9歳で赤毛で青い目らしい。Marvinと同じ!きっと僕はPrince Robertなんだ!!


Marvinの友達Nickが、クラスメートのClarenceにちょっかいを出しているのを見たMarvinが思ったことダウン
He wished Nick would quit saying things that could make Clarence mad.


ClarenceがMarvinに何かをあげようとした時のClarenceとMarvinの会話ダウン
C "Take it. You can have it."
M "No, that's okay."


MarvinがShampoon王に会おうとして、王の連絡先に電話をかけた時の受付の人との会話ダウン
受付 "How may I direct your call, please?"左矢印この「誰につなげたらいいのですか?」という言い方は、このような言い回しなんですね。是非覚えようと思った言い方です。
Marvin "I would like to speak to His Royal Highness, the King of Shampoon, please."左矢印「Shampoon王と話したいです」の丁寧な言い方ですね。
受付 "Do you go by a different name?"左矢印Marvinは名前を聞かれて"Prince Robert"だと名乗ったので、受付の人に「テレビを見た多くの人が自分こそPrince Robertだと言って電話をしてきているので、今の自分の名前を教えて」と言われたのです。


MarvinがShampoon王の本当の子供かどうかを確かめるために検査会場まで行って、電話で話した受付のJenniferに会った時の会話ダウン
M "I mean - I am delighted to make your acquaintance, Lady Jennifer, Duchess of Bathwater."
J "I'm not really a duchess, I just made that up."
It was the same musical laugh he heard over the telephone.

"duchess"は「公爵夫人」という意味だそうで、"I am delighted~"はとても丁寧な挨拶の表現なのでしょうね。
その挨拶の返しで、Jenniferが"I just made that up."(私は話をでっちあげたの。)と言っています。日本語と同じようなidiomの作りに、「おぉっ、なんか英語に親近感が沸くなぁ」と思いました。