ジャンル研究
部活もの
部活もの
女の子が何かに取り組むジャンルを、「部活もの」と名付けたい。
「はるかなレシーブ」「ゆるキャン」「つうかあ」「ステラのまほう」など。
部活じゃないが「ウマ娘」、社会人だけど「SHIROBAKO」もここに含む。
何か一つのことに取り組み、それが最優先で描かれている作品。
日常ものとは違うぞ、ということに、「ゆるキャン」「はるかなレシーブ」の二つのきらら作品で気づいた。日常ものは生活を描く。乗り越えるべき目的は提示されず、何を感じたか、がテーマとなる。
人間関係を主な対象としたら、青春ものになる。
ということで、「響けユーフォニアム」は、「部活もの」ではない。人間関係をメインに扱いすぎている。2期はさらにドラマをこねくり回し、音楽をやっていない。
「けいおん」も違うね。練習をせず、いつの間にか上手くなっている。どちらも京アニだ。Keyのエロゲー作品を手掛けていた影響だろうか?
「まんがタイムきらら」掲載作が目立つ。異性との恋愛を描かない百合的交流の中で、日常ものではなくドラマを作ろうとすると、部活に打ち込む世界になるのだろうか。
また、キャンプなど、自分たちが挑めることが題材となることも多い。挑戦の姿勢は、誰もが共感できる普遍性を持つ。同じことをやる、聖地に巡礼する、道具が特定されることで、ファンによる盛り上がりも期待できるね。
「友情」「努力」「勝利」。少年漫画的だ。
見なかった作品も例に挙げてみる。「天使の3P」は主な登場人物が幼女だったために1話で切ったのだが、「青春描写が存在せずに」「音楽に取り組もうとしていた」点には魅かれた。自分にとって、決め手となる要素なのだろう。
「アニマエール」も1話途中で切った。生徒会長のキャラクターが気に入らなかった。人物にリアルさを求めている。設定が邪魔とまで思っているかもしれない。
個々のドラマを排し、何かに挑む物語は、「シンゴジラ」もそうだった。時代の流行りだろうか。
2018年になり、「部活もの」を選ぶことが特に多くなった。作品数自体も増えているかもしれない。
流れとしては、お仕事要素を含んだ「花咲くいろは」、お仕事紹介の「まんがーる」、ハウツーに溢れたの「ヤマノススメ」、お仕事だけで構成した「SHIROBAKO」を経て、確立したのは「ばくおん」かなあ。
そしてなにより、「ゆるキャン」が、人間関係の描写のレベルを、一段階上げたのは、とても大きい。各々が、互いを尊重して、自分の好きなことを追及していけばいいんだ。