高校生のための放送部講座16(編集技術1) | 実験小屋

実験小屋

仕事で…と作ったが、色々と有効利用しよう。

なぜ編集するか

最初は、「定められた時間内に収めること」「素材を選ぶこと」で精一杯かもしれない。


余分なカットを切る
必要な物、迷うもの、捨ててもいいもの。物を表現するとき、3つ目はもちろん、2つ目も捨てること。

・ストーリーをつくる

構成力→バラバラの断片をつないで、一つのストーリーを作る才能


「必要な素材を、ただつなぐだけ」でも、もう少しうまく、或いはずっとよいものを作るには?


・ショット間に連続性を作り出す
編集はスムーズになるようにすること。観客につないでいることを意識させないこと。いたずらにショックを持ち込まない。同ポジ、同サイズの同じ被写体の画はつながない。また、イマジナリーラインを越えない。

 
 ショットの順序、連続性を緻密に構成し、ドラマティックな流れにする。

1シーンにおいて、カットの長さや力強さで、起承転結の配分が必要。起で「え、なに?」と思わせる。シーンの1割くらいで印象的なカットを。承が4割くらい、提示を説明し、見せ場も作る。転が3割くらい、展開していく山場。結が2割くらい、なるほど、で終わらせる。配分にこだわる必要はない。起結はくどくなく。


映像の「編集」でしか表現できないことを探っていこう


・テンポとリズムをつくる

軽快にしたり、カットバックを用いたり


・2つのショットの意味から新たな意味を生み出す。(スープの例)

・イメージ強調

希望の象徴の朝日、発砲の後の白コマなど


・意図的なショックを与える

「大いなる西部」の、殴り合い→大ロングショットからクロースアップにつなぐ。

「ブレードランナー」の近未来のロスのロングショットに、目のクローズアップを2度つなぐ、など。「レイダース」のイマジナリーライン越えも、ショックを与える。

「勝手にしやがれ」のジャンプカットや黒コマ。「イージーライダー」の閃光フラッシュバックなど。自然に発明するもので、いたずらに真似するものでは無い。


その他の技術

・時間の経過、省略、逆転。

柱時計の、同ポジの1時と3時をつなぐ、とかが初歩。走る列車の車輪、舞い散る日めくりカレンダーを使う。四季の風物で時間の経過を表す。FI、FO、オーバーラップなども。シャッターするものの利用。時間の逆転は、自称自体が逆転する場合(逆転撮影・編集)と、時間が過去に戻る場合(フェード、フラッシュカット、モノクロームやセピアなど)と2種類。


・空間移動、転換、同時進行

「一方…」「話変わって」など。代表がオーバーラップ。東京の彼女の顔から、パリの顔の彼にオーバーラップすれば、空間は簡単に行き来できる。ワイプも良く使われる。同時並行の場合は、カットバックが効果的


・情報を短時間で伝達する。

短い画面をつなげたり、マルチ画面を使う。