なぜ編集するか
最初は、「定められた時間内に収めること」「素材を選ぶこと」で精一杯かもしれない。
・余分なカットを切る
必要な物、迷うもの、捨ててもいいもの。物を表現するとき、3つ目はもちろん、2つ目も捨てること。
・ストーリーをつくる
構成力→バラバラの断片をつないで、一つのストーリーを作る才能
「必要な素材を、ただつなぐだけ」でも、もう少しうまく、或いはずっとよいものを作るには?
・ショット間に連続性を作り出す
編集はスムーズになるようにすること。観客につないでいることを意識させないこと。いたずらにショックを持ち込まない。同ポジ、同サイズの同じ被写体の画はつながない。また、イマジナリーラインを越えない。
ショットの順序、連続性を緻密に構成し、ドラマティックな流れにする。
1シーンにおいて、カットの長さや力強さで、起承転結の配分が必要。起で「え、なに?」と思わせる。シーンの1割くらいで印象的なカットを。承が4割くらい、提示を説明し、見せ場も作る。転が3割くらい、展開していく山場。結が2割くらい、なるほど、で終わらせる。配分にこだわる必要はない。起結はくどくなく。
映像の「編集」でしか表現できないことを探っていこう
・テンポとリズムをつくる
軽快にしたり、カットバックを用いたり
・2つのショットの意味から新たな意味を生み出す。(スープの例)
・イメージ強調
希望の象徴の朝日、発砲の後の白コマなど
・意図的なショックを与える。
「大いなる西部」の、殴り合い→大ロングショットからクロースアップにつなぐ。
「ブレードランナー」の近未来のロスのロングショットに、目のクローズアップを2度つなぐ、など。「レイダース」のイマジナリーライン越えも、ショックを与える。
「勝手にしやがれ」のジャンプカットや黒コマ。「イージーライダー」の閃光フラッシュバックなど。自然に発明するもので、いたずらに真似するものでは無い。
その他の技術
・時間の経過、省略、逆転。
柱時計の、同ポジの1時と3時をつなぐ、とかが初歩。走る列車の車輪、舞い散る日めくりカレンダーを使う。四季の風物で時間の経過を表す。FI、FO、オーバーラップなども。シャッターするものの利用。時間の逆転は、自称自体が逆転する場合(逆転撮影・編集)と、時間が過去に戻る場合(フェード、フラッシュカット、モノクロームやセピアなど)と2種類。
・空間移動、転換、同時進行。
「一方…」「話変わって」など。代表がオーバーラップ。東京の彼女の顔から、パリの顔の彼にオーバーラップすれば、空間は簡単に行き来できる。ワイプも良く使われる。同時並行の場合は、カットバックが効果的
・情報を短時間で伝達する。
短い画面をつなげたり、マルチ画面を使う。