「伊織はずっとアリちゃんのところにいたのかも知れない」
ふとそんな風に思うこの頃です。
アリちゃんが私の後を常に追いかけるようになったのは、伊織を妊娠して6ヶ月になる頃でした。
それからずっと私の後を追いかけています。
料理をする時も、トイレに行き時も、お風呂に入る時も…。
アリちゃんが私のそばにずっといてくれたから、伊織が天使になってもその悲しみを癒すことができました。
そして…。
伊織2号を妊娠してから、ほんの少しだけ変わったことがありました。
伊織にいつも一緒にお線香をあげていたのに、アリちゃんが来なくなりました。
来たとしてもすぐに違う場所へ行ってしまいます。
アリちゃんから伊織が離れたのかもしれません。
そして、こんなことも思っています。
伊織は―伊織の魂は、もしかしたら私のおなかの中に入ったのかもしれない、と。
最近、赤ちゃんの夢を全く見なくなりました。
これは主人も同じようです。
伊織であって伊織でない生命。
もし、おなかの子が男の子だったら本当に伊織が戻ってきてくれたのかもしれません。
そんな期待をもちながら、今のマタニティーライフを楽しんでいる私です。