私は、特別支援学級の担任をしています。

もう少し細かく説明すると「知的障害」がある子どもたちが在籍するクラスです。

子どもって真面目なものですが、私のクラスに在籍している子どもたちは「超真面目」なんです。

できないことでも一生懸命やろうと努力しています。

でも、それはよい教育とは言えないと思っています。

子どもたちにとってよい教育なんて、一人ひとり違うものなのです。


そんなこと、今の日本社会を見れば一目瞭然です。

レストランのメニューだって「自分に合った」ものを選択できます。

そして一人ひとりにあったサービスが現在の日本では非常に大事なんです。


それなのに、教科書さえあればどんな教育でも成立してしまう世界です。

よく「教科書を教えるのではなく、教科書で教えるものだ」と言われますが、そんな言葉はきれいごとにしか過ぎないと個人的には思っています。

しかし、今の教育現場というか学校教育法では個に応じた教育なんて難しいものです。

教師一人が30人以上の子どもたちの教育を考え、子どもの数だけの保護者との相談をし、さらには運動会や学芸会を運営していく…。

もちろん、仕事はまだあります。

そして、仕事は年々増えていっています。

さらに、正規職員よりも非常勤職員の方が昔よりも増えていっています。

そのかわり、正規職員は減っていっています。

会社で言うと正社員より派遣社員の方が増えているのです。

一人ひとりの職員はしっかりと業務をこなしていても、教育全体としてはどうなのでしょうか。



「日教組は教育のガンだ」などと発言した方もいます。

私は日教組に加入していませんが、どうしてそんなことを軽々しく言えるのか私には分かりません。

法案だけ出しておいて、あとは地方に任せきりの教育体制ってどうなのでしょうか。

せめて予算だけは出してほしいと思っています。