伊織が天使になりました。
もう1ヶ月も経ったんだなぁと思いました。
幸い、私だけ時が止まっているということはないです。
時はちゃんと進んでいます。
それでも、心の中を片づけをはじめたところです。
精神科に行った時に今までの私のことを話したら「それは正常な道のり」だと医師に言われました。
こうして心を痛めていることが正常だと言われると「あぁ、今まで泣いても苦しんでもよかったんだぁ。」とホッとします。
実は、伊織が亡くなった時、私は泣くことを我慢していました。
我慢していたというより、我慢せざるを得ませんでした。
伊織と私たち夫婦、そして両方の両親はICUにいました。
NICUではなく、ICUです。
わたしは入院している方に配慮していました
しかし、義父は、配慮できず、声をあげて泣き崩れてしまったのです。
これでは泣くに泣けないと思ったので、ずっと伊織に「ありがとう」「やっとおうちに帰れるね」と話しかけていました。
伊織が亡くなった次の日に伊織を引き取りに病院へ行きました。
その時も先ほどのメンバーで集まりました。
私は気丈に振舞うしかなく、いつもと変わらないようにしていました。
私の両親は私のことを分かっているので話しかけることすらためらっていました。
しかし、義父は私に「よかった。あなたが強い人で…。今日会って落ち込んでいたらどんな言葉をかけていいか分からなかった。」と言いました。
その時、とても切なかったんです。
何て表現してよいか分からないくらい切なかったんです。
私っていつもつらい時には外に出せないし、周りの人もなかなか気付かないんだと。
そして、知らないうちに「(私は)大丈夫な人なんだ」と勘違いされてしまっているんだと。
決してそうではないのに…。
本当は話しかけないで一人でそっとして欲しいのに…。
一人で思いっきり泣きたい…私、強いかもしれないけど、弱くなりたいときだってあるのだと。
伊織が天使になって自分で自分の見えなかったところがまた見えてきました。
伊織は天使になってもならなくても偉大な人です。