日本初の本格庭園の下に更に古い

 

奈良県にある飛鳥京跡苑池には日本初の本格庭園があるのだそうですが、最近この跡苑池の下に更に古い庭園があることがわかったんだそうです。

 

つまり、日本初の本格庭園として改修を重ねていたという重要な資料になると考えられており、過去3度にわたって改修されたということです。

 

この池は、655~661年に完成したということになっているのですが、庭園を50年の間に3度に分けて改修工事が行われていたと見られています。

 

古い庭園の外側には泥状の土がたまった石敷きを確認したということで、その上に新たに庭園を造成したのではないかとされています。

 

当時としてはかなり大掛かりな工事だったと考えられますが、飛鳥時代の本格庭園として、その後の日本の庭園の進化を考える上で非常に重要な資料となることでしょう。