忘れてもいいよ ~アルツハイマーの夫との日々~ -8ページ目

忘れてもいいよ ~アルツハイマーの夫との日々~

2004年12月に53歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫と ネコ3匹とのささやかな生活の記録です。

息子が高校生になるまで、我が家の泊りがけのレジャーは、冬はスキー(息子はスノボ)、夏は河原でバーベキューをしながら、釣りと水遊びをして温泉に泊まるのが恒例でした。


その他、トッピーの実家に帰ったりもしました。


巷はゴールデンウィークで、いろいろお出かけの予定のある人の話を聞いていて、ウチはどう過ごしていたかなぁと考えた時・・・・思い出せないのです。


食事や買い物位は行ったと思いますが、映画は春休みが多かった気がするし、遊園地や動物園のような混みそうなところはやはり別の時期にまったり行っていたと思うのです。


じゃあ、何をしていたか?



「ゴールデンウィークって、前は何していたっけ?」


「・・・・・潮干狩り」



そうでした !!


我が家のもう一つの恒例のレジャーです。


我が家の潮干狩りは、かなり、ハードです。


まず、目的地の観光協会に電話して当日の潮干狩り可能時間帯を確認し、その数時間前には到着してまだ、潮が引いていない「海」を見ながら、お弁当を食べたり、トイレに行ったりして準備しておきます。


海は、平らではないので、潮が早く引くところと、遅いところがあるので、たいてい、パンフレットなどに潮干狩りに適した時間帯と載せられているより早く、始めることができます。


我が家の標準装備は、熊手、軍手、バケツ、気温により、ビーチサンダルか長靴、帽子、タオル、おやつ用のアメやチョコ、カメラ・・・

そして、お風呂用の椅子と椅子代わりにもなるクーラーバッグを人数分。←これは、大事です。

海は座れるところがありません。長くいようと思ったら必需品です。もちろん、掘る時に、しゃがんでいるよりずっと楽です。


そして・・・これらの荷物を、スキーにも持って行くプラスチックのソリにのせて砂の上を引いて運びます。←これは楽です!おすすめです。



潮の引いている時間次第なのですが、とにかく、行ったら最後、もう潮が満ちてきて無理になるまでいます。


長いときは、多分、7~8時間は採りっぱなしです。海の中に用意されている、船のトイレに行く以外は休憩なしで、アメやチョコで飢えをしのぎ、腰の痛みに耐え、レクリエーションの範囲を超えて気分は「労働」です。(笑)


子供達も途中でカニ探しや砂で山を作ったりしながらも、結構な量を採ったものです。 かに座


帰りに計量してもらうと、オーバー分が毎回○千円です。

海水を汲んでバケツとクーラーバックの中で砂抜きをしながら、持ち帰り、手分けしてご近所や友人知人におすそわけして回り、我が家の潮干狩りは終了です。


最後に潮干狩りに行ってからもう何年経ったかなぁ?


私も子供達も休みが土日祭日関係ない仕事をしているので、ゴールデンウィークも普通になってしまいました。

今日もこれから、仕事です。


トッピーは、いい天気なので、ウォーキングに行くと言っているので、今夜のおかず用に野蒜(ノビル)を採ってきてねと頼みました 晴れ ニコニコ



トッピーは昔から近眼でしたが、ここ一年位の間で少しづつですが、「視野」が狭くなってきたような気がします。


目の前にあるものを取ってもらおうとしても、なかなか気付かなかったりします。

テレビのリモコンやつめ切り、まごの手などいつも使うものもちょっと違うところに置いてしまうと見つからなくなってしまいます。


探すのを手伝って貰うときも、どこを探したらよいか戸惑っているように思えることが増えてきました。


「トッピー、座卓の下を見てくれる?テレビの前はどう?」


のように、具体的にありそうなところを言って頼んだ方が探しやすいようです。



健康でも、人生のかなりの時間を人は物を探すことに時間を使っていると何かで読んだことがあります。



我が家も私が働き始めてからは模様替えらしいこともせず、じわじわと物も増えてきています。


トッピーはまだ、使えそうな包装紙とか空き容器とか瓶などもなんとなく取って置くタイプで 本も捨てられない人です。

私もどちらかといえば同じタイプなので、二人でこのまま「もったいない病」を放っておいたら、それこそ大変なことになります。



暑くなる前に、必要のないものを処分して、トッピー必要なものがすぐ見つかる環境を作りたいと思います。

それは、同時に私にとってもストレスの少ない環境のはずですので。


今、見渡しただけでも、使っていないものはかなりあります。それらのおかげで視野とともに部屋も狭くなっていることに気付きました(笑)



普段やりたいことがいっぱいあって、掃除はだいぶ後回しにしていましたが、今、急に、期間限定でやりたいことリストの上位に食い込んで来ました メモ アップ


夏までに結果報告をしたいと思います。楽しみになってきました OK








昨年の11月に診断書を添えて、障害年金の申請を出したきり、何の連絡も無かったのですが、


来ました!


国民年金裁定通知書なるものが。 ポスト


申請をするときに、あとで、申請が正しいか判定する人が家を訪問するようなことを言っていたように思うのですが、訪問日を通知するような、ハガキとか電話とかもなく、常にセットしてある留守電にもそれらしきメッセージが入っていたこともなく、娘も会っていません。


もちろん、トッピーも


「知らない」


ということで、、、(^_^;)



支給開始日は平成18年12月。

障害の程度は2級となっていました。


連休明けには市役所に聞きに行こうかと思っていた所なのですが、トッピーがひとりだけの日に来たのか、書類だけで通ったのか今のところ?????です。



とりあえず、予定通り?貯えの底が見えてきていたので(笑) 大変助かります。


トッピーは、書類を見て、


「年金を貰えるのは65歳からだろ?」

「障害って書いてあるぞ?」


と、やはり???だらけのようでしたので、申請を出したことや、今、働くのが難しい状況なので早く貰えるということを、説明してとりあえず、納得してもらいました。


「まだ、いつどうやって受け取れるのかわからないけど、このお金でまたトッピーに家のローンを払って貰いたいんだけどいい?」


「そうだな。ちょうどローンの分くらいあるといいな。(笑)」



そうなんです。我が家はまだ家のローンが残っているのです。幸い額は家族向けの民間アパートを借りても同じくらいかなと思える程度なのですが、私の働きでは厳しいことには変わりません。


いざとなれば、家を売って市営住宅などに申し込もうと思いますが、出来れば、トッピーの働きで買ってくれて家族の思い出も一杯詰まっているので手放したくはありません。


何より、25年間住み続け、(途中で建て直しましたが)今のトッピーが、伸び伸びと自分らしく暮らせるベースとして、この家以外は考えられません。


不必要な環境変化をしなくても良いように払えるところまでは、払おうと思っています。



今日は暖かくていい天気です。 晴れ 

とっぴーは布団を干してくれました 音譜


これから、掃除と洗濯をして、夕飯は五目寿司に決めました。割り箸 ビール






トッピーは関東、東北のエリアで営業の仕事をしていました。泊まりの出張もあり、ときには、一日の走行距離が700kmを越えることもありました。

会社で会議や事務処理をする数日だけ電車通勤で、あとは車無しでは仕事にならない生活でした。


それが、多分21世紀になってからだと思いますが、いつも行っている得意先に行こうとして、道に迷って着くのが遅くなったと言ったことがありました。


その時は、どうしたのかとは思いましたが、あまり気にはしませんでした。


そのあと、同じようなことが何度かありました。


家族で出かけるときは、相変わらずトッピーが運転していましたが、2003年頃には運転中に私に道順をよく確認するようになっていたと思います。



「次はどこを曲がるんだっけ?」


いつも、通るところや家のそばで聞くまでもないところも聞くので、時にはからかっているのだと思ったこともあります。



今なら、私におかしいと思われないように気を使って冗談のように言いながら、本気で聞いていたのだとわかります。



トッピーは2004年12月に若年性アルツハイマー型認知症と診断されて2005年からは運転を自ら辞めたことは前に書きましたが、

今でも、車の運転操作自体ができなくなった訳ではありません。

正確に言うと、一ヶ月に一回だけ、リサイクルのゴミを出すときに片道200m程の集積場まで車でゴミを運んでくれます。



トッピーの場合、一番最初に不都合が生じたのが、この「見当識障害」というものだと思います。



今なら、「症状」のひとつと捉えられますが、最初の頃は「何か変だ」と思いつつも、即病院へとはいきませんでした。

50を過ぎたばかりで、それでも何度かは脳外科でMRIを撮ったり、簡単な問診をしてもらったこともありましたが、いずれも、


「異常なし」


でした。もし、その時に医師が若年性アルツハイマーの可能性に気付いてくれたなら、もう一年早くアリセプトを処方してもらえたかもしれません。


いろいろな方の病状をインターネットなどで、伺うことができますが、本当に本当に症状は千差万別だと思います。

特に、初期は歳相応のものわすれということで、見過ごされることも多いのではないでしょうか。


少し前、トッピーの主治医に


「買い物、料理、食器洗いは相変わらず出来ていますが、食器棚にしまうときに、元の位置に戻すのはむずかしいようです。」


と、話しました。同じ皿が棚に置いてあっても、別の場所に置いてあります。

私が、直さなければ半月もすれば、新しいレイアウトになります(笑)


先生は


「う~ん、それは僕も自信ないなぁ~」 と、(笑)



もちろん、それでも困るというほどのことはないので、トッピーの好きなようにしまってくれればいいと思っています。



ただ、この前やはり、食器を元の棚に戻せないことを、若年性アルツハイマーの症状のひとつととらえておられるブログを拝見しました。(いつも、通っていますが、コメントしたことはありません。ごめんなさい (><;)



そんな日常の中の、「健常」と紙一重の「初期症状」に少しでも早く家族や医療関係者の方々が気付くことができたら、日々進んでいる新薬の恩恵を受けられる人も増えるのだろうと思います。


当事者や家族でなければ、分からないことがあります。見過ごすほうが簡単な些細な異変も、事例が増えれば的確な診断の一助になる。


我が家の出来事も一つ一つはどうでもいい些細なことですが、こうして書き残すことで何かの役になればいいなぁ~とも思います。 星







今回の旅行の移動距離は400kmでした。我が家の駐車場を出るときゼロにしておいたメーターが、帰って来てエンジンを切ろうとしたら「400.0」ジャストビックリマーク


それだけなんですが、なんだか嬉しくてトッピーにもメーターを見てもらったら


「お~、すげ~」


と、笑っていました。



トッピーは笑うのが大好きです。

おもしろいものや事を発見したときはもちろん、ちょっと、珍しいものがあったり、綺麗なものや、かわいいもの・・・・とにかく、私なら笑わないことまで、うれしそうに笑います。


家では、時々、私や娘に


「そこは、笑うところじゃないでしょ !?


と、突っ込まれることがあるくらい笑ってます。



今回のこの400kmの中も、楽しいことがいっぱいでした。



ただ、ひとつだけ、心配したことが、、、。


泊まったホテルで着替えていた時、何かの拍子で、トッピーが思い切り転んでしまいました。

脱ぎかけの衣服がひっかかって足がもつれたのかもしれません。

かなり、大きな音を立てて転んで右足の膝を強打したようでした。

しばらく、痛そうにしていたのですが、大丈夫だと言うので、朝まで様子をみることにしました。


そして、朝 晴れ 


起きて部屋のトイレに行って戻ってきて、テレビをつけてしばし見てから


「おかしいなぁ、なんか足が痛い。」


「昨日、着替えてるとき、転んだからじゃない?」


「えっ、そうだっけ?ジジくさいなぁ~」


「どう?歩ける?お医者さんに診てもらう?保険証は持ってるよ」


「いや、大丈夫だよ。」


普通なら、忘れようのない転び方をしたのですが、覚えていませんでした。

その後も、3~4回足が痛いと言うので、その度に初めて説明するように同じことを説明したら、記憶にインプットされたようで、その後は


「転んだから、足が痛いんだよな」


と、言っていました。


そのあと、様子をみていても、骨には異常なさそうなのでそのまま帰ってきました。


今回は私が転び方を見ていたので原因が分かりましたが、なんだか分からなくて痛かったらさらに不安ですよね。

トッピーは我慢強いので、これからは少しでも痛みや困っていることのサインが出ていたら、見落とさないようにしたいと思いました。


帰りは通りすがりのスーパーに寄りながら、お買い得品や缶チューハイなど色々な種類を買ったり、トイレも借りながら帰ってきました。


コンビにもいいですが、時間があれば、地方のスーパーも安くて見たことのない商品があったりしてそれなりに旅気分も味わえてオススメです コンビニ 車