「さえさん、夕飯一緒に行きませんか?」
隣の部署の佐伯が声をかけた。
「いや、今日は行くとこあるんで また今度ね
お疲れ様」
手早く荷物をまとめて北嶋紗英はエレベーターに向かった
向かう先はライブハウス。
さえ自身は弾いたりせず聴きにいくばかりだ。
いつもの地下鉄に乗り込み二つ手前で降りる。
雪がちらつく中を10分も歩いたろうか
白地に黒いギターの絵の行灯が見えてくる。
もうリハも終わってopenしたらしい。
ドアを開けるとマスターが「いらっしゃい」
「スプモーニとサモサもかな」
live料金にワンドリンクついているが食物は別だ。
サモサの分はプラスして払う。
「来てくれたんだ?」かすれた声がする。
「お疲れ様です。だってまだ今年は聴いてなかったから
今日はバンドでやるんでしょ?」
「そそ、楽しみにしといて」
ライブハウスでタバコは当たり前にあるもので吸ってもいいか、なんて誰も聞いたりしない。
それでいいとさえは思っている。
帰ったらすぐにシャワーで落とすから気にしなかった。
今日のliveは3組。
「指名なんてすごいじゃん!出来るだけ聴きに行きたいなぁ」
「ほんと?来て欲しい欲しい」
「りょーかいりょーかい」
話している間に一組目が演奏を始めていた
一組30分の持ち時間
ギターとブルースハープの音が流れる。
心地好い音にさえは包まれる。
タバコの匂いが嫌ではなくむしろ心地好く
洗うのが 落とすのがもったいないと思えた。
「じゃあ帰るわ。飲みすぎないでね」
今夜はこのタバコの香りに包まれて寝ようとさえは思った。
隣の部署の佐伯が声をかけた。
「いや、今日は行くとこあるんで また今度ね
お疲れ様」
手早く荷物をまとめて北嶋紗英はエレベーターに向かった
向かう先はライブハウス。
さえ自身は弾いたりせず聴きにいくばかりだ。
いつもの地下鉄に乗り込み二つ手前で降りる。
雪がちらつく中を10分も歩いたろうか
白地に黒いギターの絵の行灯が見えてくる。
もうリハも終わってopenしたらしい。
ドアを開けるとマスターが「いらっしゃい」
「スプモーニとサモサもかな」
live料金にワンドリンクついているが食物は別だ。
サモサの分はプラスして払う。
「来てくれたんだ?」かすれた声がする。
「お疲れ様です。だってまだ今年は聴いてなかったから
今日はバンドでやるんでしょ?」
「そそ、楽しみにしといて」
普段は二人で組んでいる高木と吉田だが今日はバックをつけると吉田のブログで見たのだ。
声をかけたのは高木だった。
こっちに座りなさいとばかりに席を空けてくれた。ありがたくそこに座り高木と話したりバックにつく廣瀬と話したりした。
高木も廣瀬もタバコをくゆらせている。
さえはタバコは吸わない。ライブハウスでタバコは当たり前にあるもので吸ってもいいか、なんて誰も聞いたりしない。
それでいいとさえは思っている。
帰ったらすぐにシャワーで落とすから気にしなかった。
今日のliveは3組。
高木達はラストだ。
「そーだ、これから毎月liveやれそうなんだけど」と高木が煙をあちらに吹きながら言った。
「結構指名いただいててさ、吉田の仕事見ながら出来るとこやる感じかな。」「指名なんてすごいじゃん!出来るだけ聴きに行きたいなぁ」
「ほんと?来て欲しい欲しい」
大柄な高木が子供みたいに喜ぶ。
「次は3月と、でも4月のほうがいいかな、日程あとで教えるよ」「うん、3月はちょい無理だな。早めに決まったら行けるから決まったら早く教えてほしいな」
「りょーかいりょーかい」
話している間に一組目が演奏を始めていた
一組30分の持ち時間
あっというまに高木と吉田の出番にな
りギターとブルースハープの音が流れる。
心地好い音にさえは包まれる。
タバコの匂いが嫌ではなくむしろ心地好く
洗うのが 落とすのがもったいないと思えた。
高木達が唄い終わり またタバコを吸いながら話をし酒を飲んだ。
「じゃあ帰るわ。飲みすぎないでね」
さえは高木に手を振り帰り道についた。
今夜はこのタバコの香りに包まれて寝ようとさえは思った。