このレンズ、”新しく購入しました!” という展開なら良かったんですが、
壊れちゃったんです。
AFが定まらなくなり、いつまでも動き続けるようになりました。
たまに止まってもピンボケ状態。マニュアルでなら問題ないのですが、
静態ならともかく、動態を撮るのは私の技術では無理。
もともと中古で買ったので長持ちしてくれたのかもしれませんが、残念です(涙)
さて、気を取り直して、前回の巡検の続きを。
前回、スカフィテスの石を拾ったところで終わりました。
この石は、途中までクリーニングしたのですが、嬉しい誤算が!
このスカフィ自体、真鍮色で、マルッとした良い標本なんですが、
近くにメタプラのような細いアンモが縦に入っておりまして、
こりゃなんじゃ? と掘り進めてみると・・・
写真ではわかり難いのですが、コリグノニ系のアンモが出てきました!!
かの地のコニアシアンでは、幾つか得ていますが、どれも保存は最悪。
今回のは小さいものの、ヘソまでありそうな感じ。嬉しいですね~。
と、ここで同好の方と遭遇。名古屋から来られた学校の先生です。
で、川底の地層を掘っている理由は・・・
虹色のメソプゾシア・ユウバレンシスが!
私も掘り出すのを手伝ったんですが、悪い予感が的中しまして
砂岩のもろい母岩に入っていたため、壊れてしまいました。う~ん残念。
代わりにといってはなんですが
ちょっと写真ではわかり難いのですが
砂質ノジュールに入った、大きなG・デンセです。
圧迫されて薄くなり、スレて欠損していますが、たぶん15cmオーバーのデンセで
ヘソもしっかりしている雰囲気。
最初は薄くてかなり大きかったので、ついにペロニ発見か!!
と期待したんですが、デンセでした。
このデンセをプレゼントしました。可愛がってもらってね~。
さて、私も自分の巡検に戻ります。
今日はノジュールがありますね。
見つけたノジュールを叩き割ると、7~8cmの見事なデンセが現われました。
この石も先生にプレゼントしようかな、と思いながら
石を観察していると、赤丸部分に異常巻が。
殻は融けていますが、突起痕があります。う~ん、これはキープですね。
お次のノジュールからは、スカフィテスが出ました。写真では見えませんね(笑)
持ち帰ってクリーニングしていたら、この石からもトゲトゲ異常巻の欠片が出てきまし。
今日はツイていますね!
そして次の石からはコスマチセラスが!
今日は最高!っと思っていたら、空が暗くなり、涼しい風が吹いてきました。
・・・これって雷雨がくるな! 素人でもハッキリ判るくらい空模様が変わっていきます。
後ろ髪を引かれつつ、林道に上がった途端
正にバケツをひっくり返したような豪雨が!
ずぶぬれになりながら帰路に着きます。
が、こんなに石が採れることなんて、ほとんどありません。
あきらめきれずに、途中の小沢を覗くと
石の表面に薄っすらとしか保存されていませんが、
突起を持つ大型の異常巻きの欠片が!
更に探したくなりましたが、ついに雷が鳴り始め増水してきたため帰りました。
成果は沢山あっただけに、喜びつつもちょっと残念な巡検でした。
ではまた!