チームへの公開 | 悪態のプログラマ

悪態のプログラマ

とある職業プログラマの悪態を綴る。
入門書が書かないプログラミングのための知識、会社の研修が教えないシステム開発業界の裏話は、新人プログラマや、これからプログラマを目指す人たちへのメッセージでもある。

複数のプログラマが参加するプロジェクトでは、1つのソースファイルを同時に別のプログラマが編集してしまう可能性がある。これを避けるため、ソース管理用のサーバを設置するのが普通である(※1)。

このサーバには、プロジェクトで開発しているソースコードなどのファイルを全て登録しておく。サーバは、どのプログラマが、どのファイルを編集しているかということを管理し、衝突を防ぐのである(※2)。

このような仕組みを使うということは、プロジェクトに参加しているプログラマ全員が、サーバからソースコードを取得して、自分のコンピュータでコンパイルし、実行させるということである。


システムの開発中、ソース管理サーバから、最新のファイルを取得してくると、コンパイルエラーが発生して、仕事にならなくなってしまった、という経験はないだろうか?

特に、外注プログラマを大量投入したようなプロジェクトでは、プログラミングの開始時に、こういったことがよく起こる。中には、多人数での開発経験がない人も混じっているのだろう。

しかし、そんなことは、言われなくても分かっていてほしいのだ。

コンパイルが通らないということ自体よりも、「自分の書いたコードは他の人も使う」という認識がないことが問題である。

ソースをサーバに登録するということは、開発チームに向けて公開するということである。作成途中だろうがなんだろうが、最低限コンパイルが通る状態にすること、実行させてもエラーが起きにくい状態にしておくことがマナーであろう。





※1
有名なところでは、CVS とか、Visual Source Safe といったものがある。

※2
1つのファイルを同時に1人しか編集できなくする方法もあるし、複数の人の編集を許可しておいて、後から編集内容を合成させるような方法もある。



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