とにかく、海ちゃんのママは、夏くんのことを素直に話していたのだなぁ~嫌いになったわけでも無くて、自分自身の病気と妊娠。悩んだ結果、出産を選んだのだろう。夏くんに迷惑をかけないようにと考えた結果、夏くんから離れて、実家で産んで育てることだったのかも知れない。まわりの人の優しさに包まれて育った、海ちゃんは大人の気持ちも理解できる、女の子になっていた。夏くんの元カノと友だちになったり、ママの職場の人ともなかよしだったり、夏くんの弟の大和くんにもなついていた。いろいろあったけど、夏くんと海ちゃんは、とりあえず、2人で暮らすことになる。イルカのぬいぐるみがベッドで寝ていて、二人はベッドの下に布団をひいて寝ている。ずっと、このまま、元気で過ごしてね。いつまでも、しあわせにね。
水季さんの母親役の大竹しのぶさんの演技がすごくて、びっくり。確かに、そうなりますよねと思ってしまうシーンが多くて、納得してしまうほど。それでも、突然、妊娠した娘が帰ってきて、たぶん、病気のことも知っていたと思うけど、すべてを受け入れて、海ちゃんと夏くんを見守る姿。時々、キツいことも言ったりするけど、それを優しく受け入れる、夏くん。ひとりで観ていたら、号泣していたと思う。女性なら、必ず、いつかはおきる可能性はある。若い頃を思い出してしまった。