日本犬が好き! 今日は樺太犬のタロージローの話。


南極物語で、高倉健主演のタローとジローの話。


南極物語ラストシーン感動!高倉健タロジロ再会!




ご存知の方もいらっしゃると思いますが、Facebookで島崎さんと知り合い当時の宗谷の乗組員隊員の1人だったと言われる方に了承を得て、こちらに紹介させてもらいます。





島崎さんは当時のタロ、ジロと接するばかりか、昭和基地へ物資を運んだメンバーの1人なんです。半世紀以上前の思い出話ですがここに記録として残そうと思いました。






第4次の福島紳隊員がブリザードの中、犬や橇の確認をして帰りにロストポジションとなり殉職しました。それで第5次南極観測には基地から樺太犬を総引き上げと言う事になり宗谷に戻ってきた際、タロジロとの親交を深めた際のスナップです。





南極観測船「宗谷」生存したタロジロの実話。






第一次南極観測船として起用されたのがこの「宗谷」です、、15頭の樺太犬を連れて遠征します。


当時、南極は未開な領域でした。物資を運ぶにも雪上車ではクレバス氷の割れ目や氷の穴危険が想定されるわけで人間の感覚では事前に察知出来ない。


そこで活躍したのが犬の本能的な嗅覚や聴覚、そして肉球の感覚を頼りに犬ぞり隊を結成したのです。




第二次南極観測隊は、第一次入れ替わりで向かう途中、寒波のため凍って進めなくなり撤収することとなります。


直ぐに入れ替わりで第二次観測隊が入る予定だったので15頭の犬たちは置き去りにされてしまったのです。




1年後、第三次観測隊ヘリで上空から2頭の生存している犬を発見しました。それがタロジロだったのです。




タロジロが生き延びたのは恐らくリダー的だった、リキと言う犬のおかげではないかと言われています。リキは嗅覚云々より方向感覚に優れた犬で、昭和基地周辺の100周囲に食糧等置いてある場所を知っていたのです。その頃若犬のタロジロは教えてもらったのでしょう。


残念ながら、リキは7歳だったか、樺太犬のその頃の寿命が7歳だったこともあり、天命を全うして亡くなったそうです。





確かに繋がれたまま死んでしまった犬もいただろうし、リキとは違う方向へ方々散らばってしまった犬たちは皆、行方不明となってしまったようです。


タロジロは引き続き、第4次観測隊め活躍して次の年までに、ジロは腸炎のため南極で死んでしまったそうです。

第5次観測隊撤収の際、唯一タローだけ日本に帰ったそうです。