マドラスのネクタイには思い出がある。画像のものは数年前VANが製作したマドラスと45年ほど前のもの。

僕が若き頃、VANショップの面接試験の時一本のネクタイを出され、これはなんという生地がわかるかね。

ハイ!マドラスです。と答えたら、ほぉ~わかるのかね。笑

 ではこちらのものはわかるかね。それはクレイジーパッチマドラスだった。そう答えると また、ほぉ~僕にとってはなにを驚いているのかがわからなかった。

それだけで面接合格だった。あははは…何年か前に珍しくVANがマドラスのネクタイを作った。下の画像の上に載ってる2本がそうだ。ブルー系と赤系のもの2本 その下にある4本は VANのものではなく、ストーンの物、クリムソンのマドラスのネクタイ 本数が少ないので直ぐに売れちゃうかもですね。

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マドラスのネクタイ ん?どうやってコーディネートするんだ? ってね。

そりゃホワイトのオックスフォードが望ましい。昔のメンクラなんかだとウールのブレザーよりも夏の風物詩的なシアサッカーとか、オックスフォード、コットンや麻のジャケットなんかが多かったよね。

これが本当のクールビズなんだと思う。自分自身は暑くたって 周りは爽やかな気持ちになること間違いない。本来クールビズとは素材の選び方で室温は下がるのだ。

形状記憶シャツとか速乾性ポリエステルなんてダメです。何か世間は勘違いしてるんじゃないかしら。不衛生で熱も篭るのだから室温があがる。わかってんのかなぁといつも思う。シワにはなるけど天然素材が一番なのだ。

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45年前の物でも全然色褪せていないし、なにも変わってない。インドはマドラス地方の植物油 つまり草木染めマドラスのネクタイ。昔からなにも変わってない。本場のマドラスなんですね。

伝統文化なのです。最初は英国人が紅茶と代わりにせっせと輸入した。

それを英国…観光旅行に来た東部のアメリカの学生たちがアメリ本土に持ち帰り、アイビーリーグ、プレップスクールで流行らせたのが最初なんだよね~

トラデイッショナルの素敵なところなのです。